劇場版「メイドインアビス」-深き魂の黎明-とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『劇場版「メイドインアビス」-深き魂の黎明-』とは、2020年公開のアニメ映画で、つくしあきひと原作のファンタジー漫画『メイドインアビス』の完全新作劇場版タイトル。テレビアニメ1期の続編について描いた内容となっており、ストーリーは原作における4~5巻の箇所に該当する。「アビス」と呼ばれる大穴を探索する主人公の少女・リコとその仲間達が戦いを通して成長していく姿を、映画ならではのスケールで纏め上げた作品である。また、シリーズ全体を通しての特徴としてややグロテスクな描写が多く、R15指定となっている。

CV : 森川智之

トップレベルの実力を持つ白笛にして、「『黎明卿』新しきボンドルド」などの異名も持つ探窟家。
アビスの下層から上層に移動した際、肉体に生じる負荷(作品内では「呪い」という単語で表現されている)に大変強い興味を抱いている。一見柔らかな物腰だが、その実子供をアビスの謎を解明する為の道具としか考えていない残虐な面がある。かつては、ナナチもボンドルドの実験の被害に遭っていた。
普段は前線基地(イドフロント)と呼ばれる建物を住居兼「アビスの呪い」の為の研究施設としている。

プルシュカ

CV : 水瀬いのり

前線基地に住む女の子。ボンドルドの事を「パパ」と呼び、慕っている。プルシュカという名前は「夜明けの花」を意味する言葉であり、ボンドルドによって名付けられた。髪や瞳の色は生まれついてのものだが、うねるような前髪は幼い頃に受けてしまったアビスの呪いの後遺症となっている。地上に出たことが無い為、外の世界に強い憧れを抱いている。

メイニャ

CV : 原奈津子

プルシュカが飼っている生き物。幼い頃にボンドルドからプレゼントされたもので、「メヤァ」という不思議な鳴き声を発する。また、メイニャというのは簡略化したあだ名の様なものであり、正式名称はメイナストイリムである。この名には「変化の子」という意味合いがある。アビスの呪いを察知することの出来る不思議な力を持っている。

祈手(アンブラハンズ)

ボンドルドをリーダーとし、前線基地にて彼の助手を務める探窟隊の名称。一様に仮面とパワードスーツの様な衣服に身を包んでおり、性別から年齢に至るまで詳細は謎に包まれている。その実態は、ボンドルドが「精神隷属機(ゾアホリック)」というアビスから発掘された不思議な力を持つ遺物を用いて作り出した、ボンドルド自身のコピーのような存在である。ボンドルドを名乗る者が死んでも、別の祈手がその仮面を付け替えれば、前の個体の持っていた意識や記憶はそのままの形で引き継がれることとなる。

グェイラ

CV : 川田紳司

祈手の1人であり、その中では唯一名前が判明している人物。元々はプルシュカの教育係であり、彼女とも深い親交を築いていた。ボンドルドの手によって自我を失うまでは、彼の事を「旦那」と呼ぶなど、やや砕けた性格であったことが明らかとなっている。

『劇場版「メイドインアビス」-深き魂の黎明-』の用語

探窟家

リコやレグ達をはじめとする、アビス内の捜索を行う冒険家たちの総称。所持する笛の色によって探窟家としてのランク分けがされており、アビスを探窟することの出来る深度が決まっている。

鈴付き

まだアビスに潜ることを許可されていない、なりたての探窟家。

赤笛

探窟家の見習い。深界一層までの深度であれば自力における探窟を許可されている。リコは本来これに該当する。

蒼笛

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