劇場版「メイドインアビス」-深き魂の黎明-とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『劇場版「メイドインアビス」-深き魂の黎明-』とは、2020年公開のアニメ映画で、つくしあきひと原作のファンタジー漫画『メイドインアビス』の完全新作劇場版タイトル。テレビアニメ1期の続編について描いた内容となっており、ストーリーは原作における4~5巻の箇所に該当する。「アビス」と呼ばれる大穴を探索する主人公の少女・リコとその仲間達が戦いを通して成長していく姿を、映画ならではのスケールで纏め上げた作品である。また、シリーズ全体を通しての特徴としてややグロテスクな描写が多く、R15指定となっている。

一人前として認められた探窟家。深界二層までの調査が許可される。

月笛

『メイドインアビス』の作中で月笛と称されるジルオ。ベルチェロ孤児院にてリコの教師を務める。

深界四層までの探窟が可能。師範代などとも称され、他の探窟家達への指導も行う。

黒笛

通称「達人」。深界五層への探窟が可能となる。

白笛

「殲滅卿」殲滅のライザ

「不動卿」動かざるオーゼン

探窟に於ける深度制限が無くなり、他の探窟家から「伝説級英雄」として崇められる。またその中でも、特に秀でた実力を持つ最高位の者達は「奈落の星(ネザースター)」と呼ばれ、「○○卿」という二つ名が付く。判明している中では「『不動卿』動かざるオーゼン」、「『黎明卿』新しきボンドルド」、「『神秘卿』神秘のスラージョ」、「『先導卿』選ばれしワクナ」、「『殲滅卿』殲滅のライザ」がそれに該当する。また、深界への降下に使用する笛そのものの呼称のことも指す。

遺物

現人類の知識を大いに超える技術や科学によって創造された人工物。価値はものによって様々だが、探窟家たちがアビス内を探掘する際に見つけることが出来る。当然深い層に潜るほど高価値の遺物が見つかる可能性も高く、それを目当てに命を顧みず危険な冒険に挑む者も少なくない。

アビス

『メイドインアビス』の物語の舞台となる、多くを謎に包まれた縦穴。中には特殊な生態系からなる原生生物などが数多く存在している。穴の内部は深界一層・二層というように階層で隔てられており、下層から上層へ戻ろうとすると、様々な肉体的負荷が生じる。なおこれについては、アビスの中に特殊な力の流れがあることが原因であると考えられている。穴の直径は約1000メートルで、正確な深さは明らかとなっていない。原作内では第一から第七の層があることが語られており、七層より下は奈落の底だとされる。また、それぞれの階層には層の特徴にちなんだ名称が付けられている。

深界一層 : アビスの淵

深度0~1350mまでの空間がこれに該当する。中には低価値の遺物や、数千年前のものとみられる白骨死体が数多く存在している。確認されている上昇負荷は、軽いめまいや吐き気といった軽微なものである。

深界二層 : 誘いの森

深度1350~2600mの空間。層の終わりには、「『不動卿』動かざるオーゼン」の根城である建物「監視基地(シーカーキャンプ)」が存在する。二層に於ける上昇負荷は、重い吐き気や頭痛に加え、末端のしびれ。一帯の木々が逆さまに生える「逆さ森」という不思議な場所が存在し、その付近は気流や力場が少々不安定になっている。

深界三層 : 大断層

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