BUCK-TICKが厨二病すぎて痺れる！「形而上 流星」や「或いはアナーキー」など意味深なタイトルの曲ばかり!?

辞書で「形而上（けいじじょう）」の意味を調べてみると、上のような意味が出てきたのですが、これはどちらを優先しているのでしょうか。また、流星というのはスペースダスト（宇宙塵）のことですが、いわば宇宙ゴミです。ですが、地上から稀に見える流星はとても美しく、とてもただのゴミとは思えません。

1の意味をそのまま流用すると、「形而上 流星」とは、「形をもっていない宇宙塵」ということになります。一般のタイトル名なら、その意味で正解な気がしますが、BUCK-TICKのことですから、そのような単純な意味ではなさそう。では、2で「超自然的な宇宙塵」という意味はどうでしょう。両方とも超自然的な物として繋げたかもしれません。ですが、さらに深く考察するとジャケットにある手法が使われていることに気づけます。

形而上絵画「通りの神秘と憂鬱」

この絵と「形而上 流星」のジャケットを比べて見てください。

全体的に形而上絵画の影響が出ており、輪っかで遊ぶ少女が、ジャケットでは少年になっていたり、どちらにも汽車があるなど、この絵をモチーフにジャケットイメージが考えられているのはほぼ間違いないでしょう。

このようにジャケットや曲名や一つでも様々な洞察が可能であり、今の個人的な解釈が正解かどうかなんて知りません。ただ、ファンは色々想像して楽しんでるわけです。もし、知っているとしたら曲を作ったBUCK-TICKメンバーだけでしょうから。

新作アルバム「或いはアナーキー」のタイトルが神すぎる

BUCK-TICKのタイトル名は日本語の美しさを通り越して、悟りの境地に達している気がします。どのような人生を生きれば、このようなアルバム名が思いつくのか。厨二病の行き着く先なのかも。

6/4発売アルバム「或いはアナーキー」

6月4日の新作アルバム「或いはアナーキー」にも形而上 流星のメタフォームバージョン、他13曲が入っています。今井さんの格好良いギターが聞けちゃいますよ。今から発売がとても楽しみです。また、シングル&アルバムW購入ポイントラリー応募キャンペーン（初回プレス分のみ応募券封入）もありますので、これも見逃せませんね。

曲名

「或いはアナーキー」って？

新作アルバムのタイトル「或（ある）いはアナーキー」とはどういう意味なんでしょう。

まず、この「或」はものを特定しないで述べる言葉を指します。そして、アナーキーというのは、無政府・無秩序な状態であることです。そして、14曲のタイトル名を一つずつ見ていくと、確かに無秩序な曲があえて選ばれている気がします。

「サタン」は悪魔の神のことですが、悪魔が支配する世界は無秩序です。同じく、「世界は闇で満ちている」も、闇は無秩序を連想させます。

「ボードレールで眠れない」は、作家や詩人であるシャルル・ピエール・ボードレールのことでしょう。ボードレールの代表詩集は「悪の華」です。悪というのも無秩序・無政府に関連しています。では、宇宙や流星も無秩序ということなんでしょうか。「NOT FOUND」も直訳すれば、見つからないですから、無秩序ですね。

他にも、意味深な曲名はまだまだあります。

「DADA DISCO–GJTHBKHTD」の謎のアルファベットに意味があるのか。無題というタイトルに形而上、無秩序が感じられ、「世界は闇で満ちている」というタイトルはいかにもBUCK-TICKらしいです。また、「初回盤には意味深なロゴ入レッド・クロスも付いています。

様々な考察が飛び交いファンが楽しみにしている様子