Rayflower(レイフラワー)の徹底解説まとめ
Rayflowerとは、2009年に結成し、2010年5月に『裏切りのない世界まで / 蒼い糸』でメジャーデビューした、ヴィジュアル系ロックバンド。メンバーは、都啓一、Sakura、IKUO、YUKI、田澤孝介の5人である。メンバーそれぞれが数々のバンドで活動していたり、他アーティストのサポートについていたりとセッションの経験が多く、とてもテクニカルなメンバーが揃っている。田澤の透き通るような歌声と、表現豊かな楽器隊が1曲1曲の世界観を作り上げ、ファンを魅了させるバンドである。
都 啓一(みやこ けいいち)
key.担当。1971年10月6日生まれ。兵庫県伊丹市出身。妻は歌手の久宝留理子。ヴィジュアル系バンド・SOPHIAのメンバーでもある。
RayflowerとSOPHIAのリーダー。
1990年に大阪スクールオブミュージック専門学校に入学し、そこでSOPHIAのVo.松岡充と出会う。
1994年に松岡充に誘われ、一緒に上京。SOPHIAを結成し、翌年の1995年にメジャーデビューを果たした。
そして2001年、歌番組で共演した歌手の久宝留理子と結婚し、一男一女をもうける。
その後もバンドだけでなく、楽曲提供や劇中音楽の担当などの活動も積極的におこなっていた。
だが、2010年3月に都が、ろ胞性悪性リンパ腫という血液のガンを患ったことを発表。4月に中野サンプラザで行われたSOPHIAのライブを最後に病気療養のためにライブ活動を休止することを発表した。
2010年4月6日に発売された、女性週刊誌『女性自身』のインタビューによると、ガンは末期といわれているステージ4までいっており、脊髄にまで転移していたという。
そして、同年10月に回復、11月に自身のブログでガンを克服したことを発表し、翌年2011年8月に音楽活動を再開。
同年9月には、講談社より、都本人が著者として自身のガン闘病を綴った『ガンでもくじけない-誰かのために生きること-』を出版した。
復活後は、休止前と同様にバンド活動と並行して、作曲や音楽プロデュースの活動を行っている。
都は、キーボードとは思えないほど良い意味で目立ち、一曲一曲の雰囲気に合うように音色が変わるのが分かる。
だが、ギターやドラム、ボーカルなどはっきり聞こえる楽器の音をかき消すことなく、より引き立てるように綺麗に装飾されている。
そして、3歳の頃からピアノを初めていたため、指の動きが早く、心地の良い音色と素早い指の動きに、ファンは思わず釘付けである。
Rayflowerの楽曲の中で、ショルダーキーボード(略してショルキー)という、ギターのような形で、肩から下げるタイプのキーボードを利用している。
都の性格は、真面目。作曲の際もこだわりを持って作曲している。
自分がアレンジした曲を一度OKだと思うも、改めてアレンジした曲を聞き直すと「やっぱり違う風にしよう…」と思ってしまい、時間がかかってしまうことが多々あるという。
まじめが故に、自分の子供、特に長男には厳しかったようだ。
そして、都はライブをすることが好きで、スケジュールに入っている予定と予定の間に空間があると、メンバーに連絡し、「ここライブできないかな…」と相談するらしい。
こうした面からRayflowerのメンバーからは「ぶっこみ隊長」と呼ばれている。
Rayflowerのディスコグラフィー
シングル
『裏切りのない世界まで / 蒼い糸』
2010年5月26日発売。
収録曲
1. 裏切りのない世界まで(テレビアニメ『裏切りは僕の名前を知っている』オープニングテーマ)
2. 蒼い糸(テレビアニメ『裏切りは僕の名前を知っている』エンディングテーマ)
3. 裏切りのない世界まで(instrumental)
4. 蒼い糸(instrumental)
作詞作曲
1. 裏切りのない世界まで(作詞:留歌 / 作曲:都啓一)
2. 蒼い糸(作詞:留歌 / 作曲:都啓一)
作詞者である、留歌とは都啓一の妻・久宝留理子のことである。
由来は、自分の名前の「留」と、自身の職業が歌手のため、「留歌」にしたそう。
『イニシエ / 絆』
2010年8月4日発売。
通常盤
1. イニシエ(テレビアニメ『裏切りは僕の名前を知っている』オープニングテーマ)
2. 絆(テレビアニメ『裏切りは僕の名前を知っている』エンディングテーマ)
3. イニシエ(instrumental)
4. 絆(instrumental)
作詞作曲
1. イニシエ(作詞:留歌 / 作曲:都啓一)
2. 絆(作詞:田澤孝介 / 作曲:都啓一)
1stシングルの『裏切りのない世界まで / 蒼い糸』から2ndシングルの『イニシエ』までは久宝留理子が作詞していたが、田澤が「自分の気持ちを歌にのせたい」ということを都に話したことにより、「絆」から田澤が作詞をすることになった。
『U-TOPIA』
2014年8月6日発売。
通常盤
1. U-TOPIA
2. CARDIOBURN
3. U-TOPIA(instrumental)
4. CARDIOBURN(instrumental)
作詞作曲
1. U-TOPIA(作詞:田澤孝介 / 作曲:都啓一)
2. CARDIOBURN(作詞:田澤孝介 / 作曲:IKUO)
2曲目に収録されている「CARDIOBURN」は、Rayflowerで初めてIKUOが作曲した曲である。
『サバイヴノススメ』
2015年4月22日発売。
通常盤 / 初回限定盤
1. サバイヴノススメ(NHK-FM『ミュージックライン』2015年4・5月度のエンディングテーマ)
2. 哀しみのリフレイン
3. It’s a beautiful day
4. サバイヴノススメ(instrumental)
5. 哀しみのリフレイン(instrumental)
6. It's a beautiful day(instrumental)
初回限定盤DVD
1. サバイヴノススメ MV
2. オフショット映像
作詞作曲
1. サバイヴノススメ(作詞:田澤孝介 / 作曲:IKUO)
2. 哀しみのリフレイン(作詞作曲:田澤孝介)
3. It's a beautiful day(作詞:田澤孝介 / 作曲:都啓一)
Rayflowerが5周年を迎えた、一発目のシングル。
2曲目に入っている「哀しみのリフレイン」が、Rayflowerで初めて田澤が作曲した曲である。
『彩戯心』
2015年9月30日発売。
通常盤
1. 彩戯心
2. Drift Imagination
3. 彩戯心(instrumental)
4. Drift Imagination(instrumental)
初回プレス限定2大特典
1. 彩戯心オリジナルステッカー封入
2. シングル&アルバムW購入特典
作詞作曲
1. 彩戯心(作詞:松井五郎 / 作曲:都啓一)
2. Drift Imagination(作詞:田澤孝介 / 作曲:都啓一)
初の松井五郎を作詞に迎え、5周年第2段のシングルをリリース。
『Bloom Moment』
2017年7月19日発売。
通常盤
1. Bloom Moment
2. Prisoner of evolution
3. Bloom Moment(instrumental)
4. Prisoner of evolution(instrumental)
初回プレス限定特典
1. 「Bloom Moment」オリジナルステッカー絵柄全3種類うち1枚ランダム封入
2. シングル&アルバムW購入特典「Premium Live」応募券封入
3. Rayflower TOUR 2-17~2018“Brilliant Place”チケット先行予約チラシ封入
作詞作曲
1. Bloom Moment(作詞:田澤孝介 / 作曲:都啓一)
2. Prisoner of evolution(作詞:田澤孝介 / 作曲:Rayflower)
『彩戯心』から1年10か月ぶりのシングル発売。
カップリング曲「Prisoner of evolution」の作曲がRayflowerとなっているのは、メンバーによるセッションから生まれた楽曲だからである。
アルバム
Related Articles関連記事
紅月カレン(コードギアス)の徹底解説・考察まとめ
紅月カレン(こうづきカレン)とは、『コードギアスシリーズ』に登場する人物で、主人公であるルルーシュが「ゼロ」としてリーダーを務めている「黒の騎士団」に所属している。ブリタニアの貴族と日本人の母の間に生まれるが、心は日本人である。また愛する家族を奪われれたことでブリタニアに強い恨みを持っておりブリタニアに占領されていた日本で次々と反乱を起こす首謀者の一員になっていく。
Read Article
枢木スザク(コードギアス)の徹底解説・考察まとめ
枢木スザク(くるるぎスザク)とは、『コードギアスシリーズ』に登場する人物で、日本最後の首相「枢木ゲンブ」の一人息子にあたる。性格は穏やかでところどころに天然が入っているが、自分の信念のためには手段を選ばない時もある。日本人だがブリタニア軍に所属しており、身体能力やパイロットとしての才能は作中ダントツに優秀で「ゼロ」として暗躍するルルーシュの前に何度も立ち塞がる。
Read Article
目次 - Contents
- Rayflowerの概要
- Rayflowerの活動経歴
- バンド結成からメジャーデビュー
- メジャーデビュー後の活動
- 相次ぐライブの延期と中止でバンド初の配信ライブ
- Rayflowerのメンバー
- 田澤 孝介(たざわ たかゆき)
- YUKI(ゆき)
- IKUO(いくお)
- Sakura(さくら)
- 都 啓一(みやこ けいいち)
- Rayflowerのディスコグラフィー
- シングル
- 『裏切りのない世界まで / 蒼い糸』
- 『イニシエ / 絆』
- 『U-TOPIA』
- 『サバイヴノススメ』
- 『彩戯心』
- 『Bloom Moment』
- アルバム
- 『Flower Language』
- 『Narcissus』
- 『Color&Play』
- 『TOUR 2015~Color&Play~@品川ステラボール』
- 『Brilliant Anthology』
- 『ENDLESS JOURNEY』
- 『Rayflower TOUR 2018~Endless Journey~』
- 『10th Anniversary Best Album~One Side&One Side~』
- DVD
- 1st.ONE MAN LIVE at AKASAKA BLITZ 「SEED A GARDEN」
- Rayflower 5th Anniversary「Anthesis at GARDEN」
- TOUR “Brilliant Place”FINAL at 新木場 STUDIO COAST
- Rayflower 10th Anniversary LIVE“Amazing Road”
- Rayflowerの代表曲
- 「裏切りのない世界まで」
- 「Real Game」
- 「ユースフルハイ」
- 「Soul survivor」
- Rayflowerのミュージックビデオ(MV/PV)
- 「サバイヴノススメ」
- 「彩戯心」
- 「Shining GARDEN」
- 「Bloom Moment」
- Rayflowerの名言・発言
- 都啓一「(ツアーは)終わりたくないけど、終わらな次に進まへんからな」
- 田澤孝介「好きなように聴いてくれている。それこそが素敵な景色」
- IKUO「個人ではなくカタマリとして見てくれるようになった」
- Rayflowerの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ターニングポイントは『ENDLESS JOURNEY』