R-指定(Creepy Nuts)とは【徹底解説まとめ】

R-指定とは日本のヒップホップアーティスト。本名は野上恭平。DJ松永とCreepy Nutsというユニットを組んでいる。フリースタイルの大会であるULTIMATE MC BATTLE(UMB)を史上初の3連覇した高いスキルをもったラッパー。曲は内向的なものが多く、ラッパーに多い所謂ギャングスタラッパーとは違ったスタイルをみせる。

基本情報

R-指定とは1991年生まれのヒップホップアーティスト。出身は大阪府堺市である。
「Creepy Nuts」というユニットをDJ松永と2人で組んでおり、R-指定はマイクロフォンを担当している。
音楽に合わせ即興で韻を踏みながら相手を攻撃する(disという)「フリースタイル」というヒップホップのバトルで高い実力を発揮し、フリースタイルの大会で多くの実績を残す。
そのためフリースタイルの番組「フリースタイルダンジョン」では「絶対王者」と紹介される。
特技に「人から振られたワードで即興でラップをする」というものがあり、それ関係で地上波の番組にも登場している。
長髪で髭を蓄えた顔とは裏腹に性格は内向的であると本人はインタビューで語っている。
また学生時代はあまり目立つほうではなかったとも話しており、
発表されている曲もそれを反映してかヒップホップでよくある不良やギャング的なものではなく、自分の弱さを歌ったものも多い。
自分のことを「ヒップホップオタク」と話すことも多い。

音楽スタイル

ステレオタイプのラッパーというイメージでいうと金、暴力、女などギャングのような曲を連想しがちだが、R-指定のスタイルはそれとは異なり「ルサンチマン」な音楽と形容される。
ルサンチマンとは力をもった者から虐げられた弱者のことを指している。
R-指定の曲は端的に表すと「持たざる者の音楽」といえる。
例えばR-指定は学生時代、学校というコミュニティの中のスクールカーストでは下層の方だったらしく、上層にいた「リア充」に僻みをもっていたと話している。
またつい最近まで童貞だったという経歴があり、それもステレオタイプの女性を引き連れているようなラッパーとは違うアプローチの曲を作る原動力となっている。
キラキラとした輝かしい学生時代を送ったわけでもなく、女性にモテたという経歴があるわけでもない。
その立場からどんよりとした僻み、妬みを曲に昇華させたのがR-指定の曲のスタイルである。
フリースタイルにおいては学生時代「ヒップホップオタク」として培ったボキャブラリーの多さと高い技術を武器にオールラウンドな戦い方で相手を圧倒する。

大会での実績

UMB GRAND CHAMPIONSHIP 2014 優勝
UMB GRAND CHAMPIONSHIP 2013 優勝
UMB GRAND CHAMPIONSHIP 2012 優勝

UMB 2014 大阪予選 優勝
UMB 2013 大阪予選 優勝
UMB 2012 大阪予選 優勝
UMB 2011 大阪予選 優勝
UMB 2010 大阪予選 優勝

ADRENALINE MC BATTLE 2014 優勝
ENTER MC BATTLE 2014 SPOTLIGHT 優勝
ENTER MC BATTLE 2012.1 準優勝
ENTER MC BATTLE 2011 SPOTLIGHT 優勝
ADRENALINE MC BATTLE 2011 優勝
ENTER MC BATTLE 2011.3 優勝
ENTER MC BATTLE 2010 SPOTLIGHT ベスト4
ENTER MC BATTLE 2010.7 準優勝
ENTER MC BATTLE 2009 SPOTLIGHT 優勝
ENTER MC BATTLE 2009.5 準優勝
THE CARNIVAL 2009 RAP FREESTYLE BATTLE 優勝
ENTER MC BATTLE 2009.1 準優勝

R-指定(Creepy Nuts)の代表曲

ここではR-指定名義及びCreepy Nuts名義での代表曲を紹介する。

高校生RAP選手権のライブで披露されたもので、フリースタイルで輝かしい戦歴を残す王者としてのR-指定の苦悩を綴った曲。

日本のヒップホップシーンの様々なタイプのラッパーをパロディーすることにより皮肉った曲。
それぞれのラッパーの特徴を上手く捉えることができるR-指定のスキルの高さを証明する曲でもある。

スクールカーストの下層にいた立場から学生時代について歌った曲である。
どんよりとした感情が表現されている。

Creepy Nutsとしての活動

Creepy Nutsとはターンテーブリスト、トラックメイカーとして活躍するDJ 松永との1MC1DJのユニット。
当時童貞だったR-指定が同じ童貞臭がするということDJ松永を誘い、結成した。
2016年1月20日にリリースされた1st MINI ALBUM「たりないふたり」がヒットを記録したのをきっかけに、数多くのメディアにも取り上げられラジオではニッポン放送「オールナイトニッポン R」のパーソナリティを務めた。クラブやライブハウスからジャンルの異なるロックフェスまでシーンを問わず出演しており、多くの観客を魅了している。
また2017年2月1日にアルバム「助演男優賞」を発表した。

アルバム及び収録曲

セカンドオピニオン(R-指定)

2014年4月1日リリース。
まだフリースタイルダンジョンなどテレビに出ていない時代のためか、R-指定のどんよりとした「ルサンチマン」的音楽が聴けるアルバム。

・オピニオン(Track by I-DeA)
・21(Track by JASHWON)
・Strang
・ Dr.strangelab(Track by DJ松永)
・R.I.P.(Track by DJ松永)
・平成からの物体X(Track by Lil’諭吉)
・SKIT
・灯取虫~ヒトリムシ~ feat.SHINGO☆西成(Track by JASHWON)
・I’m a liar(Track by FLAMMABLE)
・TasteOfHoney(Track by Lil’諭吉)
・ルサンチマン(Track by I-DeA)
・使えない奴ら (Track by I-DeA)
・イマジン(Track by I-DeA)

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