雲のように風のように(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『雲のように風のように』とは、第1回日本ファンタジーノベル大賞受賞作品『後宮小説』を原作としたスペシャルアニメ。
架空の古代中国の王朝「素乾国」の後宮に焦点を当てた作品で、原作が持つ斜陽の国家の中で展開する人間達の浅ましさや残酷さ、男女の哲学等といった難しいテーマを含めながらも、個性的なキャラクター達による小気味良いコミカルなシーンを雰囲気を壊すことなく多く含み、約80分間の制限の中子供でも楽しめる全年齢向けのエンターテインメントとして仕上がっている。
茅南州(かなんしゅう)
江葉の故郷。扉を叩いて開けてもらえない時はその部屋に入れないなど、独特の文化を多く持つ。
原作では「ちなんしゅう」とも読み、永らく国外扱いされていた程の西方の端に位置し、風習がそれぞれ細かく異なる少数民族がよろずに住んでいる。
娥舎(がしゃ)
宮女候補生が研修中に暮らす女子寮。
シンプルな4人部屋で、2列に並んだ二段ベッドと1台の鏡台が置かれている。
官職
本作では主に宮女たちの妻としての身分(順番・位)という意味合いで用いられる。
広義には、公法上に基づいた任命によって就く国家機関の職を指す。
正妃(せいひ)
皇帝の第一夫人。銀河が就任。
后妃(こうひ)
皇帝の第二夫人。
夫人(ふじん)
皇帝の第三夫人。就任者は不明だが、真野に弾込めを依頼するシーンがある。
嬪妃(ひんひ)
皇帝の第四夫人。世沙明が就任。
婕婦(しょうふ)
皇帝の第五夫人。
美人(びじん)
皇帝の第六夫人。
才人(さいじん)
皇帝の第七夫人。江葉が就任。
尚、更にこの下に「宝林(ほうりん)」「御女(ぎょじょ)」「采女(さいじょ)」という官職の存在が原作で明かされている。
『雲のように風のように』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
垂戸婆の文句
銀河が垂戸を案内された後に案内婆から文句と説明と激励と皮肉を一度に浴びせられるシーンには強烈なインパクトがある。
垂戸の中では決まりに従い押し黙っていた案内婆が役目から解放された途端、あの銀河が口をはさむ間もない程にまくしたてる様子は、物語前半部の中でも非常にコミカルかつ印象深い。
江葉「点火よろし!/発射よろし!」
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目次 - Contents
- 『雲のように風のように』の概要
- 『雲のように風のように』の概要あらすじ・ストーリー
- 皇帝崩御
- 都へ
- 後宮
- 女大学
- 挙兵
- 銀正妃
- 後宮軍隊
- 双槐樹(コリューン)の最期
- エピローグ
- 『雲のように風のように』の登場人物・キャラクター
- 銀河(ギンガ)
- 双槐樹(コリューン)
- 江葉(コウヨウ)
- 世沙明(セシャーミン)
- 玉遥樹(タミューン)
- 角(カクート)先生
- 菊凶(キッキョウ)
- 真野(マノ)
- 亥野(イノ)
- 案内婆
- 琴(キン)皇太后
- 平勝(ヘイショウ)/幻影達(イリューダ)
- 渾沌(コントン)
- 黒耀樹(コクヨウジュ)
- 『雲のように風のように』の用語
- 素乾国(そかんこく)
- 宮女(きゅうじょ)
- 垂戸(たると)
- 緒陀県(おだけん)
- 瓜祭村(かさいむら)
- 茅南州(かなんしゅう)
- 娥舎(がしゃ)
- 官職
- 正妃(せいひ)
- 后妃(こうひ)
- 夫人(ふじん)
- 嬪妃(ひんひ)
- 婕婦(しょうふ)
- 美人(びじん)
- 才人(さいじん)
- 『雲のように風のように』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 垂戸婆の文句
- 江葉「点火よろし!/発射よろし!」
- 反乱軍の兵「将軍、この穴はいけねぇ!ここは雷様の通り道だったァ!」
- 銀河「皆が助かる道を考える。陛下はそう成さろうとしていた。私もそうします」
- 『雲のように風のように』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作『後宮小説』との主な相違点
- 性描写について
- 菊凶のキャラクター
- 玉遥樹のキャラクター
- 『雲のように風のように』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):佐野量子「雲のように風のように」