HITMAN 2(ヒットマン2)のネタバレ解説・考察まとめ
『HITMAN 2』とは、「暗殺」をテーマにしたステルスアクションゲームである。発売元はワーナー・ブラザース・エンターテインメントであり、本作は『HITMAN』シリーズの第7作目となる。本作の主人公は伝説の暗殺者「エージェント47」だ。「エージェント47」の目的は「暗殺」ただ一つ。プレイヤーは太陽光が焦げ付く街中、危険な熱帯雨林などのサンドボックス型のステージを舞台に暗躍する。「エージェント47」だからこそできる変装、潜入、工作、攪乱を駆使した多種多様な暗殺方法でターゲットを仕留めることが可能。
アーク・ソサエティ。この組織は「プロヴィデンス」の中でも特に謎の多い存在である。その組織の全貌は現時点では分からない。しかし、コンスタントが次の集会に参加するという情報は手に入れることが出来た。問題はその集会がどの場所で開かれるのかである。ここでオリヴィアは、ヤヌスはアーク・ソサエティの創設者であるため、ひそかにヤヌスの葬儀を行うのではないかと予想する。そして、オリヴィアの情報分析によりヤヌスの遺体が移送された場所を突き止める。エージェント47達はその場所へ向かうことを決めた。
ヤヌスの葬儀が開かれるスゴール島に船で向かうエージェント47たち。ここでグレーの部下から重要な情報を手に入れる。その情報によるとコンスタントは首にチップを埋め込んでいるとのことだった。この装置は敵の手に落ちてしまった時のための最終手段である。この装置が作動するとコンスタントは死亡してしまう。そうなるとすべての真相は闇の中である。そのため、コンスタントにこの装置を使う時間を与えてはいけない。しかしそれだけの対処では装置の作動を完全に止めることができない。この装置は遠隔操作で作動できるようになっているのだ。作動スイッチは2つ存在しており、同じ島内にいるゾーイ・ワシントンとソフィア・ワシントンがそれぞれ持っている。彼女たちは「プロヴィデンス」の工作員。アーク・ソサエティの新任の会長でもある。このワシントン姉妹にも対処しなければならない。ここでグレーは作戦を変更する。エージェント47がワシントン姉妹を排除し、グレーはコンスタントを島から連れ去るという作戦になった。厳しいミッションではあるが船に戻ることさえできれば、コンスタントのチップを摘出できる。お互い作戦が頭に入ったところでミッションが始まった。
作戦は成功した。エージェント47はワシントン姉妹を暗殺。そしてコンスタントも捕らえることができた。グレーはコンスタントからチップを摘出する。そして彼を椅子に縛り付けエージェント47、ダイアナと共に尋問を始める。コンスタントはゆっくりと口を開いた。コンスタントによると、3つの一族がすべての始まりであるという。その3つの一族とはイングラム、カーライル、ストイフェサントと呼ばれる。この3つの一族が幾世代にもわたって巨大な資産を築き上げてきたのである。このコンスタントの言葉を聞いたダイアナは、3つの一族に報復の隙を与えないためにエージェント47とグレーに動き出すよう指示をした。エージェント47とグレーはその場から立ち去った。そしてダイアナとコンスタント、2人のみの空間になる。続いて、コンスタントはダイアナに対して衝撃の事実を伝えた。過去、ダイアナの両親を車の爆破によって殺したの犯人はエージェント47だった。
『HITMAN 2』のゲームシステム
基本的な流れ
主人公であるエージェント47を操作する。マップ内にいるターゲットを暗殺し脱出することでミッションクリアとなる。各マップに配置されているNPCの数が多いため、プレイヤーは一般人や護衛の目を盗む、隠れる、気絶させる、暗殺するなどの対応を取らなければならない。
変装システム
出典: warnerbros.co.jp
本作では変装システムが大きな特徴となっている。変装をすることで周囲のNPCから正体を隠すことが出来る。さらに、通常では侵入することが出来ないエリアに侵入することができるのである。しかしマップ内には変装を見破ってくるNPCが存在する。彼らに見つかってしまえば変装は無意味となるので注意が必要だ。
変装をするためには、マップ内に設置された衣装を利用したり、NPCを気絶させる・暗殺することによってNPCの衣装を奪うことが必要となってくる。
インスティンクト
インスティンクトとは、エージェント47が使用できる透視能力のことである。インスティンクトを使用している間は、壁の向こう側にいる敵の場所や行動を観察し把握できるようになる。さらに、利用可能なアイテムやギミック、エージェント47の変装を見破ったNPCが強調表示されるため、プレイヤーにとって貴重となる情報を瞬時に把握できるようになっている。また、この能力の使用には制限が無いため、常に能力は利用できる。
インスティンクトは積極的に利用するべき能力である。本作のマップ内では、多種多様なアイテム、ギミック、NPC 、隠しルートが用意されている。インスティンクト無しでは全ての選択肢を把握することが厳しいが、インスティンクトを利用することで見えてなかった選択肢が見えてくる。この能力をいかに上手に活用するかがミッションクリアに大きく影響する。
『HITMAN 2』で実装された新システム
ミニマップ
ミニマップとは、常にターゲットの位置を示してくれる機能である、このミニマップは、正体を見破られる、護衛部隊に警戒されるなどのエージェント47に差し迫る危険を警告してくれるようになっている。
監視カメラ
監視カメラとは、エージェント47の変装を見破ることのできる存在である。ゲーム内の至る所に監視カメラが設置されており、カメラが映す範囲はグリッド表示されている。このグリッド表示内にエージェント47が侵入した場合、たとえ入念な変装をしたとしても護衛部隊に警戒されてしまう。本作において監視カメラは、エージェント47の捕まるリスクを高める、ミッションの難易度を上げる要素となっている。
ステルス機能
ステルス機能は、メインターゲットや護衛部隊から身を隠すことができる機能である。前作から引き続いての機能であるが、今作では身を隠すことができる状況が増えている。前作ではロッカーや箱などに隠れて身を潜むことができたが、今作では人混みに紛れて姿を隠すことができるようになった。また、草むらに隠れることも可能となっている。
ピクチャー・イン・ピクチャー
ピクチャー・イン・ピクチャー機能とは、エージェント47の身の回りに起こる重要な出来事をゲーム画面に警告としてリアルタイムに表示してくれるシステムである。この機能は、プレイヤーの次の行動を助けたり、差し迫った危険を教えてくれる機能となっている。
目次 - Contents
- 『HITMAN 2』の概要
- 『HITMAN 2』のあらすじ・ストーリー
- これまでのあらすじ
- ナイトコール
- フィニッシュライン
- 三首の蛇
- 雲を掴むような話
- 帰郷
- アナザーライフ
- アーク・ソサエティ
- 『HITMAN 2』のゲームシステム
- 基本的な流れ
- 変装システム
- インスティンクト
- 『HITMAN 2』で実装された新システム
- ミニマップ
- 監視カメラ
- ステルス機能
- ピクチャー・イン・ピクチャー
- ミッションストーリー
- チャレンジ
- 暗殺スコア
- マスタリーレベル
- ゲームモード
- ストーリーモード
- ワールド・オブ・アサシネーション
- スナイパーアサシンモード
- ゴーストモード
- 『HITMAN 2』の登場人物・キャラクター
- シリーズを通しての重要人物
- エージェント47
- ダイアナ・バーンウッド
- ルーカス・グレー(=影のクライアント)
- オリヴィア・ホール
- ヤヌス
- アーサー・エドワード
- オルトマイヤー
- エージェント47の暗殺ターゲット
- アルマ・レイナード
- ロバート・ノックス
- シエラ・ノックス
- リコ・デルガド
- アンドレア・マルチネス
- ホルヘ・フランコ
- ワジール・カレ
- ヴァーニャ・シャー
- ダウッド・ランガン
- 『HITMAN 2』のアイテム
- 遠距離武器
- ICA19
- Sieger 300 Ghost
- Druzhina 34
- Bartoli 12G
- Bartoli 12G Short H
- Bartoli 75R
- コウモリ型の手裏剣
- 近接武器
- ブリーフケース
- ツールボックス
- カーバッテリー
- ハンマー
- 消火器
- ファイバーワイヤー
- イヤフォン
- ネックレス
- ロボットの腕
- アンピュテーション・ナイフ
- カーブドナイフ
- 理容師用のカミソリ
- 野球バット
- バトルアックス
- 砂糖袋
- 便利系
- 使い捨てスクランブラー
- コイン
- リンゴ
- アプリコット
- 爆破物
- コンカッショングレネード
- 火薬袋
- 薬品
- ボツリヌス毒素
- 催吐用注射器
- 『HITMAN 2』の用語
- 組織
- ICA(International Contract Agency)
- プロヴィデンス
- KGB
- 『HITMAN 2』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 発売元がスクエアエニックスからワーナー・ブラザース・エンターテインメントに変更
- エージェント47の特殊な脱出方法
- イルカに乗って脱出
- スポーツカーに乗って脱出
- 空を飛びながら脱出
- 傘を使って脱出
- 木のイカダに乗って脱出