キューブ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キューブ』とは、1997年に公開されたカナダのSFホラーサスペンス映画である。役者が7人のみでワンセットの低予算映画だが世界的にヒットし、カルト的人気を誇る。
生まれも育ちもバラバラの男女6人が、突然謎の立方体キューブに閉じ込められてしまう物語。同じ脱出系の作品である『SAW-ソウ-』や『リミット』など、ソリッドシチュエーションスリラーの原点ともいえる映画となっている。ホラーサスペンスの鬼才ヴィンチェンゾ・ナタリが放つ珠玉の作品。ナタリ監督公認の日本版『キューブ』も制作された。
低予算映画の傑作
本作はヴィンチェンゾ・ナタリ監督の初長編映画。日本円にして約5000万円という超低予算で作られた映画で、セットもワンセットものとなっている。低予算で作られたが、キューブの人気は続編が制作される程高いものになった。
『キューブ』の元ネタはナタリ監督の短編映画『Elevated』
『キューブ』はヴィンチェンゾ・ナタリ監督の短編映画『Elevated』が元ネタ、原点となっている。「『キューブ』より面白い」と言う人もいる人気作品だ。『キューブ』のビデオやDVDの特典として観る事ができる。レンタルでは収録されているものとされていないものがある。
キューブに出演しているワース役のデヴィッド・ヒューレットは、『Elevated』でハンス役としても出演している。デヴィッド・ヒューレットはナタリ監督と高校時代の同級生という縁があり、『キューブ』以降もナタリ作品に出演している。
目次 - Contents
- 『キューブ』の概要
- 『キューブ』のあらすじ・ストーリー
- キューブの罠
- 出会った5人
- 最初の犠牲者
- 新たな仲間
- 安全な部屋に罠が
- ワースの正体
- ハロウェイの死とクエンティンの本性
- カザンの能力
- 脱出
- 『キューブ』の登場人物・キャラクター
- クエンティン(演:モーリス・ディーン・ウィント)
- レブン(演: ニコール・デ・ボア)
- ハロウェイ(演: ニッキー・グァダーニ)
- ワース(演: デヴィッド・ヒューレット)
- レン(演: ウェイン・ロブソン)
- カザン(演: アンドリュー・ミラー)
- オルダーソン(演: ジュリアン・リッチングス)
- 『キューブ』の用語
- CUBE(キューブ)
- 素数
- 素因数分解
- デカルト座標
- 順列
- ナチ
- 『キューブ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- レン「余計な事は考えず目の前の事だけに集中しろ」
- クエンティン「君たちも出る目的を見つけろ」
- ワース「外に出たって俺には生きる目的も何もない、あるのは人間の果てしない愚かさだ」
- レブン「それでも私は生きる」
- 『キューブ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 低予算映画の傑作
- 『キューブ』の元ネタはナタリ監督の短編映画『Elevated』