同級生(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『同級生』とは2006年より中村明日美子が『OPERA』(茜新社)で連載していたBL漫画、およびアニメ映画。「まじめにゆっくり恋をしよう。」をコンセプトに描かれた高校生のピュアな純愛ボーイズラブ作品。性格も見た目も真逆な佐条と草壁は高校2年生の時に同じクラスになり、合唱祭を通じて恋愛が始まる。ジャンルの違う者同士、男同士で付き合うこと、進路や受験などに日々迷いながらも、まじめにゆっくり恋愛していく。この漫画からBLにハマる人が続出するなど、青春BL漫画の不朽の名作と言われている。
『O.B.』にて。
京都へ佐条に会いに行き、二人で将来について話していた時、佐条は「草壁はきっといい父親になっただろう」と草壁の未来を奪ってしまったような感覚がを抱いていた。それを聞いた草壁は「佐条は欲張りだなぁ。俺はそのときどきで一番ベストの選択をしてるつもりだし、それで幸せになる自信あるし、それで幸せにする自信もあるよ。」と顔を赤らめながら佐条に言葉を返した。この言葉を聞いた佐条は自分を選んでくれた草壁に対し、感謝の気持ちと好きだと言う気持ちが募り、佐条の方から改めて「結婚してください」と笑顔で言うのだった。まっすぐに相手を想う純粋な気持ちと幸せそうな2人の様子が印象的な場面だ。
佐条母「大切なものって本当に大切にしていてもある日急になくなってしまうこともあるのよ。だから後悔しないで。大切な人なんでしょ?」
『blanc』にて。
母の再入院が決まり、忙しい佐条と父親の代わりに草壁が母の身の回りのお世話をかって出た。2人は今までで1番の大きなケンカ中だったが、その中でも毎日母の元へ赴いてくれる草壁に佐条は愛しさが募っていっていた。まだ仲直り自体はしていない中、学校がひと段落し佐条は一人母の元へ向かったとき、2人がケンカ中だとわかっている母から「大切なものって本当に大切にしていてもある日急になくなってしまうこともあるのよ。だから後悔しないで。大切な人なんでしょ?」と諭される。死が近づく母からのこの言葉は重みと説得力のあるものであり、なかなか自分の想いを伝えられない佐条にとって心に刺さる言葉だった。
『同級生』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
佐条の色気
草壁との仲が進展して京都に移り住んでからというもの、シャワー後髪も乾かさずにいい匂いを漂わせながら学校に行くなど、佐条から色気がだだ漏れしており男女問わず魅了されている様子が時折垣間見える。
大学で仲良くなった宮村(女)も城ノ崎(男)も草壁の存在は知りつつも惹かれていた。そんな佐条を草壁は心配していたが本人は無自覚。
中村明日美子先生
2014年2月21日のトークイベントにてご本人が語られた話。
『空と原』連載中にオーバーワークで倒れてしまった。
連載とリアルタイムで進ませたかったという理由で、復帰までに1年ほどを予定していたところを半年にして、無事最後まで描き終えた。
佐条と原のデートを、空乃はどうやって草壁を説得したのか
本編には記載されていないが、佐条のこととなると心配性の草壁を空乃は裏で一生懸命説得していた。
草壁はちょっと人見知りな部分があり、知らない番号だった空乃の電話を中々取らなかったが、何度もかかってくるので仕方なく電話に出た。
空乃は電話で草壁の高校の後輩であると自己紹介し、「今回のデートで原に踏ん切りをつけさせましょう」と何度も夜な夜な説得したことで草壁が折れ、デートが実現した。
草壁は当日尾行しようと思っていることはカッコ悪くて空乃には言わなかった。
当日、空乃は自分と同じように尾行するサングラスの男を不思議に思っていたが、草壁には会ったことがなかったため草壁だとは気づかなかった。
佐条と草壁がよく飲んでいた炭酸
『同級生』で印象的によく登場していたペットボトルの炭酸飲料は、青いラベル時代の「KIRIN NUDA」である。2006年から発売が開始され今でも販売されている無糖の炭酸水。『同級生』内ではレモン味も飲んでいる。
通常500mlペットボトルでの販売がされているが、作中では300mlを飲んでいるシーンがある。
劇場版来場者特典
その他にも、クリアしおり(全6種類)や週替わりでポストカード(全6種類)など多彩な物が配布された。
草壁と佐条の同級生の老け顔高校生はあの大作アニメの大尉
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目次 - Contents
- 『同級生』の概要
- 『同級生』のあらすじ・ストーリー
- 『同級生』
- 馴初め
- 原先生
- 草壁のバンドのライブ
- 二度目の夏
- 『卒業生』
- ー冬ー
- 原の過去
- 手袋
- 母の病気
- 京大入試
- 卒業
- 『空と原』
- 新入生
- デート
- 野球部
- 有坂先生
- 『O.B.』
- 草壁と佐条
- 有坂と響
- 原と空乃
- 『blanc』
- 結婚式
- 『同級生』の登場人物・キャラクター
- 佐条 利人(さじょう りひと)
- 草壁 光(くさかべ ひかる)
- 原 学(はら まなぶ)
- 青砥 空乃(あおと そらの)
- 有坂 悟志(ありさか さとし)
- 佐野 響(さの ひびき)
- コマっちゃん(コマツ)
- 谷(たに)
- フジノ(ふじの)
- 佐条久美(さじょうくみ)
- 佐条の父
- 『同級生』の用語
- 東府第一高等学校
- ズゴック
- 京都大学薬学部
- 『同級生』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 草壁「どーいうふうに生きても後悔するときはあるし、逆に得るものもあると思ってんだよね。でも今んとこ佐条と別れるっていう選択肢はないんだ」
- 草壁「俺はそのときどきで1番ベストの選択をしてるつもりだし、それで幸せになる自信あるし、それで幸せにする自身もあるよ」
- 佐条母「大切なものって本当に大切にしていてもある日急になくなってしまうこともあるのよ。だから後悔しないで。大切な人なんでしょ?」
- 『同級生』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 佐条の色気
- 中村明日美子先生
- 佐条と原のデートを、空乃はどうやって草壁を説得したのか
- 佐条と草壁がよく飲んでいた炭酸
- 劇場版来場者特典
- 草壁と佐条の同級生の老け顔高校生はあの大作アニメの大尉
- 『同級生』の主題歌・挿入歌
- 映画主題歌:押尾コーターロー with Yuuki Ozaki ( from Galileo Galilei ) 『同級生』