clammbon(クラムボン)の徹底解説まとめ

clammbon(クラムボン)とは、原田郁子、ミト、伊藤大輔によるスリーピースバンド。
ポップでキャッチーな音楽性、原田郁子の伸びやかで可愛らしい唯一無二の歌声、メンバー3人の圧倒的な演奏力により、多くのリスナーとミュージシャンを魅了している。結成から20年以上経っても、その勢いはとどまることなく、自分たちらしい音楽を追及している。
また、原田郁子とミトはソロ活動、伊藤大輔は母校でのドラム講師など、clammbonとしての活動以外にも活躍の場を広げている。

目次 - Contents

「いい評判だけを集めていい気になってもしょうがないし、そういうために音楽をやっているわけじゃないので。」

以前、伊藤大輔はこのように語っている。

作品に賛否があるのは当然のことだし、いい評判だけを集めていい気になってもしょうがないし、そういうために音楽をやっているわけじゃないので。

出典: www.cinra.net

伊藤のこの言葉には、何かクラムボンの本質が隠れているようにも思える。
ポップでキャッチーな音楽に注目されるクラムボンだが、彼らはリスナーからの評価を求めるためではなく、自分たちの実現させたい音楽を追求して、現在まで活動を続けている。
そうして結成から20年以上が経過した現在もその音楽性がぶれないのは、伊藤を含め、メンバー各々がこういった気持ちを持っているからなのだろう。

「バンドとは時代遅れなんですよ」

メンバーのミトがとあるインタビューで語っていた言葉。「バンドとは時代遅れなんですよ」という言葉は、現代の音楽制作の主流を考えると頷いてしまう。
今はギターやピアノを弾けなくても誰でも曲が作れてしまう時代だ。
その中でわざわざバンドで曲を作るのは主流の中の人間からすれば時代遅れとなってしまうのだろう。
しかし、clammbonはそれでもバンドでしか出せない音が何かを理解しているような気がする。
彼らの作品やライブには彼ら特有のリズムがある。
それはどんなに便利な世の中であっても容易に出すことはできないだろう。

clammbonの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

メンバーは同じ学校の同級生

クラムボンのメンバーは尚美ミュージックカレッジ専門学校に通っており、全員同級生である。
授業で演奏会があり、3人で初めて演奏したのがクラムボンを結成するきっかけとなった。
なお、クラムボンの楽曲にジャズ要素の強い曲があるのも、メンバーが専門学校でジャズの授業を受けていたからだと考えられる。

初のライブツアーの千秋楽でベースを破壊

1999年10月24日から行なわれたライブツアー「JP JumP JaPan tour」の最終日の渋谷公演のこと。
クラムボンの初ライブツアーの最終日にて、ミトが勢い余ってベースを破壊。
のちに、出演者だったDJであり音楽プロデューサーのテイ・トウワと、ミュージシャンの高野寛にたしなめられたと、ミト本人から公言された。この事件はファンから「伝説の破壊ライブ」と呼ばれている。
なお、ミトのTwitterには、このようなツイートがある。

ツイートによると、2013年にもベースを破壊したとのこと。今後も「伝説の破壊ライブ」が行なわれる可能性があるとも考えられる。

6otagawa1221
6otagawa1221
@6otagawa1221

目次 - Contents