clammbon(クラムボン)の徹底解説まとめ

clammbon(クラムボン)とは、原田郁子、ミト、伊藤大輔によるスリーピースバンド。
ポップでキャッチーな音楽性、原田郁子の伸びやかで可愛らしい唯一無二の歌声、メンバー3人の圧倒的な演奏力により、多くのリスナーとミュージシャンを魅了している。結成から20年以上経っても、その勢いはとどまることなく、自分たちらしい音楽を追及している。
また、原田郁子とミトはソロ活動、伊藤大輔は母校でのドラム講師など、clammbonとしての活動以外にも活躍の場を広げている。

「Folklore」は、アルバム『imagination』に収録されている楽曲。ファンだけでなく、ストレイテナーなどのミュージシャンからも好評な楽曲であり、リ・アレンジアルバム『Re-clammbon』にも収録されている。
浮遊感と不穏な空気が漂ってくるような、ポップでキャッチーさが注目されていた彼らの新境地ともいえる楽曲。
ミュージックビデオは、「Folklore」の淡さや切なさに合わせてモノクロで仕上げられている。

波よせて

「波よせて」は、カバーアルバム『LOVER ALBUM』に収録されている楽曲。
ファンから多くの支持を得ており、ライブでも頻繁に演奏される。
ライブ映像は、2015年5月30日に長野県木曽郡木祖村「こだまの森」で開催された音楽イベント「TAICOCLUB'15」で演奏された「波よせて」。
なお、原曲はSmall Circle of friendsの「波よせて」。

Small Circle of friendsの「波よせて」

はなれ ばなれ

「はなれ ばなれ」は、クラムボンの1stシングルに収録されている楽曲。
ポップとジャズの融合。テクニカルな演奏だが、小難しさは感じられずにメロディや演奏がスッと入ってくる作品。
『クラムボンーワーナーベストー』や『Re-clammbon』にも収録されているクラムボンの代表曲。
ミュージックビデオは、ボーカルの原田郁子をメインとした映像となっている。

バイタルサイン

「バイタルサイン」は、アルバム『てん、』に収録されている楽曲。多くのファンから定評があり、ライブの定番曲にもなっている。
ミュージックビデオでは、メンバーがそれぞれ自分の楽器のラインやリズムを口ずさんでいる。
なお、バイタルサインとは、「生命(vital)の兆候(sign)」と訳され、人間の生命活動における重要な指標のこと。医学・医療で使われる。

clammbonの名言・発言

「大ちゃんに「たくさんの人に届けようとする曲じゃなくて、誰か1人にとって特別な歌があってもいいと思うんだよね」って言ってもらった。」

『triology』がリリースされた当時、原田郁子と伊藤大輔のインタビュー記事にて、原田はこのように語っていた。

大ちゃんに「たくさんの人に届けようとする曲じゃなくて、誰か1人にとって特別な歌があってもいいと思うんだよね」って言ってもらった。

出典: www.cinra.net

『triology』の作詞を担当した原田は、制作中に言葉が思い浮かばずに悩んでおり、ドラムの伊藤大輔から話を聞いたらしい。これまでパーソナルな会話をメンバー間でしなかったこともあり、伊藤大輔の話を聞いた原田は思わず涙をこぼした。
話の全貌は明らかになっていないが、「たくさんの人に届けようとする曲じゃなくて、誰か1人にとって特別な歌があってもいいと思うんだよね」という伊藤の言葉により、原田は自分の友人が亡くなった時に心に引っかかっていた感情を「バタフライ」という曲に込めたとのこと。
なお、伊藤の話をもとに制作した楽曲はリリースされていないが、原田によると「いずれ発表したい」とのこと。

「いい評判だけを集めていい気になってもしょうがないし、そういうために音楽をやっているわけじゃないので。」

以前、伊藤大輔はこのように語っている。

作品に賛否があるのは当然のことだし、いい評判だけを集めていい気になってもしょうがないし、そういうために音楽をやっているわけじゃないので。

出典: www.cinra.net

伊藤のこの言葉には、何かクラムボンの本質が隠れているようにも思える。
ポップでキャッチーな音楽に注目されるクラムボンだが、彼らはリスナーからの評価を求めるためではなく、自分たちの実現させたい音楽を追求して、現在まで活動を続けている。
そうして結成から20年以上が経過した現在もその音楽性がぶれないのは、伊藤を含め、メンバー各々がこういった気持ちを持っているからなのだろう。

clammbonの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

6otagawa1221
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