Kダブシャイン(K DUB SHINE)の徹底解説まとめ

Kダブシャイン(K DUB SHINE)は、東京都渋谷区出身のヒップホップMC、タレント、YouTuber。1995年にヒップホップグループ・キングギドラの一員として、1stアルバム『空からの力』をリリースしてデビューし、一世を風靡する。1997年にアルバム『現在時刻』でソロデビューを果たす。現代の矛盾を映し出すかのようなスタイルのラップが多く、日本屈指の社会派ラッパーとして知られている。幅広いメディアにも積極的に出演し、声優や作家としても活動している。

アングラHIPHOP特有の「生々しい空気感」が強く、当時のシーンの空気を知る上でもかなり貴重な楽曲となっている。

24 feat. 宇多丸

重厚なトラックに宇多丸の知的で切れ味あるラップが絡む一曲。知性派とストリート感覚が絶妙に噛み合っていて、クラシック感のある落ち着いたグルーヴの中に確かな熱量が光っている。日本語ラップの成熟を感じさせる作品だが、根本はオールドスクール。

Kダブシャイン(K DUB SHINE)のコラボ楽曲とミュージックビデオ(MV/PV)

AKLO「RGTO feat. SALU, 鋼田テフロン & Kダブシャイン」

世代もスタイルも異なるMCが一堂に会した豪華なマイクリレー。AKLOとSALUのモダンでクールなフロウに対し、Kダブシャインが放つ説得力ある言葉が芯を通し、鋼田テフロンのフックが全体を印象的にまとめあげる。今と昔、洗練と泥臭さが交差することで、日本語ラップの広がりと奥行きを感じることができる。

UZI「韻 feat. K DUB SHINE pro. INOVADER」

タイトル通り「韻」を前面に押し出したハードなバウンストラック。UZIのストレートで男臭いフロウと、Kダブシャインの重みのある言葉運びががっちり噛み合い、クラシックなバトルマインドを感じさせる。シンプルながらもHIPHOPの根幹を突きつける、ラッパーらしいプライドのぶつかり合いが楽しめる。「楽しくやれるんだよ!」と言わんばかりの着ぐるみ姿も、人々の心を癒すこと間違いなし。

Kダブシャイン(K DUB SHINE)の名言・発言

「韻を踏まないとラップではあるけどヒップホップではない。」

若くしてアメリカに渡って本場のヒップホップを体感し、日本語ヒップホップ黎明期から活躍するKダブシャインの言葉に「韻を踏まないとラップではあるけどヒップホップではない。」というものがある。これはヒップホップというものの基本を指し示す、指針のような一言と言える。しかし、この言葉を残したKダブシャイン自身は「押韻に関しては語感さえ合っていれば、全て母音が合ってなくてもいい」とも述べており、実際に簡単に踏める韻と、自分にしか踏めない韻をミックスしたスタイルを得意としている。

Kダブシャイン(K DUB SHINE)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

「家事ラップ」で家事のイロハを講義したKダブシャイン

花王の家事ラップ「裏ワザそうじ篇」に出演したKダブシャイン

日本屈指の知識派ラッパーとして知られるKダブシャインだが、2016年に花王で行われた、家事を楽しくクールに盛り上げるためのプロジェクト「家事ラップ」で、「洗剤講義篇」に出演した。洗剤教授に扮したKダブシャインは、ラップで花王の看板商品である洗濯洗剤、アタックブランドの歴史を解説。さらにその歴史を塗り替えるべく発売された当時最新の洗剤「アタック ZERO」について特別講義をする内容のラップを披露している。
Kダブシャインはその後も同プロジェクトに参加し、「裏ワザそうじ篇」「洗たく篇 極」「漂白剤篇」でもキレキレのラップを披露した。
残念ながらいずれの動画も既に公開が終了しているが、日頃は硬派な彼の意外な一面を見られるとして、ファンの間ではにわかに話題となった。

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