菜の花の彼(ナノカノカレ)のネタバレ解説・考察まとめ
『菜乃花の彼ーナノカノカレー』は、桃森ミヨシと鉄骨サロによって2014年から2017年まで『マーガレット』で掲載された漫画である。
昔のトラウマによって恋に臆病になってしまった主人公と、主人公に惹かれる2人の男性を中心に描かれる恋愛ストーリー。二部構成で、一部は少女漫画の王道ストーリーだが二部からはサスペンス要素も強くなり、新感覚の少女漫画となっている。読者に訴えかけるような繊細でリアルな心理描写と胸に残る切ない展開が話題を呼んでいる。
上杉鷹人(うえすぎたかと)
菜乃花の中学時代の元彼で、菜乃花のトラウマを作った本人である。
容姿端麗でその見た目から女性からの注目を集めるが、かなり気性が荒く、不器用である。
その性格ゆえに中学時代は菜乃花を深く傷つけてしまう。
男子校に進学するも別れた菜乃花を忘れられず、再会してからは改めてその思いの深さに気づき菜乃花に執着するようになる。
優子(ゆうこ)
菜乃花の友人。
思ったことはきちんと口に出すはっきりとした性格。
いつも自己解決して周りを頼ろうとしない菜乃花にも、きちんと自分の想いをぶつける。
菜乃花の隼太に対する真っ直ぐな姿を見て、自分の彼氏との関係も見直すことができた。
千里(ちさと)
菜乃花の友人。
いつも恋愛話ばかりする恋中心で生きている女の子。
自分の気持ちにとっても素直で、わがままだと思われることもある。
つい余計なことを言ってしまうため、トラブルも起こしやすいが、菜乃花が隼太と別れることになったときは、
報われない隼太を涙を流す優しい子である。
大地(だいち)
優子の彼氏。
チャラついており、やんちゃで子供っぽい一面を持つが優子と付き合うことで改心する。
烏丸に弱みにつけ込まれて放火未遂を起こす。
健介(けんすけ)
鷹人が唯一心を許す友人。
バレー部に所属していたので、中学時代は隼太の先輩でもあった。
鷹人とは正反対の性格で、いつも明るくふざけているように見えるが、考え方はしっかりしており、時には鷹人に対して核心をついた発言をすることもある。
不器用で分かりにくい鷹人を理解し、導いてくれる存在である一方、鷹人に出会ってから壊れていく隼太のフォローも行う。
鷹人が菜乃花と上手くいかなかったのは自分の責任と思っている。
マネ
隼太が所属するバレー部のマネージャーで、みんなから「マネ」と呼ばれている。
隼太の元カノ。付き合っていた時、みんなに優しい隼太が自分のことを好きでいてくれるか不安になり浮気をした。
突然現れた菜乃花の存在をあまりよく思っていない。
烏丸桜治(からすまるおうじ)
二部から登場する。菜乃花が通う高校の先輩。
整った容姿で女の子からモテる。
人を本気で好きになるという感情が抜け落ちており、その知りたさに菜乃花に近づく。
鷹人の存在に気づいてからは、叶わない恋をする鷹人の気持ちに興味を持つようになる。
声が隼太にそっくりで、そのことを利用して菜乃花や鷹人を追い込んでいく。
洋(ひろし)
隼太の同級生で、バレー部員。
マネージャーに想いを寄せており、それが発端となって隼太と喧嘩をする。
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目次 - Contents
- 『菜の花の彼ーナノカノカレー』の概要
- 『菜の花の彼ーナノカノカレー』のあらすじ・ストーリー
- 出会い
- 惹かれる心と再会
- 夏祭りの悲劇
- 望まぬ再会
- 悪夢の文化祭
- 記憶喪失
- 2年後・再会
- 『菜の花の彼ーナノカノカレー』の登場人物・キャラクター
- 綾瀬菜乃花(あやせなのか)
- 桐山隼太(きりやまはやた)
- 上杉鷹人(うえすぎたかと)
- 優子(ゆうこ)
- 千里(ちさと)
- 大地(だいち)
- 健介(けんすけ)
- マネ
- 烏丸桜治(からすまるおうじ)
- 洋(ひろし)
- 保(たもつ)
- 『菜の花の彼ーナノカノカレー』の用語
- マミー牧場
- 声
- 『菜の花の彼ーナノカノカレー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 隼太「気持ちのあるく早さが合わなかっただけなんじゃないかなって」
- 菜乃花の告白シーン
- 菜乃花「隼太くんがっ…したいって言ってくれて私もそう思って お互いが望んでするキスがこんな幸せなんて…っ」
- 鷹人「好きだった たぶん最初にひとめ見たときから」
- 鷹人「どうしてもお前を諦められなくてごめんな」
- 『菜の花の彼ーナノカノカレー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- コンビ組みは桃森から話をもちかけた
- 桃森ミヨシ単体での作品がスタート