メイちゃんの執事(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『メイちゃんの執事』とは、少女漫画雑誌『マーガレット』にて2006年から長期連載された宮城理子による漫画であり、ドラマ化や舞台化、さらにゲーム化もされた大人気作品である。また、2013年より続編やスピンオフが3作品連載された。単行本累計発行部数は750万部を突破し、幅広い世代から支持されている。物語の主人公・東雲メイは両親の死をきっかけに突然大富豪の後継者となり、淑女教育を受けるためにお嬢様学校に入学する。そこで新しい学園生活を執事と送りつつ友情を育んだり、恋をしながら成長していく学園物語だ。

演:岩佐真悠子
メイのクラスメイトであり、委員長を務める生徒。4月2日生まれのA型で、物語当初は中学2年生で172cmだったが、婿選び編では高校3年生で176cmまで成長した。美しく成績優秀で頼れる優等生。学園での階級は最高位の太陽ランク。室町時代から続く旧華族の超名門である竜恩寺家の次期当主だが、竜恩寺家の名誉に関わるほど絵を描くことが苦手である。真面目で誠実であり、他の生徒からの信頼も厚いクラスのリーダー的存在。泉だけは、当初からメイを理解して優しく接してくれていた。その真面目すぎる性格が仇となり、同じ太陽ランクの上級生からは嫌われてしまう。静かで大人しい印象だが、アウトドアも好きでありスポーツも万能。専属執事の木場よりも有能だと周囲から言われているが、泉は木場のことを「ドジっ子」だと言い呆れつつも優しく接し、その存在を大切にしている。詩織が亡き後、ただ1人の太陽ランクとして学園を束ね指揮を執るも、ルチアという称号の座に就くことや「ルチア様」と呼ばれることに抵抗を感じて拒否する。その後はルチア制度を廃止し、学生代表を名乗っている。

木場(きば)

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漫画『メイちゃんの執事』の木場

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実写『メイちゃんの執事』で木場を演じた夕輝壽太

演:夕輝壽太
竜恩寺泉の専属執事で、執事ランクはCランク。物語当初は25歳で、婿選び編では29歳となった。童顔で身長168cmの花が好きな青年。代々竜恩寺家に仕える木場家の後継者である。木場家は本来、竜神を祀る巫女の家系で、世界的な霊能者の一族。木場家では女性にしか宿らないとされる霊力が、珍しく彼にもある貴重な存在である。執事としての仕事ではドジを踏むことが多く、失敗する度に泉にフォローされているため、泉からは「ドジっ子」と言われている。幼少期から木場は将来、竜恩寺家次期当主の専属執事になることが決まっていたため、泉の父親から竜恩寺家の子供数人の中から当主の後継者を選ぶよう言われ、よく状況を理解できないまま泉を竜恩寺の次期当主として選んでしまい、数年後に成長し執事になってから当主の責任の重さや背負うものの大きさを理解し、泉を選んだことを後悔している。そのため、泉への忠誠心は人一倍あり、常に泉のために行動し尽くしている。何でも完璧なお嬢様である泉と、要領が悪くドジな執事の木場は、泉には釣り合わないと悩み落ち込むことが多い。だが、執事ランクを上げるための向上心は高く、ランク昇格のために日々自分なりに努力しながら執事業に勤しんでいる。

華山 リカ(かやま リカ)

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漫画『メイちゃんの執事』の華山リカ

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実写『メイちゃんの執事』で華山リカを演じた大政絢

演:大政絢
11月16日生まれのAB型。物語当初は中学2年生で身長160cmだったが、婿選び編では高校3年生となり身長も3cm伸びている。大きな目が印象的で、世界中どこへ行っても美人だと評される美少女。しかし、性格は気性が激しくツンデレで口も悪く、メイに対しても意地悪い態度ばかりとっていた。メイのSランク執事理人が欲しくて勝気でメイにデュエロに挑んだが、あっさりと負けてしまう。自分の執事青山を失うところだったが、メイと理人の配慮があり現状を維持出来た。そのことでメイのことを見直し、次第にクラスメイトとして仲良くなっていく。また自分の執事である青山に密かに想いを寄せている。リカの父親は皇族で母親は有名なハリウッド女優であり、その婚外子としてリカが生まれている。そのため母と瓜二つな顔の美人が世間に出回り、父と母の関係が公になってしまうことを恐れた両親の策略で、卒業後はアルビエラ王国の石油王イルファーンとの結婚が決まっている。ドラマ版の設定では、料理が得意で料理コンクールで優勝している。

青山(あおやま)

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漫画『メイちゃんの執事』の青山

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実写『メイちゃんの執事』で青山を演じた真山明大

演:真山明大
華山リカの専属執事。学園に併設されている執事学校を最年少17歳で卒業した優秀な執事であり、執事ランクはAランク。物語当初は身長175cmの18歳の青年が、婿選び編では22歳となる。フェンシングが得意で世界ジュニアチャンピオンのため、デュエロの際はいつも真剣を使っている。性格はリカに似て、勝気で口が悪くメイに対して意地悪な態度を取ることが多かった。リカには結婚が決まっている相手がいるが、密かに恋をしていてリカへの想いを守るためなら、どんな手でも使う卑怯な面がある。リカが理人が欲しいと言った際、理人に嫌悪感を感じながらも勝気でデュエロに挑んだが負けてしまう。デュエロのルール通り、一瞬メイの第2執事になるが、青山とリカがお互いに想い合っていることを察したメイと理人の配慮により、再びリカの執事に戻ることが出来た。

夏目 不二子(なつめ ふじこ)

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漫画『メイちゃんの執事』の夏目不二子

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実写『メイちゃんの執事』で夏目不二子を演じた中別府葵

演:中別府葵
2月22日生まれのA型。事情があり、メイ達よりも4歳年上で物語当初は18歳で婿選び編では22歳の大人だった。そのため色気があり、スタイル抜群で誰もが羨む巨乳である。学園での階級は星ランク。父は日本の裏社会に通じる暴力団夏目組の組長で、母は中国トップのマフィアの娘だったが、母は組織内の争いに巻き込まれて亡くなっている。不二子も両親の影響からか射撃の腕はA級である。しかし、実際に実弾を撃ったことはない。いつ何が起きても良いよう、リップグロスを銃弾にした銃を常に装備している。私服が独特で、メイド服やナース服などのコスプレを私服として使用している。過激な家系で生まれ育ったが、不二子は庶民派で家庭的な一面がある。トラブルがあった場合は、冷静に考えた上で大人な意見を出し、メイ達を見守ってくれている。

根津(ねづ)

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漫画『メイちゃんの執事』の根津

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実写『メイちゃんの執事』で根津を演じた姜暢雄

演:姜暢雄
夏目不二子の専属執事で執事ランクはBランク。身長178cmのA型。ルチア編では32歳、婿選び編では36歳の男性。髭を生やし、執事服を緩く着こなしている。情報収集する能力に長けていて、実は不二子の家系の敵である香港マフィアから派遣されて、不二子の執事をしている。そのため、マフィアのボスのビルに脅されて不二子や学園の仲間を危険な目に遭わせてしまうこともあった。だが、根津の正体を知っても自分の傍にいて欲しい、という不二子の希望でその後も執事を続けている。マフィア時代の名前はジャック。不二子とは本物の恋人のように見られることが多いほど仲が良いが、執事とお嬢様の恋愛はご法度なため、不二子からの強引で激しいアタックを根津が毎回交わしている。そして根津も、不二子のことを密かに想っていて報われないまま両想いを続けている。

麻々原 みるく(ままはらみるく)

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漫画『メイちゃんの執事』の麻々原みるく

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実写『メイちゃんの執事』で麻々原みるくを演じた吉田里琴

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