七尾旅人(Tavito Nanao)の徹底解説まとめ

七尾旅人とは、日本の男性シンガーソングライター。
1998年にリリースした1stシングル『オモヒデ オーヴァ ドライヴ』でメジャーデビュー。繊細な歌声と激烈な感情が共存した楽曲で多くのリスナーやミュージシャンたちの心をつかみ、当時18歳だった七尾は「天才少年」と呼ばれた。
インディーズに移行してからは、『Rollin' Rollin'』や『サーカスナイト』といった名曲を世に出し、2016年にはライブ映像作品『兵士A』を発表。音楽で人々の心を動かせる、生粋のシンガーソングライター。

七尾旅人の名言・発言

「サザンやミスチルみたいに日本中の人を感動させるんだ」

七尾旅人は、以前インタビュー記事にてこのように語っている。

“迷子犬を探して”(『Stray Dogs』収録曲)なんて、それよりもっと前のアマチュア時代、高知県にいた15歳の頃の曲みたいで。当時、こういうポップソングをたくさん作っていて「そのうち東京に行ってバンドメンバーを見つけて、サザンやミスチルみたいに日本中の人を感動させるんだ」みたいな素朴な青写真を描いていたんだけど、その数年後、実際にデビューしたら「なんだこのキチガイは!」みたいなリアクションで(笑)。

出典: www.cinra.net

「日本中の人を自分の歌で感動させたい」
アマチュアだった15歳の頃でも、メジャーで活動していた頃でも、インディーズで活動している現在でも、その想いは変わらない。
だからこそ、既存の弾き語りのライブのスタイルにとらわれず、さまざまな音楽ジャンルを融合させて自分の伝えたいことを表現するというチャレンジ精神が七尾旅人にはあるのだろう。

「友達から借りパクしたギターを持って上京した」

七尾旅人は、2019年に出演した「やついフェス2019」にて「ストリッパーのお姉さん」を演奏する前に、「友達から借りパクしたギターを持って16の時に高知県から飛び出してきた」と語っている。
友達から借りたギターを使い、上京当時多くの楽曲を池尻大橋のアパートで制作していた。おそらく、「ストリッパーのお姉さん」を制作した時も、そのギターを使用していたのだろう。

また、七尾旅人のブログである「Ψ人生おかわりΨ」の、2006年2月13日の投稿では、このように綴られている。

実はこの盤を聴いた27日、即座に楽器屋に行き、生まれて初めてギターを買った。
小振りだけど悪くない鳴りの、可愛らしい中古ギター。
これまでギターは人からくすねること3回、音楽産業体に買わすこと2回で、自分で買った事は無かった。。。
ギターが嫌いだったんだよね。
見た目も音も、自分の琴線に触れてくる部分が全く無かった。

出典: tavito.seesaa.net

七尾旅人が初めて自分でギターを買うきっかけになったのは、シンガーソングライターの下田逸郎ライブアルバム『下田逸郎物語』を聴いたこと。
本人が「ギターが嫌いだった」と語っていることから、七尾が『下田逸郎物語』に出会わなければ、シンガーソングライターである七尾旅人はいなかったのかもしれない。

www.youtube.com

七尾旅人の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

音楽が大好きな父親から影響を受けた

「天才」と世間から評される七尾旅人。彼の音楽性は、父親から多大な影響を受けている。
父親は特にジャズを好んでいたようで、幼少時代、家に帰るとマイルス・デイヴィスなどのジャズナンバーが流れていたとのこと。
『billion voices』の収録曲である「シャッター商店街のマイルスデイビス」など、七尾旅人の楽曲にはジャズの要素が込められたものがあるのも、いまだに父親から受けた影響が残っているからだろう。

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