Radiohead(レディオヘッド)の徹底解説まとめ

Radiohead(レディオヘッド)とは、1992年にイギリスでメジャーデビューしたロックバンドである。「Creep」が世界中で大ヒットし、以降アルバムをリリースするたびに国内外問わず大きな影響を与えている。活動中でありながら「ローリング・ストーンの選ぶ歴史市場最も偉大な100組のアーティスト」に選出されている。オルタナティヴ、シューゲイザー、ポストパンクなどの路線からエレクトロ、アンビエント、コンテンポラリー的な路線へ突如転換して見事成功を収めた驚異的なバンドとして世界に知られている。

『OK Computer』のジャケット。

1. Airbag
2. Paranoid Android
3. Subterranean Homesick Alien
4. Exit Music (For a Film)
5. Let Down
6. Karma Police
7. Fitter Happier
8. Electioneering
9. Climbing Up the Walls
10. No Surprises
11. Lucky
12. The Tourist

1997年にリリースされた3rdアルバムの本作は、世界中で大ヒットし前作を超える評価を得たアルバムである。これまでのシンプルなロックバンドサウンドから大きく変化し、以後の彼らの作品につながるような、実験的なサウンドを持っている。また、プログレッシブロックの影響を受けた複雑な構成を持つ楽曲である「Paranoid Android」は彼らの代表曲の一つとなり、ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・グレイテスト・ソングにランクインしたことがある。

Kid A

『Kid A』のジャケット。

1. Everything in Its Right Place
2. Kid A
3. The National Anthem
4. How to Disappear Completely
5. Treefingers
6. Optimistic
7. In Limbo
8. Idioteque
9. Morning Bell
10. Motion Picture Soundtrack
11. Untitled

2000年にリリースされた4thアルバムである。前作の世界的な大ヒットのため、大きな期待がかかっていたRedioheadは大方の予想を遥かに超えた新しい音楽のアルバムを作り上げた。当時はロックバンドとあまり結びつくことのなかったエレクトロニカサウンドに大きく接近した作品で、既存のロックバンドのサウンドから大きく離れたアルバムであった。大ヒットした前作のサウンドを捨てたバンドに対して当初音楽業界は「商業的自殺」と揶揄したが、予想を裏切り本作も世界中でリリースは成功した。現在は評論家かからの評価も高く、2000年代の最重要アルバムとして選ばれることも多い。これまでのアルバムと異なりギターの音は目立たず、シンセサイザーを多用した繊細なサウンドとトムの歌声が合わさった美しいロックアルバムである。

Amnesiac

『Amnesiac』のジャケット。

1. Pack Like Sardines in a Crushed Tin Box
2. Pyramid Song
3. Pull / Pull Revolving Doors
4. You and Whose Army?
5. I Might Be Wrong
6. Knives Out
7. Morning Bell / Amnesiac
8. Dollars $Cents
9. Hunting Bears
10. Like Spinning Plates
11. Life in a Glasshouse

2001年にリリースされた5thアルバムである。前作と同時期に製作された楽曲で構成されたアルバムのため、全体的な温度感の低い雰囲気は前作と近いが、本作はよりバンドサウンドが表に出た作品である。本作も世界的に大きな成功をおさめた作品である。

I Might Be Wrong - Live Recordings

『I Might Be Wrong - Live Recordings』のジャケット。

1. The National Anthem (Live in France)
2. I Might Be Wrong (Live)
3. Morning Bell (Live in Oxford)
4. Like Spinning Plates (Live)
5. Idioteque (Live in Oxford)
6. Everything in Its Right Place (Live in France)
7. Dollars $Cents (Live)
8. True Love Waits (Live in Oslo)

2001年にリリースされたライブアルバムである。2001年春から秋にかけて行われたライブ音源を集めた,
バンドとしては初めてのオフィシャルにリリースされたライブアルバムである。『Kid A』と『Amnesiac』に収録されている楽曲のライブ音源で構成されている。

Hail To The Thief

『Hail To The Thief』のジャケット。

1. 2 + 2 = 5
2. Sit down. Stand up.
3. Sail to the Moon.
4. Backdrifts.
5. Go to Sleep.
6. Where I End and You Begin.
7. We Suck Young Blood.
8. The Gloaming.
9. There There.
10. I Will.
11. A Punchup at a Wedding.
12. Myxomatosis.
13. Scatterbrain.
14. A Wolf at the Door.

2003年にリリースされた6thアルバムである。後の音楽誌のインタビューで「1曲に凝りすぎて時間をかけすぎないこと」をバンド内で取り決めて制作されたアルバムであり、前作、全前作に比べるとどこか風通しのいい作品である。収録曲の「There There.」はライブの定番曲になっており、ほとんど全てのライブのセットリストに組み込まれている。

In Rainbows

『In Rainbow』のジャケット。

Disc 1
1. 15 Step
2. Bodysnatchers
3. Nude
4. Weird Fishes / Arpeggi
5. All I Need
6. Faust Arp
7. Reckoner
8. House of Cards
9. Jigsaw Falling into Place
10. Videotape

Disc 2 (Bonus Disc)
1. MK 1
2. Down Is the New Up
3. Go Slowly
4. MK 2
5. Last Flower
6. Up on the Ladder
7. Bangers + Mash
8. 4 Minute Warning

2007年に公式ブログで突如リリースを発表した7thアルバムである。フィジカル作品をリリースする前にインターネット上で期間限定で先行ダウンロード販売を行い、価格を購入者が自由に決めることができるなど前代未聞の販売方法を行い大きく話題となった。限定ボックスセットには、ボーナスディスクが付いている。前作よりも音数を減らしてシンプルなビート感のバンドサウンドになっており、Radioheadが持つ独特のヒリヒリとした美しさを感じる作品である。ローリング・ストーン誌の選ぶオールタイム・ベストアルバムに選出されている。

Radiohead: The Best Of

『Radiohead: The Best Of』のジャケット。

Disc 1
1. Just
2. Paranoid Android
3. Karma Police
4. Creep
5. No Surprises
6. High & Dry
7. My Iron Lung
8. There There.
9. Lucky
10. Fake Plastic Trees
11. Idioteque
12. 2 + 2 = 5
13. The Bends
14. Pyramid Song
15. Street Spirit (Fade Out)
16. Everything in Its Right Place
17. You And Whose Army

Disc 2 (Bonus Disc)
1. Airbag
2. I Might Be Wrong
3. Go To Sleep
4. Let Down
5. Planet Telex
6. Exit Music (For A Film)
7. The National Anthem
8. Knives Out
9. Talk Show Host
10. You
11. Anyone Can Play Guitar
12. How To Disappear Completely
13. True Love Waits (Live)

2008年にリリースされた初めてのベストアルバムである。メンバーはベストアルバムのリリースに関して否定的だったが、前作リリース直前に契約解除したレコード会社の主導で選曲しリリースしたアルバムである。

The King Of Limbs

『The King Of Limbs』のジャケット。

1. Bloom
2. Morning Mr. Magpie
3. Little by Little
4. Feral
5. Lotus Flower
6. Codex
7. Give Up the Ghost
8. Separator

2011年にリリースされた8thアルバムである。本作も前作に引き続き最初に配信でリリースされている。アルバム全体の雰囲気は前作に近いが、本作はダブステップなどのリズムを取り入れ、ヒップホップに通ずるリズム感のある楽曲が並んでいる。

A Moon Shaped Pool

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