Radiohead(レディオヘッド)の徹底解説まとめ
Radiohead(レディオヘッド)とは、1992年にイギリスでメジャーデビューしたロックバンドである。「Creep」が世界中で大ヒットし、以降アルバムをリリースするたびに国内外問わず大きな影響を与えている。活動中でありながら「ローリング・ストーンの選ぶ歴史市場最も偉大な100組のアーティスト」に選出されている。オルタナティヴ、シューゲイザー、ポストパンクなどの路線からエレクトロ、アンビエント、コンテンポラリー的な路線へ突如転換して見事成功を収めた驚異的なバンドとして世界に知られている。
1968年10月7日生まれ。ボーカル、ギターを担当している。多くの楽曲で作詞作曲を行っている。
生まれつき左目にハンディキャップを抱えており、父の仕事の関係で引っ越しばかりの生活を送ってきたこともあって「子供時代はストレスが多かった」と語っている。8歳の時に始めてギターに触れ、その苛立ちをぶつけるように夢中になっていった。
「最も精力的なイギリス人ミュージシャンの1人」、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」などにも選ばれており、ソロアーティストとしても精力的に活動している。
ジョニー・グリーンウッド
1971年11月5日生まれ。主にリードギターを担当しているが、他にもシンセサイザーや、ヴァイオリンなど多様な楽器の演奏も担当するマルチプレイヤー。
学生時代、すでに組んで活動していた兄のコリンやトムたちに自分も混ぜてほしいと思っていたが言い出せず、「見学のふりをしながら彼らの演奏に合わせて隣でシンセサイザーを弾く」ことを繰り返していた。ある時ジョニー無しで演奏した際、「何かが足らない」と考えたトムたちに誘われて正式にメンバーとなるも、これはそうなるよう最初から画策したものだったという。
曲に合わせて様々な楽器を操り、バンドのサウンドメイクの中核を担っている。
エド・オブライエン
1968年4月15日生まれ。ギター、コーラスを担当している。ギターを担当する3人のメンバーの中で最もギターサウンドを志向しており、多くのエフェクターを使用している。
メンバー随一のスポーツマンで、学生時代はサッカーやクリケットで活躍。現在もサッカー観戦を趣味としている。
コリン・グリーンウッド
1969年6月26日生まれ。ベースを担当している。メンバーのジョニー・グリーンウッドの実兄である。
トム・ヨークと最初に出会ったメンバーであり、共にジョイ・デヴィジョンの熱烈なファンだったことから意気投合。以降20年以上音楽活動を共にしている親友の間柄。メンバーの中ではもっとも高学歴だが、同時にもっとも陽気な人柄でも知られている。
フィル・セルウェイ
1967年5月23日生まれ。学生時代にエドの勧誘でメンバーとなり、ドラムを担当している。ドラムセットのチューニングを高めに設定しており、線の細いドラムスタイルが特徴的である。
スキンヘッドがトレードマークで、プロとして活動し始めたころにはすでにこの髪型だった。非常に温厚な人柄で知られるものの、トムによると「怒らせると手に負えない」らしい。
Radioheadのディスコグラフィー
Drill
1. Prove Yourself
2. Stupid Car
3. You
4. Thinking About You
1992年にメジャーデビュー作品としてリリースされた4曲入りのEP。当時のロックジャンルにおいて主流だったグランジの影響を受けたようなノイジーでシンプルなギターサウンドだが、トムの繊細かつエモーショナルな歌声が印象的な作品である。デビュー作ではあるが安定した演奏であり、5人のメンバーの演奏技術のセンスを感じることができる。
Pablo Honey
1. You
2. Creep
3. How Do You?
4. Stop Whispering
5. Thinking About You
6. Anyone Can Play Guitar
7. Ripcord
8. Vegetable
9. Prove Yourself
10. I Can’t
11. Lure
12. Blow Out
1993年に1stアルバムとしてリリースされた。基本的にはノイジーなギターサウンドで前作の『Drill』と同じ方向性の音楽性だが、音が良くなり、よりクリアな音像になっている。大ヒットした「Creep」のようにキャッチーなメロディだが、暗い雰囲気を持つ楽曲が並んでいる。
The Bends
1. Planet Telex
2. The Bends
3. High and Dry
4. Fake Plastic Trees
5. Bones
6. (Nice Dream)
7. Just
8. My Iron Lung
9. Bullet Proof…I Wish I Was
10. Black Star
11. Sulk
12. Street Spirit(Fade Out)
1995年にリリースされた2ndアルバム。前作で「Creep」が世界中で大ヒットしたが、その後のシングルはリリース面で苦しみ、メンバーの精神状態の悪化から本作の制作は難航していた。しかし、苦しんでいたトムがジョン・レッキーのライブを見に行き、感銘を受けたことで制作は完成に向かい、結果的に評論家から高い評価を受けるアルバムとなった。ローリングストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバムにも選出されるなど、彼らの初期の名盤である。
OK Computer
目次 - Contents
- Radioheadの概要
- Radioheadの活動経歴
- 「On A Friday」時代
- 『Drill』〜『Pablo Honey』
- 『The Bends』〜『OK Computer』
- 『Kid A』〜『Amnesiac』
- 『Hail To The Thief』〜『In Rainbows』
- 『The King Of Limbs』〜『A Moon Shaped Pool』
- Radioheadのメンバー
- トム・ヨーク
- ジョニー・グリーンウッド
- エド・オブライエン
- コリン・グリーンウッド
- フィル・セルウェイ
- Radioheadのディスコグラフィー
- Drill
- Pablo Honey
- The Bends
- OK Computer
- Kid A
- Amnesiac
- I Might Be Wrong - Live Recordings
- Hail To The Thief
- In Rainbows
- Radiohead: The Best Of
- The King Of Limbs
- A Moon Shaped Pool
- Redioheadの代表曲
- Creep
- Fake Plastic Trees
- Paranoid Android
- There There.
- Radioheadのミュージックビデオ(MV/PV)
- Pyramid Song
- Jigsaw Falling into Place
- Lotus Flower
- Radioheadの名言・発言
- Redioheadの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「Creep」が最初にヒットしたのはイスラエルだった
- 「Fake Plastic Tree」の完成に涙したトム
- バンド加入前の恥ずかしがりだったジョニーの作戦
- アルバムの価格を購入者に任せたら平均1000円だった
- 村上春樹を愛読するトム
- メンバーのほとんどがベジタリアン