魁!!男塾(曉!!男塾・極!!男塾・真!!男塾)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『魁!!男塾』とは、『週刊少年ジャンプ』で連載された宮下あきらによる格闘バトル漫画。全国から札付きの不良たちを集め、スパルタ教育を施して一人前の漢に育てる男塾を舞台に、塾生たちの根性や死闘を描くストーリー。累計発行部数2700万部を突破した人気作品で、テレビアニメ、実写映画などにも展開された。『週刊少年ジャンプ』黄金期を支えた人気作であり、連載終了後も『曉!!男塾』『極!!男塾』『真!!男塾』など、多くの続編やスピンオフ作品が存在する。

塾生達には日ごろから厳しい態度をとり、心では塾長として深い愛情をかけて塾生を導いている最強の塾長江田島平八が天挑五輪大武会で自ら助っ人として参戦した名シーン。江田島は、日ごろから厳しい試練に塾生が成功すると教官たちは悔しがる中、そのことを笑い飛ばし塾生を褒める。そんな様子から江田島は日頃から飴と鞭を上手に使い分けているのが分かり、このシーンでは最強の助っ人として、自ら体を張って塾生に加勢するなど塾生への愛を感じるセリフとなっている。

伊達臣人「気にすんな お前が弱いんじゃねぇ 俺が強すぎるんだ」

大威震八連制覇の石油の湖の上にある、とげの石柱が何本もそびえ立つ時間がたてば火の海になるという過酷な燦燋六極星闘ステージにて、三号生の男爵ディーノと対峙した時の伊達の名シーン。圧倒的な強さとその自信、ファンからは伊達が出てきた時の安心感と言われるほど強く、そしてこのような自信に満ちたセリフも嫌味を感じさせない。

明石剛次「焼き鳥でも作って地獄の鬼に振舞うんだな」

冥凰島に男塾の助っ人としてやってきた赤石剛次が、剣を一振りしただけで張鳳を倒し、その後人も載せられる大鷲を使った寇鷲使も難なく撃破する赤石の戦い方にスカッとする名シーン。一号生達によく目をかけ、強く厳しいが頼れる先輩といった赤石であるが、敵には煽るセリフが多く、今回のセリフもまさにそれにあたる。ファンの間では熱く強く豪快な漢として人気があり、キャラクター人気投票では必ず上位に入る程人気がある。

『魁!!男塾』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

王大人は最強のキャラクターである

王大人は驚邏大四凶殺で初登場するが、なんとどんな人でも治す能力を持っている。溶岩に落ちたJが生きていたり、巨大な氷に潰された虎丸が生きていたり、硫酸に落ちたセンクウが生きていたり、致命傷を負った人物も彼にかかれば復活させる事が可能。死んだと思われた仲間は包帯まみれでベッドに寝ている状態になり、全て復活する。ちなみに戦う時は魔術を使う、やはり只者ではない。

アニメ版は早々に打ち切りになってしまった

テレビアニメは1988年2月から11月までフジテレビ系列で全34話が放送された。東映アニメーション製作。アニメ版の次回予告でも視聴者のハガキを桃太郎が読んで答えるだけで、次回の内容については全く触れないという、原作に負けず劣らずのおふざけぶりを見せていた。裏番組が強かったこともあり、視聴率低迷だけでなく、作品の内容がフジテレビ上層部の逆鱗に触れ、更にPTAから抗議が殺到し、本来半年間放送される筈だった大威震八連制覇編が話数短縮の憂き目に遭う。

作中のキャラクターは死んでも生き返る

本作に登場するキャラクターが死んでも、実は生きていたとして再登場するパターンが多い。これは原作者の宮下が、人を死なせないことを意識して描いたからである。自分が生み出したキャラクターをそう簡単に死なせたくないという愛情からだというが、あまりにやりすぎたため、死亡している設定の登場人物を原稿に描き、担当編集者に指摘されたこともあるという。本編中では死亡したままのキャラクターも、後継作品では復活している場合がある。

『魁!!男塾』の主題歌・挿入歌

アニメ版OP(オープニング):一世風靡セピア『汚れちまった悲しみに...』

一世風靡セピア『汚れちまった悲しみに…』

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