あたしンち(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『あたしンち』とは1995年6月からけらえいこ原作で朝日新聞より連載が開始された日常コメディ漫画。その後メディアファクトリーよりコミック化される。母、父、長女のみかん、弟のユズヒコの4人家族「タチバナ家」の日常が繰り広げられる。みかん・ユズヒコの学校生活や友達とのやりとり、母の友好関係、父の仕事などからリアルな描写が描かれている。他にも個性的なキャラクターが多く登場。アニメ化や映画化もされており長年根強いファンを獲得している。
『あたしンち』の概要
『あたしンち』は1995年6月からけらえいこ原作で朝日新聞より連載が開始された日常コメディ漫画。2002年〜2006年までは隔週連載、それ以降は毎週連載となった。1995年から『メディアファクトリー』でコミック化。単行本は全21巻。1996年には『文藝春秋漫画賞』を受賞。2002年にはテレビ朝日でアニメ化され、2003年にアニメ映画化。2010年には当時では珍しい3Dアニメ映画化も果たした。連載自体は2012年3月をもって終了したが、2015年10月〜2016年4月までアニマックスで『新あたしンち』が放送される。2019年には家族それぞれの初傑作選が『朝日新聞出版』から発行された。2020年からは新作が『朝日新聞ウィークリーAERE』で連載されることが決定した。同年5月からは公式YouTubeを開設し来年3月まで270話が無料配信される。
主な登場人物はマイルールにより我が強い母、無口のマイペースな奔放屋父、喜怒哀楽の激しいおっちょこちょいの長女みかん、シャイな現実主義者の弟ユズヒコの4人家族「タチバナ家」の日常が繰り広げられている。一家は5階建て3LDKマンションの右端に住んでいる。みかんは高校生でユズヒコは中学生であり、殆どの人が経験した学校生活とリンクができる。専業主婦の母は力強く権限を持っており、父は殆ど口にしない。そんなところもよくある家族を想像できて人気になっていった。他のキャラクターたちは個性豊かで誰一人として錆びておらず登場回数を増やしている。
『あたしンち』のあらすじ・ストーリー
主人公のみかんを筆頭に母・父・ユズヒコの四人の家族模様や日常を繰り広げている。
連載当初はみかんと母がメインでストーリーが進んでいったが、徐々にユズヒコや父、その他キャラクターも多く描かれるようになった。
立花家では阿鼻叫喚してしまう母の行動に振り回されるみかんがよく描かれている。
家族とのストーリと同等で高校の日常風景が描かれている。
高校内の話が圧倒的だが他にもベア研やバイト、しみちゃんなどの友人とお出かけシーンもある。
基本的に母の珍行動が描かれることが多い。自分一人で収まればいいのだが大抵は家族や友人、周囲の人を巻き込む騒ぎとなる。
見た目と性格から一度会ったら忘れられない人物となっている。
家族のストーリーと同等に友人とのお茶会が繰り広げられる。特にお茶会は定期的に行われており何かと集合している。メンバーは水島を始めと戸山と時々三角である。
大体は爆弾発言、行動があるため周囲を驚かせている。
他には父との旅行やみかんとお出かけ、買い物風景なども描かれることが多い。
ユズヒコは知的なため母とみかんのやりとりから学習をしてなるべくトラブルに巻き込まれないようにしているが、たまに母から襲撃されたり巻き添えを食う場面が描かれている。
また、子供っぽい部分を指摘され不貞腐れる姿もよく描かれている。
家族との話に登場するが、家や出かける時に一人でいるシーンも多く描かれる。
その他は中学内の話が基本的。たまに友達とのお出かけ風景も描かれる。
父は無口で立花家の中で一番会話数が少ない。(みかんと母がお喋りすぎるところもあり)
父の風格に注目された話がよく描かれている。
家族関連の登場が圧倒的に多く、仕事風景はほとんど描かれていない。
母の付き添いをしていることが多い。
他に友人と飲みに行くシーンが見られる。
喧嘩もするし啀み合うこともあるがなんだかんだ母のことが嫌いにはなれず、誰も考えつかない魅力的な部分に魅かれる人が多い。
『あたしンち』登場人物・キャラクター
立花家
立花みかん
CV:折笠富美子
本作の主人公でモデルは作者。立花家の長女で草井高校2年生。身長は155cmと少々小柄。就寝前以外は常にお団子ヘア。中学まではツインテールをしていた。
クラブ活動でテディベア研究会(ベア研)に所属している。腕前は確かなものでよく自作の立派なテディベアを何体も手作業で完成させる。将来の夢はプロになること。だが、母にはお遊びだと思われているようで、捨てられそうになった苦い経験がある。
天真爛漫で大雑把、注意力が散漫しデリカシーがないところは完全に母親譲りである。幼い頃からボーとしており口が空いていたため、よく父親にゴミを入れられていた。学校では単独行動が目立つため先生に注意されることが多かった。気になりだすと物事に深くのめり込んでしまう(自称「心の旅」)ため、時間配分がとても苦手である。
高校生活では、親友のしみちゃんを始めとした友達との会話やクラスメイトの岩木くんに片思いするなど楽しく過ごしている。やはり人と違う面があるようでよく笑い者にされるが本人は至って真剣なので憎めない奴として多くの友達が存在する。
母
CV:渡辺久美子
モデルは作者の母。名前は公表されておらず、「立花」としか明記されていない。大分県出身。兄と弟がいる長女。身長は165cmと高め。仕事はしておらず専業主婦業を営む。見た目から半魚人、たらこ唇、天然パーマと特徴的な印象しかない。ちなみに半魚人とたらこ唇は母親譲りである。
豪快でデリカシーのない性格のため思春期なみかんとユズヒコとはよく衝突をしている。特にみかんへの当たりが強くよく喧嘩をして押し切ち勝ちをする。隠し事が苦手でつい口に出てしまい周囲をハラハラさせる達人。ミーハーで行動力の化身が故に家族を振り回すことが多い。また、打たれ弱い一面がある。家事の最中機嫌が良いと「情熱の赤い薔薇」を歌い出す。体重は秘密だが体脂肪率は50%以上ある。
かなりの節約家でみかんと父のお弁当のおかずは一品という所業。節約について口酸っぱく反応するが自分が忘れると誤魔化す。
無神経で気持ちを逆撫でしやすいが、愛嬌がありどこか憎めないタイプ。家族のことを褒められるととても自分のことのように嬉しい。家族思いで笑顔が絶えない家庭を作り上げている。
立花ユズヒコ
CV:阪口大助
モデルは作者の弟。立花家長男でみかんの弟。中学2年生。身長は約155cm。部活は野球部に所属。しかし弱小部のため週2しか活動がない。
乳児期は乳離れがなかなかできなかった。幼少期は臆病者でみかんの後ろをよくくっついていた。親戚家で飼っている鳥に襲われてから鳥が苦手になる。みかんに対して大人しくしているため母には好かれているが本人は嫌がっている。
シャイであり口数が少ないが神経質なため間違いにはきちんと反論をする。賢いためみかんや母の言葉を正すことが多々ある。だが案外信じやすいタイプなので同級生の冗談を間に受けやすくよく揶揄われている。ふざけきれてない部分がありよく周囲に気を遣わせる。
実はクラスでは結構モテているのだが本人に自覚はない。
アイドルの「丸野丸美」(原作では「◎◎◎子」)のファンだがみんなにはひた隠しにしている。読書が好きすぎてトイレでも読んでいる程だ。
好きなものに対しては共有しずにひっそり楽しむ性格であり年頃の男の子を思わせる。
父
CV:緒方賢一
母と同じく名前は公表されておらず「立花」という表記だけであり、大分出身。身長は約165cm。仕事は普通のサラリーマン。
基本的に無口であり家族からも何を考えているのか分からない。だが、父の仕草で母は大体のことが分かる。行動力があるため母と似ているところがある。煙草を吸うが子どもの前では吸わない、パチンコには行くが依存症ではない。程よく自分の娯楽に浸っている。ただ、酒癖は悪く酔った勢いでものを買ってきたり、部屋のあらゆるものを捨てたりしてしまう。
母とはお見合い結婚。みかんから結婚の決め手を聞かれた時に「人助け」と笑わせていたが、口が大きい人がタイプであるということからユズヒコからは「容姿で選んだのではないか?」とされている。
みかんに関する登場人物ークラスメイト
しみちゃん
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目次 - Contents
- 『あたしンち』の概要
- 『あたしンち』のあらすじ・ストーリー
- 『あたしンち』登場人物・キャラクター
- 立花家
- 立花みかん
- 母
- 立花ユズヒコ
- 父
- みかんに関する登場人物ークラスメイト
- しみちゃん
- 吉岡
- 岩木
- ゆかりん
- のばら
- エミ
- 春山
- みかんに関する登場人物ーテディベア研究会
- 理央
- 浅田
- 梶井
- 新田
- 宮崎先生
- 村上先生
- ひとみ先生
- 母に関する登場人物ー友人・知り合い
- 水島
- 戸山
- 三角
- 大和田マチコ(ホホエミさん)
- 坂田
- 母に関する登場人物ー親戚
- ばーちゃん
- じーちゃん
- 母に関する登場人物ーマンションの隣人
- 鈴木 / 越野あん
- 袴田
- ユズヒコに関する登場人物ークラスメイト
- 藤野
- 新井(那須野)ナスオ
- 石田ゆり
- 須藤
- 川島
- 山下
- 小山田
- 安藤里奈
- ユズヒコに関する登場人物ー学校の教師
- 原先生
- 林先生
- ユズヒコに関する登場人物ーその他
- 理容師
- たっくん
- 丸野丸美
- 父に関する登場人物
- 川柳 / ヒロシ
- 井上夫妻
- 父の母
- 山田
- 『あたしンち』の用語
- 情熱の赤い薔薇
- テディベア研究会(ベア研)
- ウォップ
- Green wood
- ビューティサロンさくら
- yomiuri
- 『あたしンち』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 父「結婚してからずっとこいつと一緒に歩いてきた。辛いときも苦しいときも、ずっとこれからも、20年でも30年でもずっーとだ。いいか、女房は戦友だ。戦友ってのはな、そいつのためなら命を張れるってことだ。」
- 母「ああやって日頃ちょっとしたことで人をいい気分に させる人…ああいうのが、幸福になれる人 なのよね…」
- 三角「ヘタに謙遜するとみんな安心して本音をぶつけてくるのよね」
- しみちゃん 「人の失敗ってヘビのぬけがらじゃん?ヘビのぬけがら!実態はものそこにないやつ!だいたい人ってぬけがらの方を見てあーだこーだいうんだよ。でも本体はそこにない…ってことあるよね?」
- 『あたしンち』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- あたしンちのみかんが発達障害ではないかという噂
- あたしンちのアニメにテニプリが登場していた
- あたしンちYouTube公式チャンネル解説に原作者「”公式がそれ出すか!”を期待」
- 『あたしンち』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング)&ED(エンディング):キンモクセイ『さらば』(OP:2002年4月第1回放送〜2005年6月第142回まで/ED:2009年9月(最終回))
- OP(オープニング):小泉今日子『あたしンちの唄』(2005年7月第143回〜2008年12月第297回まで)
- OP(オープニング)&ED(エンディング):森三中『プロリンサイズ♪』(OP:2009年1月第298回〜2009年9月第330回(最終回)まで/ED:2009年3月第305回〜2009年8月第327回まで)
- ED(エンディング):平山あや『来て来てあたしンち』(2002年4月第1回〜2005年11月第161回まで・2009年9月第328回)
- ED(エンディング):ザ・タチバナーズ『LET’S GO!あたしンち』(2005年12月第162回〜2007年7月第232回まで・2009年9月第329回)
- ED(エンディング):キグルミチコ『ほっとっとっとなまいにち』(2007年7月第233回〜2009年2月第304回まで)
- 劇場版主題歌:矢田顕子『あたしンち』
- 挿入歌:みかん『カラオケ天国』
- 挿入歌:母『情熱の赤い薔薇』