憂国のモリアーティ(憂モリ)のネタバレ解説・考察まとめ

『憂国のモリアーティ』とはコナン・ドイル作の小説『シャーロックホームズシリーズ』を原案とし、構成を竹内良輔、作画を三好輝が担当するミステリー漫画である。2016年に月間漫画雑誌『ジャンプSQ.』で連載開始され、アニメ・小説・ミュージカル・舞台と多様なメディアミックスを行っている。
原案の小説では敵役として登場するジェームズ・モリアーティを主人公に据え、彼とその仲間たちによる腐敗した国を相手取った壮大な計画と名探偵ホームズとの緻密な頭脳戦が描かれていく。

最後の事件の終盤、英国中の人々が注目する中でウィリアムと対峙した時にシャーロックが放った言葉。
ウィリアムのこれまでの計画やその行動の意味、そして死にたいという彼の気持ちも全て知った上で「この世で取り返しの付かない事なんて一つもねぇんだよ!!」と叫び、手を差し伸べた。偶然の出会いからこれまでの事件を通してウィリアムのことを大切な友人だと認識していたシャーロックは、ウィリアムも同じ気持ちだったことを知り、"探偵"としてではなく"友人"としてこの最後の場に現れ彼を諭そうとした。

『憂国のモリアーティ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

脳が疲労すると眠るウィリアム

大英帝国の極秘文書を無事奪還した後、束の間の休息を取るウィリアム。

ウィリアムはその膨大な知識と優れた処理能力を活用する反動として、電池が切れたように眠ってしまうことがある。
幼い頃からの癖のようなもので、幼少期からの知り合いには周知の事実である。

連載当初から決定していたアニメ化

『憂国のモリアーティ』は漫画連載は2016年から始まり、アニメは約4年後の2020年から放映されたが、アニメ化の話自体は連載開始当初にあったとされている。
この話はアニメの公式サイトに掲載されている、原作漫画担当の三好輝とアニメの監督を務めた野村和也の対談で語られた。

moriarty-anime.com

コミックス表紙の規則性

『憂国のモリアーティ』のコミックスの表紙は、奇数巻をモリアーティ陣営、偶数巻をホームズ陣営のキャラクターにするという規則性があった。
しかし、ホームズ陣営のキャラクターの人数が少なくネタが尽きてしまったため、2021年12月に発売された16巻はモリアーティ陣営であるザック・パターソンが表紙を飾っている。

『憂国のモリアーティ』の主題歌・挿入歌

第1クール

OP(オープニング):畠中祐『DYING WISH』

作詞:マイクスギヤマ、作曲・編曲:Rasmus Faber

ED(エンディング):STEREO DIVE FOUNDATION『ALPHA』

作詞・作曲・編曲:R・O・N

第2クール

OP(オープニング):畠中祐『TWISTED HEARTS』

作詞:KOHTA YAMAMOTO、France AUDON、作曲・編曲:KOHTA YAMAMOTO

ED(エンディング):STEREO DIVE FOUNDATION『OMEGA』

作詞・作曲・編曲:R・O・N

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