憂国のモリアーティ(憂モリ)のネタバレ解説・考察まとめ

『憂国のモリアーティ』とはコナン・ドイル作の小説『シャーロックホームズシリーズ』を原案とし、構成を竹内良輔、作画を三好輝が担当するミステリー漫画である。2016年に月間漫画雑誌『ジャンプSQ.』で連載開始され、アニメ・小説・ミュージカル・舞台と多様なメディアミックスを行っている。
原案の小説では敵役として登場するジェームズ・モリアーティを主人公に据え、彼とその仲間たちによる腐敗した国を相手取った壮大な計画と名探偵ホームズとの緻密な頭脳戦が描かれていく。

犯罪相談役(クライムコンサルタント)

ウィリアムの裏の仕事。悪徳貴族への罰を下すことが主な活動である。
貧しい人々や悪徳貴族の領地に住む市民からの声を聞き、ウィリアムの優れた知能で完全犯罪を実行するまでの計画を立てる。
相談の窓口はフレッドが担当することもある。

犯罪卿

モリアーティ3兄弟とその仲間達を指す呼称。
シャーロックなどの一部を除く世間一般では、悪徳貴族を始末する殺人犯の一人(ウィリアム)を指す呼称だと思われている。
初めは悪徳貴族のみを始末する義賊として市民から支持を得ることも多かったが、ウィリアムの計画通り徐々に市民と貴族にとっての共通の敵として名を広めていく。

モリアーティプラン

ウィリアム達犯罪卿が企てた全ての犯罪や騒動の総称。
犯罪という手段で、自分たちが貴族と市民の両方から忌み嫌われ共通の巨悪となり、最後は巨悪(モリアーティ)の抹殺によって完了する計画。貴族と市民が共通の敵にに立ち向かうことで、自由平等社会の実現に近づけることを目的としている。

MI6

公には存在していないことになっている軍情報部の第6課。
予算がなく設立が見送られていたが、ウィリアムの策により偶然を装って麻薬組織を壊滅させて手に入れた莫大な資金を元に予算問題を解決したことで設立された。その際に軍情報部の上官であるマイクロフト・ホームズにアルバートが予算問題解決の対価に自分が指揮権を得ることを求めたため、陸軍中佐だったアルバートは表向きでは退団し、"M"と名乗り指揮官を務めている。

諮問探偵(コンサルティングディテクティブ)

警察が手に負えなくなった事件を解決する、世界で唯一と自称するシャーロックの仕事。
主にレストレード警部から難事件に関する相談や依頼を受け、その優れた観察眼や推理力で解決に導く。

ベーカー街221B

シャーロックとジョンがルームシェアしている部屋。家主はミス・ハドソン。
元々はシャーロックが1人で暮らしていた。しかし家賃滞納に痺れを切らしたハドソンに詰め寄られていた際、友人からルームシェアすることを提案される。数人の候補を審査した後、最終的にジョンと共に暮らすことで落ち着いた。

ベーカー街不正規隊(ベーカーストリートイレギュラーズ)

ベーカー街で暮らすストリートチルドレンで構成された組織。隊長のウィギンズの他に、バトラー、ユーリー、グリーン、スカイ、リードが隊員として登場する。
シャーロックが依頼を出し、その内容に応じて報酬を渡している。探し物や使いっ走りなどなんでもこなす。

『憂国のモリアーティ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ「悪魔が消え去れば人の心は澄み渡り呪いは解ける この国はきっと美しい」

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