身勝手な大人に翻弄される少年たちの痛みを描く映画まとめ!『白いリボン』など
ここでは身勝手な大人たちに翻弄される少年の繊細な心を描いた映画をまとめた。大人たちの思惑に翻弄され純真さを捨てていく少年を描く『ブラック・ブレッド』、美しい田舎町で表出する大人たちの心の闇に苦しめられる少年を描く『白いリボン』などを紹介している。
『白いリボン』観ました。ミヒャエル・ハネケ監督作品です。徹底的といっていいかもしれません。戦前のとある村が舞台です。閉塞感漂う映画です。映像から浮かぶ、語り手と登場人物たちの、心理の捌きはいまいちかも…。それでも、余りある徹底的な姿勢。すばらしいですよー。よかったら。ぜひ。
— sanae-o (@sanaeo1) 2013.08.26 21:06
ハネケに関して、映画作家としてはあまり人気がないとつぶやいたが、最近は徐々に評価が高くなっていることは確かだとは思う。中条省平氏はハネケが嫌いな理由を、しつこい演出、こけおどしの露悪趣味だと言っている。が、『白いリボン』で感心したらしい。
— 榎本憲男★『マネーの魔術師 ハッカー黒木の告白』1月20日発売! (@chimumu) March 20, 2013
ミヒャエル・ハネケ祭りをしようと思ったけど1本が限界でした。『白いリボン』再視聴。大戦直前のオーストリアの農村、続く日常とどこかが壊れていく不協和音。2,3度観れば、今度こそ何かがわかるような感覚に陥るのがハネケ作品には多い…が。
— さとれない (@dul0x) 2013.08.30 15:06
"明りがほんのり漏れている診察室、そのドアを少し、静かに開けると、 父と姉との異様な光景が…。" ■ ドイツ映画の傑作 「 白いリボン 」 を観る ( 下 ) ■ - 音楽の大福帳 bit.ly/1aRiytu
— №37304 (@No37304) 2013.08.29 23:43
今日は『処女の泉』と『白いリボン』という2つの素晴らしい映画に出会えたので幸せな一日でした
— ばやし (@chelsea_1029) 2013.08.26 00:23
最近観た映画で1番怖かったのは「白いリボン」だな
— Tsukasa Shizuku (@tsukasa0118) August 26, 2013
▼『父、帰る』
出典: www.amazon.co.jp
父が彼らを叱る時には筋の通った理由があるのですが、兄弟達にはそれが伝わりません。何せ父と兄弟の間に流れているのは絆ではなく、12年という空白の歳月なのですから。
何だこれは?という不親切極まる映画ですが、あれこれ想像できる分楽しい映画だとも言えます。映画賞とかも獲っていますがどうなんでしょう、一般受けする映画ではありませんね。
恐ろしくも重厚な悲劇なのである。特に終盤の展開は衝撃的だ。「父子の葛藤が引き起こす悲劇」とだけ言っておくが、度肝を抜かれた。
いっときロシア映画は色々見たけど、とんでもなく縁起が上手い俳優ガゴロゴロ居るのに恐れ入ったな。かの地の演劇や映画の人材の厚さを垣間見る思いだった。「フルスタリョフ」もそうだけど、忘れ難いのが「父、帰る」って映画の主演やった俳優。佇まいそのものが理不尽きわまりなくて素晴らしかった。
— 瀬川深 Segawa Shin (@segawashin) August 31, 2013
今日観た「父、帰る」というロシア映画は素晴らしかった
— machi (@machipochi) August 27, 2013
▼『少年と自転車』
出典: www.amazon.co.jp
シリルの複雑にねじ曲がった怒りと哀しみを、抑制の中でリアルよみがえらせるアルデンヌ兄弟の演出はこの作品でも健在、その映像は胸に爪を立てられるような痛みを伴う。
出典: d.hatena.ne.jp
シリルは過酷にも自分の冒した罪に対峙することになります。小さな子供なりに罪を受け入れる姿に、切なさと同時に成長を感じ泣きそうになりました。
最後に訪れるのは、幸か不幸か。ハラハラしながら見ることをお勧めします。87分と短い上映時間も素敵な、ほろ苦い人生劇場。