ノー・ガンズ・ライフの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ノー・ガンズ・ライフ』とは、カラスマタスクによって「ウルトラジャンプ」で連載されたSF漫画作品である。本作は読みきりを2回経て、2014年に連載が開始された。
主人公は、作中で「拡張者」と呼ばれるサイボーグ、乾十三(いぬいじゅうぞう)。十三は、街で「処理屋」というトラブルシューターを営んでおり、頭頂部が拳銃になっているという、かなり奇抜な見た目のキャラクターである。
古臭い探偵小説のような物語である本作では、鉄の塊のような、武骨な男の言うハードボイルドなセリフが印象的である。

セブン

ベリューレンが所持する唯一のガンスレイブユニット。気弱な少年のような性格で、ハンズであるペッパーに依存している。飴玉に含まれた鎮静剤を使っている。リボルバー式の十三とは違い、頭部の銃の形状はオート。

「最低だよ本当に お前にこんなことを頼むなんて …乾十三僕の代わりにペッパーを頼む」

第7巻出典

鉄朗と十三はスピッツベルゲンの懐に入り込み、鉄朗はウォシャウスキー博士と対峙した。博士は鉄朗に打ちのめされたものの、彼が理不尽な目に合わされても、犠牲を出さずに戦うとするその姿を見て、かつて自分が理不尽な世界から抗うために拡張体の研究を行っていたことを思い出した。そして、自分の信念を曲げようとしない鉄朗にかつて抱いた自分の理想の姿を見て、満足気な表情を浮かべていた。
だがそこに、ベリューレンの刺客であるペッパーとセブンが現れ、博士にとどめを刺してしまう。
実は、ベリューレンとスピッツベルゲンは裏で繋がっていたのだ。反拡張主義であるスピッツベルゲンだが、近年は金のために破壊活動を行うテロリスト集団に成り下がっていたのである。そして、スピッツベルゲンがテロ活動を行うほど、自衛のために拡張処理を行うものが現れ始め、利益の一致から、スピッツベルゲンの中からベリューレンと手を組もうとする者が現れはじめた。そんな彼らは、ベリューレンとの対立を望む博士が邪魔だった。そこでベリューレンは、ペッパーとセブンの2人に博士を始末するよう命じたのであった。

博士を始末した後、2人は十三と対峙した。十三のことを気に入っているペッパーは、自分のものになれと、十三に声をかけるが、十三は聞く耳を持たなかった。ペッパーは尚も十三に固執し、セブンに勝ったらかつての十三のパートナーの居場所を教えると言った。そしてハンズの力でセブンのガンスレイブユニットの力を解放し、十三に戦いを挑んだ。
ハンズのいない十三は徐々に追いつめられていった。しかし、鉄朗がハルモニエの力で十三の内部にハッキングして、ハンズなしでガンスレイブユニットの力を使えるようにした。ガンスレイブユニットの力を解放した十三は再びセブンと戦い、そして彼に勝った。しかし、ペッパーとセブンは必要以上に周囲を破壊してしまったために、周囲から注目を浴びてしまった。騒ぎが大きくなり、EMSの介入を恐れたベリューレンは、セブンとペッパーを始末しようとした。
ベリューレンの刺客に襲われるようになったペッパーとセブンだが、セブンは十三との戦いで満身創痍となったので、刺客に抗うことが出来なかった。そこで全ての罪を自分が被り、そして「最低だよ本当に お前にこんなことを頼むなんて…乾十三僕の代わりにペッパーを頼む」と十三に言って、彼にペッパーを託し、自分はベリューレンの刺客に回収されてしまう。

セブンは十三と同じガンスレイブユニットの7番機として拡張処理を受けた拡張者である。ベリューレンが唯一所持しているガンスレイブユニットであったが、精神面が不安定であるため、ベリューレンも持て余していた。やがてセブンが処分寸前になる所で、ペッパーがセブンのハンズになったため、彼女とともにベリューレンお抱えの処理屋として働くこととなった。
セブンは、自分のハンズであるはずのペッパーが、十三を所有したいと知ったときに、焼もちをあらわにするなど、どこか子供っぽい面が目立つキャラクターである。彼はペッパーと行動を供にするときは、彼女の命令どおりに動く「道具」として振舞っていた。しかし、ベリューレンによってペッパーが処分されそうになったとき、彼女を守るためにセブンは初めて自分の判断で行動した。全ての罪を自分が被り、そして敵対していた十三にペッパーを託すことに決めたのだ。

嫌っているはずの十三に大事なペッパーを託したセブンの断腸の思いのこもったセリフである。

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