ノー・ガンズ・ライフの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ノー・ガンズ・ライフ』とは、カラスマタスクによって「ウルトラジャンプ」で連載されたSF漫画作品である。本作は読みきりを2回経て、2014年に連載が開始された。
主人公は、作中で「拡張者」と呼ばれるサイボーグ、乾十三(いぬいじゅうぞう)。十三は、街で「処理屋」というトラブルシューターを営んでおり、頭頂部が拳銃になっているという、かなり奇抜な見た目のキャラクターである。
古臭い探偵小説のような物語である本作では、鉄の塊のような、武骨な男の言うハードボイルドなセリフが印象的である。

メアリー・シュタインベルグ

本編のヒロイン。十三の専属拡張技師でパートナー。世話焼き屋で優秀な拡張技師であり、周囲からの評判は高い。その一方で、あまり風呂に入ろうとしなかったり、食べ物に執着するなど女の子らしからぬ振る舞いが多い。拡張体だけでなく、乗り物など他の機械にも関心がある。

何言っているんすか あるに決まっているじゃないっすか

第4巻出典

反拡張主義・スピッツベルゲンに鉄朗とクリスティーナがさらわれてしまった時、メアリーはスピッツベルゲンに加担する己の兄・ヴィクターと再会する。ヴィクターは優秀な拡張技師で、拡張という技術に理想と誇りを抱いていた。戦時には従軍技師として働き、そこで十三と知り合いとなる。優しくお人好しの兄だったヴィクターは、知らない間に変わり果て、メアリーと再会したときにはスピッツスペルゲンの元で働き、自分の技術を応用して、拡張者の体を解体してしまう「解体者」と呼ばれるテロリストに成り果ててしまっていたのだ。

メアリーと十三は、人質の救出とヴィクターに会うために、スピッツベルゲンが潜んでいるという移民街・九星窟に向かった。街に入る前に、十三は戦時中にヴィクターと出会った時の思い出に浸っていると、メアリーから「大丈夫っすかそんな顔して」と声をかけられた。それに対して十三は「まるでオレに表情があるみてえに言うじゃねえか」と言うと、メアリーは「何言っているんすか あるに決まっているじゃないすか 」と言った。

優れた技術者や職人というのは、時に理屈では表現できない微妙な何かを読み取ることに長けた人がいる。例えば、漁師や山で仕事をしている人などは雨が降ることを、皮膚感覚で悟る人がいるらしく、現場で得た経験や体験から生まれた感覚と言うのは侮れない。

十三は全身拡張者で、頭頂部は銃になっている。当然感情を表現する表情筋などは持ってはいない(ディフォルメされて表現されたり、汗のようなものをかいて、漫画的に感情を表す場面はある)。それにも関わらず、メアリーは十三に表情があると言い切っているのだ。メアリーはおそらく、拡張者の些細なしぐさや動きで拡張者の感情を読み取ったりしているのではないかと思われる。メアリーがすぐれた拡張技師とわかる印象的な場面とセリフである。

何かを失くしたとえ一時悲嘆にくれたとしても、やがて失ったものを別の何かで補う強さが人にはあるってことを。

第5巻出典

メアリーと十三は、戦争で行方不明となったメアリーの兄・ヴィクターと再会した。ヴィクターはいかなる理由かは分からないが、拡張体を遠隔操作し、スピッツベルゲンのテロリストと成り下がっていた。激戦の末、ヴィクターの操る拡張体を倒した二人だが、彼らの前に手だけの拡張者「レフティ」(第4巻のベリューレンの記録媒体を巡る事件で登場)が現れ、十三とメアリーに語りかけた。その声の主は倒したはずのヴィクターであった。
ヴィクターはレフィティの体を遠隔操作して、十三とメアリーに話しかけ、いままで二人が戦っていた拡張者は自分の影だと言った。

事の真相は、戦時中にまでさかのぼることになる。ヴィクターが十三の専属技師として働いていた頃、いつしか彼は前線から離れ、軍の研究施設で働いていた。軍では遠隔操作の拡張体の研究が行われていたが、実用化の際大きな障害となったのは、操作体からの過剰な感覚のフィードバックだった。特に痛覚をどう処理するかが問題であり、単純に痛みを遮断するだけでは操作精度が落ちてしまう。感覚から受ける膨大な情報量を処理して選別するために、ヴィクターは人間の右脳左脳を元に、2つの補助脳を繋いで情報処理と選別能力の速度を高める並列型補助脳を考案した。

しかし、この並列型補助脳も問題があった。ヴィクター自身が被験者となって並列型補助脳を使った拡張体の遠隔操作実験を戦場で行った時、彼が見たのは自分の造った拡張体が殺しあう凄惨な世界であった。ヴィクターが拡張技術に絶望した瞬間、並列型補助脳は暴走し、ヴィクターの本体(肉体)を操って研究所と同僚の拡張技師達を殺しまわっていた。
並列型補助脳は、移植者の記憶や思考をコピーして自我に目覚め、身体を乗っ取って暴走してしまうという恐ろしい問題を抱えていたのだ。十三達が戦っていたのはヴィクターの並列型補助脳が操っている拡張体であったのだ。

そこまで話を聞いたとき、十三達に復興庁の捜査官アヴィ・コーボが襲い掛かった。満身創痍の十三とメアリーは不意を突かれてしまう。アヴィはヴィクターを逮捕するために彼の本体を捜そうとしていたが、予備の拡張体を操ったヴィクターの並列補助脳が立ちふさがる。その際アヴィは、メアリーを人質にとったが、十三と並列補助脳の操る拡張体に打ちのめされた。

メアリーはヴィクターの本音を知りたくて、ヴィクターの思考と記憶をコピーしている並列型補助脳と会話した。ヴィクターは拡張技術に対する疑念・失望から、拡張技術の罪の産物である拡張者や拡張体を消すために拡張者の体を解体し回っていたのであった。
ヴィクターが拡張技術に対して、どれほど失望していたかを聞いたメアリーは「何かを失くしたとえ一時悲嘆にくれたとしても、やがて失ったものを別の何かで補う強さが人にはある」と言い、拡張技術者はあくまでも、人の持つ心の強さを気付かせて立ち上がらせるきっかけを作っているに過ぎないと説いた。そしてヴィクターの本体も、自分の技術が人に力を与えて強くしたという傲慢さに気付いたのだと言った。

メアリーの名言には現実の医療や科学技術の起す問題にも通じている。科学によって社会が発展し、医療で人が救われる。すなわち、技術で何かを変えられると、人はそう思いがちである。しかし、発達した社会が環境破壊をもたらし、科学技術で生み出された兵器によって、多くの死傷者を出したり、医療技術が医者に権力を持たせ、患者をないがしろにして権力に溺れるなど、技術が人を傲慢にさせて周囲に災厄を撒き散らすこともあるのだ。
技術とはあくまでも発展を促す要素であり、よりよい方向に社会が発展するには、人間自身がしっかりとするしかない。技術を行使する人間だけでなく、技術から恩恵を得る人間もである。
技術を社会の役に立てたかったら、まず人間というものを知らなければならない。

荒吐鉄朗の名言・名セリフ

荒吐鉄朗

ベリューレンのCEO(最高経営責任者)の息子だが、拡張体の補助脳をハッキングする装置・『ハルモニエ』の被験者となってしまった。手足の腱を切られ、声帯を失くしている。ハルモニエを埋め込まれる前の記憶が無く、自分がいかなる者かわかっていない。正義感が強く、困っている人を見過ごせない性格。

絵空事とわかっていても、その空の美しさに焦がれるならっ この命をかけてっ 掴んでみせる!!!

第6巻出典

鉄朗はスピッツベルゲンに拉致された時、自分がハルモニエを埋め込まれる前に、スピッツベルゲンに資金提供していた事実を知る。そしてスピッツベルゲンのリーダーからハルモニエを使って十三を操り、自分達の元に連れて来て欲しいと頼まれてしまう。ハルモニエの力を使えば、ハンズがいなくても、ガンスレイブユニットを制御することが出来ると、スピッツベルゲンのリーダーは思ったのだ。

自分がテロリストに加担していたと知りショックを隠せない鉄朗だが、そのことを聞いた十三に「大事なのは知っちまった事に対してどういう選択をとるかだ」と言われ、鉄朗はスピッツベルゲンに一泡吹かせるために、十三と一芝居打つ事にした。鉄朗はハルモニエを使っていると思わせるために気絶したフリをした。十三は鉄朗に操られたフリをして鉄朗の体を運び、スピッツベルゲンの懐に入り込むことにした。

スピッツベルゲンが待っている終戦記念公園に来た2人は、車椅子に乗った1人の老人と出会った。彼の名はアンディ・ウォシャウスキー博士。スピッツベルゲンのリーダーであり、かつてベリューレンの幹部と共に拡張技術を発展させた男である。
若かりし頃の博士には双子の兄がいた。しかし、双子の兄弟でありながら、兄は優秀で、博士は生まれつき足が不自由であった。そんな兄に博士は劣等感を感じていた。やがて戦争が拡大していくと兄は徴兵され、足の不自由だった博士は徴兵を免れたことでやましい気持ちになり、自分が欠けた存在と感じていた。
だが、兄は戦地に向かう事はなかった。戦地に向かう途中で事故に遭い、足を失くしてしまったのである。兄弟二人が障害者となってしまったことから、両親は兄弟どちらかを施設に入れようとしていた。それを知った博士は欠けていたのは自分だけでなく、この世界そのものだったと思うようになった。

その一件以来、博士は欠けた世界に抗う力を求め、身体の一部を失くした者でも人として生きられるための技術である、拡張技術を研究してきた。その協力者がベリューレンであった。しかし、長い年月によりベリューレンの思想は大きく捻じ曲がっていき、人を救済する技術から、老齢となった幹部達の延命のための研究となり果てていった。博士はそのことに失望し、拡張者犯罪の被害者達と共に反拡張主義スピッツベルゲンを組織したのであった。

十三の周囲をスピッツベルゲンの刺客が取り囲むと、十三は逃げ出した。十三を追いかけていったことで、博士の周囲に人がいなくなると、鉄朗は気絶したフリをやめて博士と交渉しようとした。鉄朗は自分が協力者となる代わりに、スピッツベルゲンのテロ活動を一切やめてもらうように要求した。しかし、博士が欲しがっていたのはハルモニエではなく、ガンスレイブユニットの13番機である十三の力だった。なぜなら十三は博士自身が全ての製造工程に関わった拡張体で、他のガンスレイブユニットとは大きく異なる設定を博士が付け加えていたからである。

博士は再度鉄朗に協力を申し出た。ベリューレンと戦うためには十三のガンスレイブユニットが必要なのだ。しかし、鉄朗は無関係な人間を巻き込もうとするスピッツベルゲンのやり方に異を唱え、誰も犠牲にせず、理想をかなえる道を選ぼうとした。鉄朗の意思が固いことを感じた博士は、自らの拡張体を解放して鉄朗を力ずくで押さえ込もうとした。鉄朗はハルモニエを自分の補助脳に使うことで、手足の拡張体のパワーを上げて応戦し、「絵空事とわかっていても、その空の美しさに焦がれるならっこの命をかけて掴んでみせる!!! 」と叫んだ。

十三が出会った頃、鉄朗は手足が動かせず、言葉も話せない状態だった。やがて彼はメアリーの拡張技術によって、体と声を手にいれ、十三の仕事を手伝うちに、少しずつ自分の運命と戦う覚悟を身につけていった。

そんな時、鉄朗はコルトという少年と知り合いになった。コルトは貧しい移民の子供で、体を非正規の拡張体にして建築現場で働き、病気がちな母親と妹を養っていた。母親は拡張体欲しさにベリューレンの新型歩行補助用拡張体実験の被験者となったが、補助脳が神経と適合せず、寝たきりとなってしまった。やがてコルトは、自分達を良いように使うベリューレンへの怒りから、スピッツベルゲンのテロリストとなったが、ベリューレンの私兵に処刑されてしまう。
その一件で深く傷ついた鉄朗は、己の理想の為に誰かを犠牲にするスピッツベルゲンのやり方に怒りを感じ、例え甘いと称されようとも、犠牲を出さずに理想を叶えようとする信念を持とうとしたのだ。

本作は、十三と鉄朗の二人の主人公の物語と見ることが出来る。十三は過去の傷と向き合う大人の物語で、鉄朗は無力な子供が理不尽な現実と戦い成長していく物語であり、この対照的な2つの物語によって本作は構成されている。

「絵空事」のくだりは、第1巻で鉄朗が十三に言われた、「てめえの命も張らずに語る正義なんてものは、絵空事でしかないんだよ」という言葉の返しとも取れる。その時の鉄朗は、身体も満足に動かせない、言葉を交わすにはハルモニエを使って拡張体の音声を借りなければ話すこともできない、無力そのものの子供であった。しかし、様々な苦難を乗り越えた鉄朗は、たった1人で敵と戦いぬく「男」へと成長したのだ。

人の思想は変わっていくものなんだろう?それはきっと悪いことばかりじゃないと思うんだ

第6巻出典

鉄朗はウォシャウスキー博士の拡張体と戦うために、ハルモニエを使って自らの補助脳をハッキングし、自分の手足に取り付けた拡張体のパワーを引き出して博士の拡張体を圧倒した。
敗北した博士が鉄朗に「あなたは決断から逃げているだけだ、犠牲を恐れず事を為すという決断から」と言ったのに対し、鉄朗はスピッツベルゲンのやり方で犠牲になったコルト達のことを伝え、「あなたは犠牲になった人に目を向けることを恐れているだけだ」と博士をやり込めた。
その後、鉄朗は「人の信念は変わっていくものなんだろう それはきっと悪いことばかりじゃないと思うんだ 」と博士に言った。そして鉄朗は、自分の拡張体を酷使したことで、ボロボロの状態となった自分の身体を引きずるように、その場を後にした。
博士は理不尽な思いを味わいながらも、自分の信念を貫こうとする鉄朗を見て、「あれもまた、欠けた世に抗う人の姿」と思ったのであった。

博士は自分が築き上げたものが変貌していく事に失望していた。自分と共に拡張技術の発展に尽力を尽くしたベリューレンは、幹部の寿命を延命させ、別の目的を持ち、非道な実験を繰り返す企業になってしまった。そして、そのベリューレンに反旗を翻すべく、反拡張技術を唱えるスピッツベルゲンを創設したが、スピッツベルゲンは、いつの間にか単なるテロリスト集団に成り下がっていた。おそらく博士が本当に恐れていたのは、犠牲になった人に目を向けることではなく、変わりゆく人や社会なのだろう。
それを見抜いた鉄朗は、博士に変化は悪いことばかりではないと言ったのだ。それは人間性を成長させた鉄朗だからこその言葉である。変化を恐れる年寄りと、人として成長した少年という対照的なやり取りを描いた場面でもある。

オリビエ・ファンデベルメの名言・名セリフ

オリビエ・ファンデベルメ

厚ぼったい唇が魅力的な女性で、EMS(拡張者対策局)の局長。歳若くしてEMSの局長となった才媛。常に冷静で理性的な性格だが、ストレスが溜まるとシュールストレミングの悪臭を嗅いで、ストレスを発散する悪癖がある。十三とは旧知の仲で、彼が起した問題を揉み消す代わりに、十三が彼女の頼みを聞くという取り決めを交わしている。(但し、金は払うようである。)

父は大義と言う取り留めないもののために己のささやかな幸せを犠牲にするような愚かで……けれども心の奥底からこの国の平和を願う強い男だった

第3巻出典

拡張者対策局の局長であるオリビエの父親は軍警察であった。10年前、オリビエが士官学校に合格した頃、ノーズスコットの拡張技術研究施設で、捕虜の扱いに対して違法性があるという通報があり、オリビエの父はノーズスコットに向かった。そして、オリビエの父は暴走したヘイデン・ゴンドリーの手によって、死体となって戻ってきた。
10年後、ゴンドリーは脱走し、再び暴走してかつての同僚である復興庁の高官を殺害し、そしてもう一人の同僚である、初の全身拡張者メガ・アームド斎時定に狙いをつけた。しかし、ゴンドリーは十三とオリビエの部下・クローネンによって再び逮捕された。
その後、ゴンドリーが目を覚ますと、彼は自分が戦場にいると錯覚し、うわごとで自分の部隊や戦況のことを聞き、そしてまた意識を失った。そのゴンドリーの様子を見た時定は、自分の拡張体に武器を仕込み、「ゴンドリーに10年前の真相を語られるわけにはいかない」と言って、クローネンに不意打ちを食らわせた。時定はゴンドリーの口を封じようとし、事件に関わろうとするクローネン、十三を始末しようとしたのだ。生身のクローネンは一発で倒れ、十三は応戦するものの、時定の全身に装着された武器に翻弄され、タバコの鎮静剤が切れて暴走してしまう。
全ての黒幕は時定だった。彼はかつての同僚だった男からノーズスコットの研究所で起きた事件について脅迫を受けていたため、その男を殺害してしまったのである。そして、時定は事件の隠蔽ためにある組織に協力を仰いだ。組織はハルモニエの複製品を使ってゴンドリーを操り、犯人として仕立て上げたのだ。その組織こそベリューレンであった。

スキを見て逃亡しようとした時定の前にオリビエが現れた。オリビエは時定が独り言で言った、「ゴンドリーをけしかけて、研究所に査察に来た役人達を始末した」という言葉を聞き、時定が自分の父達を殺した黒幕だと気付いた。10年前、時定はノーズスコットの研究所で行われている非道な実験を隠蔽するために、査察に来た軍警察を暴走したゴンドリーに始末させたのだ。
怒りに燃えたオリビエは、暴走した十三に思わず時定を「殺して」と頼んだ。しかし、十三は時定に向かって振り下ろした拳を外してしまう。十三は事件の犯人を生きたまま連れ戻して欲しいというオリビエの最初の依頼に答えたのだ。
その姿を見たオリビエは、「人を取り締まる役目にある者は決して個人的な動機で権力を振るってはいけない」という父の信念を思い出し、「父は大義と言う取り留めないもののために己のささやかな幸せを犠牲にするような愚かで……けれども心の奥底からこの国の平和を願う強い男だった 」と時定に言った。

3巻に出てきた回想シーンによると、オリビエは十年前、士官学校に入学したとあるので、現在は少なくとも20代後半。その年齢で公共機関の局長を勤めているので大変な才女であることが分かる。
その彼女の父親は軍警察であった。軍警察とは憲兵とも言われている存在で、軍内部における規律と秩序を守り、軍隊の犯罪の取り締まりを行う機関である。しかし、その役割上憲兵は同胞から快く思われていない。回想シーンでもオリビエはそのことで父に苦言を呈していたが、父は誰かがやらなければならないことと言って、その職務を全うしていた。

オリビエはそんな父のことを心の奥では尊敬していた。そして父が、ノーズスコットで行われた違法な実験を隠蔽するために殺されたと知り、怒りに燃えた。黒幕であった時定に殺意さえ抱いたが、暴走した十三が最後まで依頼人の願いを果たそうとするその姿に父と重ねたのか、オリビエは父の信念を思い出し、自分自身の大義を仰々しく口にする時定のことを「虚ろで矮小な犯罪者」と言い捨てた。
この場面で興味深いのは、時定の顔である。全身が拡張体になっている時定は、頭部も拡張体になっており、顔のデザインは常に微笑んでいるようだが、十三と戦っている間に殴られて悪鬼のような形に変形していた。それは、普段の時定は笑みを絶やさない紳士のようだが、実は鬼のような恐ろしい本性を隠し持っているという事を暗示しているようである。

クローネン・フォン・ヴォルフの名言・名セリフ

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いちご100%(河下水希)のネタバレ解説・考察まとめ

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『いちご100%』とは、河下水希が週刊少年ジャンプにて連載していた漫画作品、あるいはこれを原作としたアニメ作品である。ジャンルはラブコメディー。 頼りないが夢に対してはまっすぐで情熱的な少年真中淳平をめぐって様々な恋模様が展開される。それらを通じて人間関係のすれ違いや将来の夢への苦悩を経験する中で登場人物が内面的に成長していく様子が描かれている。本筋に関わる部分でのヒロインたちの繊細な心情の描写とそれ以外の部分でのお色気、ギャグといったコメディ要素とのギャップが大きな魅力の一つである。

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人魚シリーズ(人魚の森・人魚の傷・夜叉の瞳)のネタバレ解説・考察まとめ

人魚シリーズ(人魚の森・人魚の傷・夜叉の瞳)のネタバレ解説・考察まとめ

『人魚シリーズ』とは、高橋留美子が1984年から週刊少年サンデーで不定期連載していた、人魚の肉を巡る不老不死をテーマにした漫画作品の総称、およびそれを原作としたOVA、テレビアニメ、小説、ラジオドラマ作品である。 人魚の肉を食べたことにより不老不死の体になった漁師の湧太と人魚に育てられた少女・真魚(まな)の二人が旅をする中で、人魚伝説の永遠の命や永遠の若さに翻弄されていく人間の愚かさや強欲にとらわれた人々の悲哀が描かれたシリアスな作品である。

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カードキャプターさくら クリアカード編(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

カードキャプターさくら クリアカード編(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

「カードキャプターさくら クリアカード編」とは、CLAMPによる漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品。 中学に進学したさくらは、香港から帰国した小狼に再会した夜、フードを被った謎の人物と対峙する不思議な夢を見る。さくらが目を覚ますと夢の中に出てきた新たな封印の鍵を握りしめており、さくらカードは透明なカードに変化し魔力を失っていた。夢の鍵と透明なカードに導かれ、さくらの新たな物語が始まる。

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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)のネタバレ解説・考察まとめ

HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)のネタバレ解説・考察まとめ

『HUNTER×HUNTER』(ハンター×ハンター)とは、1998年から『週刊少年ジャンプ』で連載されている日本の漫画作品。原作は幽遊白書などでお馴染みの冨樫義博。くじら島に住む少年ゴン=フリークスは、居ないと思っていた父親が優秀なハンターであることを知り、強い憧れを抱く。そしてゴンはハンターを目指し、くじら島を旅立つ。

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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の幻影旅団まとめ

HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の幻影旅団まとめ

『HUNTER×HUNTER』とは、冨樫義博による漫画作品、及びそれを原作とした映画やアニメなどのメディアミックス作品である。 父親であるジンを探すため、そして憧れていたハンターになるためにゴンは旅に出る。その先で、キルア、クラピカ、レオリオという仲間と出会い、ゴンは様々な冒険を繰り広げる。 「幻影旅団」とは、A級賞金首達が集う盗賊集団である。敵キャラでありながらも個性的な面々が集う幻影旅団は、ファンからも深く愛されている。

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ちはやふるの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ちはやふるの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

綾瀬千早、真島太一、綿谷新を中心とした『競技かるた』に青春をかける少年少女の物語。作者は末次由紀。『BE・LOVE』(講談社)において2008年2号から連載中。アニメーション制作会社『マッドハウス』によってテレビアニメは第二期まで放送された。実写映画(上の句・下の句・結び)がある。 『ちはやふる』の登場人物たちの名言は、高校生だけではなく、社会人にも響く名セリフとして取り上げられている。

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ちはやふる(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

ちはやふる(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

「ちはやふる」とは、末次由紀による少女漫画。2011年10月~2012年3月に第1期、2013年1月~6月に第2期のアニメが放映。2016年3月、実写映画「ちはやふる 上の句」2016年4月「ちはやふる 下の句」が公開。2018年「ちはやふる 結び」の公開が決定された。 転校生・綿谷新との出会いにより綾瀬千早と真島太一は競技かるたの世界にのめり込んでいく。

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ワンパンマン(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

ワンパンマン(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

漫画家ONEによるWeb漫画作品で現在も更新中。並行して漫画家の村田雄介によりリメイクされ現在も「となりのヤングジャンプ」にて連載されている。2015年3月にはリメイク版をベースとしたTVアニメ化も発表。 様々なヒーローが活躍する世界、規格外の強さを身につけた主人公「サイタマ」が、あらゆる敵をワンパンで粉砕していくギャグテイストアクション漫画である。

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宇宙よりも遠い場所(よりもい)のネタバレ解説・考察まとめ

宇宙よりも遠い場所(よりもい)のネタバレ解説・考察まとめ

『宇宙よりも遠い場所』とは、マッドハウス製作のオリジナルアニメ作品である。 何かを始めたいと思いながらも何も始められない高校2年生の玉木マリは、周りに無理と言われ続けながらも夢を諦めない少女、小淵沢報瀬と出会う。周りに馴染めず高校を中退した三宅日向と、タレントをしている為友達を作ったことのなかった白石結月の二人も巻き込み、女子高生四人が宇宙よりも遠い場所『南極』を目指す青春ストーリー。

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Paradise Kiss(パラダイス・キス)のネタバレ解説・考察まとめ

Paradise Kiss(パラダイス・キス)のネタバレ解説・考察まとめ

『Paradise Kiss』とは1999年より矢沢あいが女性ファッション雑誌『Zipper』に連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメ、映画作品である。母親の期待に応えるため受験勉強に明け暮れていた早坂紫が、矢澤芸術学院服飾科のジョージ、美和子、嵐、イザベラたちパラダイス・キスのメンバーと出会い、モデルを目指す物語。恋愛と将来の夢、家族との関わりを通して、成長していく姿と作中のオシャレな服が魅力的。ジャンルは少女漫画。矢沢あいの作品『ご近所物語』の続編作品である。

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CLAYMORE(クレイモア)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

CLAYMORE(クレイモア)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『CLAYMORE』とは、 月刊ジャンプ・ジャンプスクエアで連載をした作者八木教広によるダークファンタジー漫画作品。2007年には監督田中洋之でアニメ化もされた。人に化け、人を喰う「妖魔」妖魔を倒すため人間は「組織」と妖魔を見極めることが出来る半人半妖の戦士を作りだした。その組織と戦士を人間は「クレイモア」と呼んだ。物語は主人公クレアが幼少期に妖魔から助けてもらった戦士テレサと一緒に旅をする中、テレサが殺されてしまいその敵を討つという物語だ。

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カードキャプターさくら(CCさくら)のネタバレ解説・考察まとめ

カードキャプターさくら(CCさくら)のネタバレ解説・考察まとめ

『カードキャプターさくら』は1990年代を代表する作品のひとつで、人気漫画家集団CLAMPによる漫画およびそれらを原作としたアニメ作品。強大な魔力を秘めた「クロウカード」の封印を解いてしまった小学生・木之本桜が、クロウカードの守護者・ケルベロスと協力しながら、クロウカード集めに奔走する。

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YAWARA!(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

YAWARA!(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『YAWARA!』とは浦沢直樹による漫画及びそれを原作としたアニメ作品である。ビッグコミックスピリッツで1986年から1993年まで連載され、単行本は全29巻、発行部数は約3000万部。 1989年にはアニメ化されて大ヒットし、世に女子柔道ブームを巻き起こした。祖父に英才教育を受けた柔が、オリンピックや世界選手権で世界の強豪とぶつかる柔道漫画。柔は柔道に後ろ向きであったが、松田や富士子、ジョディらとの出会いによって次第に前向きに取り組んでいく。また、純愛ラブストーリーとしての側面も魅力である。

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