BioShock(バイオショック)のネタバレ解説・考察まとめ

BioShock(バイオショック)とは、アメリカのゲーム開発会社、2Kボストン/2Kオーストラリア(現:Irrational Games)が開発したPC、Xbox 360専用ソフト。ジャンルは完全シングルプレイ用FPS形式のRPG。後にPS3専用ソフトやHD版も発売された。当時としては極めて高水準なグラフィックを有し、特に海、水の表現は話題を呼んだ。主人公ジャックは、海底都市「ラプチャー」を舞台にさまざまな武器と特殊能力「プラスミド」を駆使しながら生き残りをかけた戦いに身を投じる。

ジャックと幾度となく交戦する強力な敵キャラ。顔の見えない主人公・ジャックに代わり、本作の顔となっているキャラクターである。敵対状態になると目が赤く発光し、突進やドリルといった凄まじい攻撃を加えてくる。一見ロボットのように見えるが、中身はADAMを投与された上で改造手術を施された人間。ドリルを装備した近接戦闘タイプ「バウンサー」、リベットガンを装備した遠距離戦闘タイプ「ロージー」の2種類があり、さらにそれらは通常タイプと性能の強化されたエリートタイプに分けられる。

リトルシスター(Little Sister)(CV:清水香里)

孤児や浮浪者の子供がフォンテインによって改造されて生まれた少女。手にした注射器で死体から血液を収集し、それを飲むことで体内でADAMを精製することができる。ラプチャー内を護衛役であるビッグダディとともに徘徊しており、ビッグダディを倒した後にリトルシスターからADAMを得ることによって、ジャックはさまざまな能力を身につけることができる。ビッグダディを倒した後のリトルシスターに対しては、救済か搾取を選ぶことができ、前者は少量のADAMを獲得してリトルシスターを開放、後者は大量のADAMを獲得してリトルシスターは死亡となる。また、リトルシスターを救済するか搾取するかはエンディングの分岐にも関係する。

スプライサー(Splicers)

ADAMの過剰摂取で凶暴化したかつてのラプチャーの住人の成れの果て。鈍器での近接攻撃を仕掛けてくるサギッシュ・スプライサー、銃器を使うリードヘッド・スプライサー、爆弾を投げつけてくるニトロ・スプライサー、天井に張り付き奇襲してくるスパイダー・スプライサー、炎や氷の能力を持つフーディーニ・スプライサーがいる。

自動警備システム(Automatic Security System)

ラプチャー各所に配備された、侵入者排除システム。ADAMによってラプチャー崩壊後も作動し続けている。マシンガンやロケットランチャーで攻撃してくる固定砲台であるタレット、侵入者を探知する監視カメラ、監視カメラや警備装置が呼び寄せる警備ロボットの3種類。ハッキングなどによって味方にすることもできる。

『BioShock』のゲームシステム

基本的な流れ

「BioShock」は、キャラクターを強化しながらマップを探索し、目標を達成するというのが基本的な流れとなっている。現在の目標はマップ画面から常に確認可能。主人公・ジャックの武器は、レンチからクロスボウといったさまざまなものと、「プラスミド」と呼ばれる特殊能力の2つ。

キャラクターや武器の強化

「BioShock」には、一般的なRPGのようなお金のシステムがある。敵やマップ内から集めたお金は、ラプチャーの各所に点在する各種の自動販売機で回復アイテムや弾薬を購入するのに使える。また、自動販売機はハッキングすることもできる。パズルゲーム風のハッキングに成功すれば商品の値下げやアイテムの入手といった恩恵があるが、失敗すると警備ロボットに襲われる。

加えて「ADAM」という物質を集めるシステムがある。ADAMはリトルシスターから獲得することができ、ジャックの強化はもとより特殊能力「プラスミド」や補助的能力を持つ「トニック」の獲得・強化にも必要なため、ビッグダディを倒してリトルシスターからADAMを獲得することはゲームを有利に進めるために非常に重要なファクターとなっている。とはいえ、ビッグダディを倒すことそのものは必須ではないので、交戦を避けるという選択肢もある。また、リトルシスターを救済するか搾取するかも重要な選択だ。リトルシスターの数は限られているため、獲得できるADAMの量も限られている。通常のRPGのような「稼ぎ」ができないのだ。また、獲得したADAMをどう使うかも本作の重要なポイントだと言えるだろう。武器の強化については、ラプチャーの各所にあるパワーステーションで行う。パワーステーション1ヶ所につき1回しかアップグレードできないため、これもまたどの武器から強化していくかが重要となる。

武器

レンチを除くすべての武器には弾数制限があり、弾切れになると使用できなくなる。また、同じくレンチ以外の武器は改造することで能力アップが可能。

レンチ

最初に手に入る近接武器。初期装備だが、銃声がないので敵に気づかれない、弾薬を消費しないなどの利点がある。

ピストル

オーソドックスな拳銃。通常弾・徹甲弾(機械に有効)・対人弾(生物に有効)の3種類の弾薬を使い分けることができる。

マシンガン

精度は低いものの高い連射性能を誇る。ピストルと同じく通常弾・徹甲弾(機械に有効)・対人弾(生物に有効)を使い分けることができる。

ショットガン

4naaa
4naaa
@4naaa

Related Articles関連記事

BioShock Infinite(バイオショック インフィニット)のネタバレ解説・考察まとめ

BioShock Infinite(バイオショック インフィニット)のネタバレ解説・考察まとめ

『BioShock Infinite』とは、アメリカのゲーム開発会社、Irrational Gamesが開発したPC、PlayStation3、Xbox 360専用ソフトで、「BioShock」シリーズの第3弾である。ジャンルはFPS形式のアクションRPGとなっている。基本的なゲームシステムは前作から引き継ぎながらも、舞台は一新されている。多額の借金を抱えた主人公ブッカー・デュイットは、「娘を連れてくれば借金は帳消しだ」という依頼を受け、空中都市「コロンビア」を訪れる。

Read Article

BioShock 2(バイオショック2)のネタバレ解説・考察まとめ

BioShock 2(バイオショック2)のネタバレ解説・考察まとめ

『BioShock 2』とは、2K Marinと2K Australia、2K MarinとIrrational Gamesが開発したPC、PlayStation3、Xbox 360専用ソフトで、「BioShock」の直接的な続編となる。ジャンルはFPSで、シングルプレイのほかマルチプレイモードもある。後にHD版も発売された。本作の主人公は、前作における敵キャラクターであったビッグダディ。海底都市「ラプチャー」を舞台に、リトルシスター「エレノア・ラム」を救うべく戦いに身を投じる。

Read Article

目次 - Contents