歪みの国のアリス(歪アリ)のネタバレ解説・考察まとめ

『歪みの国のアリス』とは、携帯電話向けホラーゲームである。サンソフト内のGセクション部が「ナイトメア・プロジェクト」名義で開発。2006年に配信を開始し、2015年にスマホ向けリメイクされた『歪みの国のアリス~Encore(アンコール)』を配信。配信当時の携帯電話向けゲームの中でも有名なヒット作となった。主人公「葛木亜莉子(かつらぎありこ)」通称「アリス」は、目を覚ますと学校の教室にいて、フードを被った男「チェシャ猫」と共に「シロウサギ」を探す事になる。

ハリー

仕立て屋の下っ端のハリネズミ。
ハリーの針を親方はマチ針として使っている。
号泣すると全身の針を四方八方に噴射し、何度も被害に遭った親方に怒られている。
アリスを始めてみたと嬉しがり、亜莉子に「アリスの服」を渡すが、代わりに亜莉子の腕を一本貰って食べようとしていた。

絆創膏親方(ばんそうこうおやかた)

仕立て屋の主人。
体が縮んで服が無かった亜莉子に、今後の亜莉子の衣装となる緋色のエプロンドレス「アリスの服」を渡した。
ハリーが泣き出すと針を噴射するため、それを浴びて全身絆創膏だらけの姿をしている。
ハリーと一緒に亜莉子を食べようとしていた。
しかし亜莉子が暴れた事でマチ針がハリーに刺さって泣き出して針を噴射し、親方はさっさと逃げたがチェシャ猫によって亜莉子の盾にされた。

公爵夫人(こうしゃくふじん)

公爵の妻。
結婚式を開いて12年間ずっと式で提供される料理を食べ続けている。
いつになっても満腹にはならず、その理由は「公爵夫人だから」で亜莉子以外は納得している。
体は巨大で血色も良く食欲旺盛で、胃が弱い貧相な夫と対照的になっている。
物理的に食べるのを止めさせようと料理を提供するを止めさせたところ、夫人がウェイターの蛙を食べてしまった過去がある。
廃棄くんを食べた事によって体が小さくなるが、それでも食欲は止まらず、むしろ体が縮んだ分食べられる料理の量が増えたと喜ぶ。
しかし廃棄パンである廃棄くんを食べた事で食中毒になり、トイレに運ばれ、漸く食べるのを止めた。

公爵さま(こうしゃくさま)

公爵夫人の夫。
結婚式以来12年間料理を食べ続ける夫人に困っている。
夫人とは逆に、胃が弱くて顔色は青白くひょろひょろの体型をしている。
シロウサギを目撃した人物で、亜莉子はシロウサギの情報を聞くために公爵夫人が食べるのを止めさせなければならなくなった。
夫人に対しては困ってもいるが大事にしており、暴力的な手段で止めるのを嫌がる。

カエル給仕(かえるきゅうじ)

「レストラン イナバ」で働いているウェイターたち。
公爵と公爵夫人の結婚パーティーを開いてから、公爵夫人が満腹になるまで12年間ずっと料理を提供し続けている。
一度料理の提供を止めたらウェイター蛙が食べられてしまったため、料理を作らざるを得ない。
そのため裏では全員疲労困憊で、料理が出来るまでの間は倒れている。
亜莉子をアリスだと知ると倒れていた蛙たちも飛び上がって亜莉子を歓迎するが、アリスにはシロウサギを探して欲しくないと思っている。

帽子屋(ぼうしや)

帽子を首まで被っている15歳くらいの男の子。
顔は帽子で隠れて見えないが、製作者側いわく「頑張れば剥ぎ取ることも出来るが、たぶん泣く」。
ぶかぶかな服を着ており、亜莉子からは「子供が無理に大人の服を着てるみたい」と言われる。
亜莉子に対して厳しくいつも怒っているが、ネムリネズミに対しては贔屓気味。
亜莉子に間違って投げられたり、ネムリネズミにフォークをつきたてられて絶叫するなど、不憫な立ち居地になる事が多い。

ネムリネズミ

眠っているネズミ。
大きさは人間の赤子ほど。
公園で帽子屋と一緒にお茶会を開いている。
帽子屋からは「ネムリン」と呼ばれている。
帽子屋とは対極に亜莉子優しく、亜莉子にお茶を入れようとしたり、亜莉子の危機に立ち向かおうとするが、眠気に負けて途中で寝てしまう。
よくケーキと間違えて帽子屋にフォークを突き刺している。

ウミガメモドキ

女王の城のコック。
亜莉子の事を雇った料理人「メアリ・アン」だと思い込み、253日も遅刻した事を寛大にも許す。
女王が使用人たちの首を刎ねて殺してしまうため、城の使用人がウミガメモドキとメアリ・アンだけ。
そのため、女王が亜莉子の首を刎ねようとするとこれ以上使用人を減らされては困ると、亜莉子の命乞いをした。
ウミガメモドキは女王に首を刎ねられそうになると首を甲羅に引っ込めてしまうため、唯一使用人を続けられている模様。
給食着を着ている。歌はあまり上手くない。
アリスを素材にしたメニューを考案している。

0tRoom373
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