運命の元カレ(What's Your Number?)のネタバレ解説・考察まとめ
『運命の元カレ』とは2011年公開のアメリカのコメディ映画。日本では劇場未公開である。人気コメディ女優のアンナ・ファリスが主役を務めている。主人公のアリーはある日、20人以上とセックスした女性は結婚できる確率がガクンと下がるという雑誌の記事を見てしまう。実はもうすぐ元カレの人数が20人に到達してしまうため、焦るアリー。そこで彼女が思いついたのは、元カレの中から運命の人を見つけるという方法だった。
”I am not gonna sleep with one more guy until I am sure he’s the one.(私はこの人っていう人が分かるまで、もう誰とも寝ないぞ)”
デイジーの婚約パーティで、アリーがバーにいるみんなの前で宣言した言葉。男運がないため彼氏がとっかえひっかえになっているアリーは結婚願望が強いらしく、力強く自らの決意を宣言した。しかしこの夜、さっそく酒の勢いで上司と寝てしまった。この宣言した場面はパーティ参加者のだれかが動画を撮影しており、YouTubeに流れてしまった。
”That’s my favorite thing about you.(そこが君の好きなところさ)”
コリンがアリーの初体験エピソードを聞いて言った台詞。彼の予想以上にアリーの行動は面白かったらしく、彼女の今までの言動や過去を聞いて段々とコリンはアリーに惹かれていっている。ちなみにここでコリンがバカうけしている初体験エピソードは、アリーが「キモイ」と嫌がっていたジェリー・ペリーがよりにもよって初体験の相手だったという話。
”Yeah your once, twice, three times a lady, I love you.(あなたは1倍、2倍、3倍の淑女だよ、愛してる)”
コリンが、アリーが元カレに逢いに行った結果落ち込んで帰ってきたときに歌ってくれた歌。元の歌の意味とは違う解釈で、「ひとりと寝た女よりも3倍いい女」という意味をこめて歌ってくれたことでアリーは少し気が楽になった。同じ歌を妹の結婚式でも音楽隊が演奏していたため、アリーはそれを聞いてコリンを思い出し、コリンのことを愛しているという自分の気持ちが決まった。
”Thank you for teaching me that being in love means being yourself.(私に恋するってことは自分らしくいることだって教えてくれてありがとう)”
デイジーの結婚式でアリーがスピーチで言った台詞。アリーは自分の本性を隠して彼氏と付き合ってばかりいたが、恋をするということは自分らしくいる、ということを妹から学んだ。自分を抑え込んで彼氏とつきあってきたのことも、アリーの恋愛が長続きしない原因のひとつ。
”I think I love you, 21.(愛してるわ21人目さん)””I love you too, three hundred and...(僕も愛してるよさんびゃく…)”
アリーとコリンがお互いの気持ちを確かめ合ったときの台詞。アリーは21人目(ラストで20人目と判明するが)だが、コリンは300台にのるくらい遊んでいるとここで判明。数を最後まで聞きたくないアリーは途中で彼の言葉を遮った。コリンはプレイボーイだが自分も遊び尽くしているからこそ、アリーのとっかえひっかえぶりも気にせずにアリー個人の人間性を見てくれた。
『運命の元カレ』の用語
マリ・クレール
フランスで創刊され、現在では各国語で出版されている女性ファッション雑誌。ファッション以外の特集も組まれており、アリーはこの特集のひとつを読んで「20人以上とセックスした女性は結婚できる確率が下がる」という事実を知った。英語のつづりだと"Marie Claire"。日本では中央公論新社により"Marie Claire Style"の名前で出版されている。
ブライズメイド
主に欧米圏での結婚式のとき、花嫁のサポート役を務める女性のこと。花嫁の親友や姉妹がこの役につくことが多い。人数は2~5人くらいで、日本ではウェディングプランナーの人が行うような作業もブライズメイドが行っていくので重要な役どころ。アリーたちのように、ブライズメイドはおそろいのドレスを着て花嫁のサポートに当たることが多い。
『運命の元カレ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
主演のアンナ・ファリスと彼氏役のひとりは夫婦
主演のアンナ・ファリスと、元カレのひとりであるドナルド役を演じたクリス・プラットは当時夫婦。妻の主演ということで、そのつながりでクリスがちょい役出演の運びとなった様子でたびたびコメディ・シーンに登場している。クリスはこのときガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーの主演を務めるときよりも、ややぽっちゃりしている。
実はマーベル映画の俳優が出演
Related Articles関連記事
アベンジャーズ/エンドゲーム(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ
『アベンジャーズ/エンドゲーム』とは、2019年に公開されたディズニー配給・マーベル製作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の続編である。本作は、宇宙最大のパワーを持つ6つの石”インフィニティ・ストーン”を集めたサノスがアベンジャーズのメンバーを含む、全宇宙の生命の半分を消滅させたところから始まる。人類を守るため、”キャプテン・アメリカ”や”アイアンマン”を筆頭に最強ヒーローたちが再び立ち上がり、史上最凶最悪の敵・サノスに逆襲(アベンジ)する。
Read Article
ジュラシック・ワールド(Jurassic World)のネタバレ解説・考察まとめ
『ジュラシック・ワールド』とは2015年のアメリカ映画で、1993年に製作された『ジュラシック・パーク』シリーズ4作目である。前作に引き続きスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めている。イスラ・ヌブラル島で起きた「ジュラシック・パーク」の事件から22年。新たなるテーマパーク「ジュラシック・ワールド」がオープンし、多くの観光客で賑わっていた。しかし、新たな目玉アトラクションとしてパークが用意していた新種恐竜インドミナス・レックスが脱走し、パークは大パニックに陥る。
Read Article
ジュラシック・ワールド/炎の王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』とは、2018年6月22日にアメリカ合衆国で公開された映画。『ジュラシック・パーク』シリーズ5作目の映画である。 日本公開は2018年7月13日。前作での大惨事から3年。放棄されたジュラシック・ワールドを有したイスラ・ヌブラル島には火山噴火の兆候が見えていた。噴火へのタイムリミットが迫る中、主人公オーウェンと彼の仲間たちは恐竜たちの救出チームに参加する。それぞれが奮闘する中、オーウェンたちは救出劇の裏に隠された陰謀にも巻き込まれていく。
Read Article
ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』とは、2019年にアメリカで制作されたミステリー映画である。世界的なミステリー作家のハーラン・スロンビーの85歳の誕生日パーティーが開かれた。しかし、その翌朝ハーランは遺体となって見つかる。正体不明の誰かに雇われた探偵のブノワ・ブランは、パーティーに参加していた人間全員を疑っていた。『007』シリーズのダニエル・クレイグや『アベンジャーズ』シリーズのクリス・エヴァンスら豪華キャストが出演し、緊張感ありつつも、それぞれの思惑などをコミカルに描いている。
Read Article
セレブ・有名人愛用時計ブランド”Cartier”の画像まとめ【カルティエ】
ここでは世界中のセレブや有名人が愛用している時計ブランド「Cartier(カルティエ)」の画像をまとめた。俳優のクリス・プラットやジェレミー・レナー、日本では演歌歌手の北山たけしなど、誰もが名前を知る有名人たちが所有している。
Read Article
アベンジャーズの制作裏話や小ネタまとめ【MCU】
世界中で大ヒットしたヒーロー映画「アベンジャーズ」。ここでは同作品の制作裏話や、小ネタなどをまとめました。ロバート・ダウニー・Jrやクリス・エヴァンスといった主要キャストに関する小ネタはもちろん、彼らが他作品などで見せた歌唱シーンや、クリス・ヘムズワースが過去に出場したダンス番組の様子など、ファン必見の貴重な動画もあわせて紹介していきます。
Read Article
【MCU】アメコミ映画でヒーローを演じたハリウッド俳優まとめ【DCEU】
ヒーロー映画が大ブームとなり、次々とアメコミの実写化が公開されています。ここではアメコミ映画でヒーローを演じたハリウッド俳優をまとめました。作品でヒーローを演じている俳優たちをまとめました。「アイアンマン」シリーズのロバート・ダウニー・Jrを始め、DCやマーベル作品で名演技を見せた俳優たちを画像付きで紹介していきます。
Read Article
【MCU】仲良しっぷりが伝わるアベンジャーズキャストの画像まとめ【マーベル・コミックス】
世界中にヒーロー映画旋風を巻き起こしてきた『アベンジャーズ』シリーズ。2019年、遂にヒーローたちの物語の終幕となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されました。ここではロバート・ダウニー・Jr.やスカーレット・ヨハンソンをはじめとする、同作品に出演した超豪華キャストの集合写真などを集めました。撮影の舞台裏や貴重なオフショットを紹介していきます。
Read Article
2015年公開のハリウッド映画まとめ!『アベンジャーズ』から『ミッション:インポッシブル』まで超豊作
アメリカの有名映画制作会社が数多く拠点を置き、アメリカ映画の代名詞ともいえるハリウッド。『スター・ウォーズ』や『アベンジャーズ』、『ミッション:インポッシブル』や『ジュラシック・ワールド』など、日本でも大人気の映画が勢ぞろいしています。特に2015年には『アベンジャーズ』と『スター・ウォーズ』の同年公開に加え、名だたるシリーズの続編や新作が発表されました。ここでは大豊作の年のハリウッド作品をご紹介!
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『運命の元カレ』の概要
- 『運命の元カレ』のあらすじ・ストーリー
- 『運命の元カレ』の登場人物・キャラクター
- アリー・ダーリング(演:アンナ・ファリス)
- コリン・シー(演:クリス・エヴァンス)
- デイジー・ダーリング(演:アリ・グレイナー)
- エヴァ・ダーリング(演:ブライス・ダナー)
- ダーリング氏(演:エド・ベグリー・ジュニア)
- エディ・ヴォーゲル(演:オリヴァー・ジャクソン=コーエン)
- アイリーン(演:ヘザー・バーンズ)
- シェイラ(演:エリザ・クーペ)
- ケイティ(演:ケイト・シムシズ)
- ジェイミー(演:ティカ・サンプター)
- ロジャー(演:ジョエル・マクヘイル)
- ドナルド(演:クリス・プラット)
- カーラ(演:デニース・バシ)
- リック(演:ザカリー・クイント)
- デイヴ・ハンセン(演:マイク・ヴォーゲル)
- サイモン(演:マーティン・フリーマン)
- ジェリー・ペリー(演:アンディ・サムバーグ)
- バレット・インゴールド(演:トーマス・レノン)
- トム・パイパー(演:アンソニー・マッキー)
- ジャシンダ(演:イワナ・ミルセヴィッチ)
- ジェイク・アダムス4世(演:デイヴ・アナブル)
- ジェイ(演:アジズ・アンサリ)
- 『運命の元カレ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ”10.5 holy shit!(10.5人!?マジで!?)”
- ”I am not gonna sleep with one more guy until I am sure he’s the one.(私はこの人っていう人が分かるまで、もう誰とも寝ないぞ)”
- ”That’s my favorite thing about you.(そこが君の好きなところさ)”
- ”Yeah your once, twice, three times a lady, I love you.(あなたは1倍、2倍、3倍の淑女だよ、愛してる)”
- ”Thank you for teaching me that being in love means being yourself.(私に恋するってことは自分らしくいることだって教えてくれてありがとう)”
- ”I think I love you, 21.(愛してるわ21人目さん)””I love you too, three hundred and...(僕も愛してるよさんびゃく…)”
- 『運命の元カレ』の用語
- マリ・クレール
- ブライズメイド
- 『運命の元カレ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 主演のアンナ・ファリスと彼氏役のひとりは夫婦
- 実はマーベル映画の俳優が出演
- 『運命の元カレ』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:Little Jackie『Take Back The World』
- 挿入歌:Lionel Richie『Three Times a Lady』