トクサツガガガ(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『トクサツガガガ』とは、丹羽庭により描かれた日本の漫画である。特撮オタクな会社員・仲村叶が特撮嫌いな母親に自分の趣味をどう隠すか、カミングアウトするのか、を軸に他の仲間とのオタクライフを描いている。仲村たちが関わっていく作中作も魅力的なのが見どころのひとつ。今まで着目されがちな漫画・アニメ系ではなく、特撮という新しいジャンルに注目している。
シシレオー/ショウ
ライオンがモチーフのヒーローで、20歳。真面目でリーダーシップもあるが、片付けが壊滅的に下手。真面目すぎて悩みすぎることがあるため、トライガーやチェルダが良い緩和剤になっている。
トライガー/ゴウ
トラがモチーフのヒーローで、マッシヴボディが魅力の24歳。短気で口が悪いし喧嘩っ早いが、兄貴肌でみんなの面倒を見てくれる。料理が得意。元々フギというコウモリがモチーフの怪人と組んで窃盗団をしていたが、フギが悪の道に進もうとしたため解散した。チェルダの面倒をよく見てる。
チェルダ/リン
チーターがモチーフのヒーローで紅一点の16歳。泣き虫で人見知りが激しいが、基本的には無邪気。山奥で暮らしていたため文明にうとく、ごみ屋敷でも気にしない。よくトライガーにからかわれて泣かされている。修業の成果を見せようとして武器を振り回し、トライガーを殴ったことがある。
セロトル
はおそらくオセロットがモチーフのヒーローで、16歳。追加戦士のため途中までは敵に近い位置にいたが、今はジュウショウワンの仲間入りをしている。ゲンカ将軍の弟である。ゲンカに甘やかされていて、家事などの一般常識が欠落している。
狼将軍ゲンカ
狼がモチーフの敵で、組織を率いている不死身の怪人。セロトルの兄である。彼がトップなのかと思いきや、てこ入れにより新たなボスとしてキョウガンが登場した。
ゲンカ将軍の部下
カブトウンはカブトムシがモチーフの敵で、ゲンカの指示を受けてジュウショウワンに攻撃を加えていく。寡黙で気難しいが弟思い。弟のアガタはクワガタムシがモチーフ。素行が悪いが兄の言うことなら何でも聞く。兄弟仲が良く、アガタはカブトウンについて回っている。
シユウという敵の新キャラも登場し、これは死んだアガタの身体を依代に黄泉の世界から蘇った敵で牛がモチーフ。
ダゴン
かなり昔の怪獣シリーズ。海から出現した巨大な怪獣が、街を破壊していくのに人間が立ち向かうのが当初のストーリー。しかし怪獣VS怪獣にしたほうのが人気が出るという方向転換の元、「ダゴンVSバシリスク」などのVSシリーズが続々製作された。ダゴンは一定の人工の光に反応して向かっていく習性があり、密漁船や学校の校庭など明るいもの目指して攻撃を加えていくらしい。後に人気が低迷し始めたとき、「ダゴンくん」という着ぐるみのテレビシリーズを作成して復興を目指したが失敗。何十年もたって再び怪獣ブームが到来し、リブートが決定した。
絡繰忍者 雷伝
40年くらい前の映画。巨大なガマガエル(♂)とからくりを操る忍者・雷伝がクジル姫と共に悪に立ち向かう。このリブートが最近行われたが、昔のシリーズのファンにはガッカリメイクと言われている。リブート版ではからくり使いの人間だった雷伝は姫を守るために作られたからくり人形の忍者に、ガマガエルは雌に、クジル姫は戦えない深窓の姫君になっている。敵は蛇鬼党という悪の忍び組織。どちらの作品でも雷伝が優しくて姫がわがままというのは変わっていない。
異星探査ストレンジャーV(ファイブ)
戦隊ヒーローの過去作品。違う星出身のヒーローがチームを結成し、それぞれが違う能力を持っている。ユキちゃんとミカちゃんが好きな俳優のデビュー作なのだが、雑誌などでは経歴から特撮が省かれていることも多い。コメディ色が強い中にも社会問題などを盛り込んだ意欲作であった。
ストレンレッドはレッドラス星人。身体が高熱になるため、うかつに他のものに触ると焦げる。炎使い。
ストレンブルーはファブルヌ星人。虫が主食で、能力はサイキッカー。
ストレンピンクはマゼントル星人。身体がまばゆいばかりに発光する。地底人に恋をしたとき、それが原因で振られた。
ストレンブラックはジェッタ(12巻ではノワル星人に変更されていた)星人。水中での活動が得意で、水を操る。
ストレンイエローはウォリィ星人。身体能力の高い獣人で自然を操る。
追加戦士のストレンシルバーは地球人で、何の能力もない代わりに目立った弱点もない。
コズミックオーはストレンジャーVが搭乗するロボットだが自我があり、よく迷子になる。
マジカライザー
マジックをモチーフにした戦隊ヒーローチームで、仲村が小さいころに放映されていた。仲村は追加戦士のピエロット(怪人だが、途中から味方になった)がお気に入りだった。ピエロットはその名の通りピエロを模したヒーローである。
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目次 - Contents
- 『トクサツガガガ』の概要
- 『トクサツガガガ』のあらすじ・ストーリー
- 『トクサツガガガ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物(主人公とオタク仲間)
- 仲村叶(なかむら かの)
- 吉田久美(よしだ ひさみ)
- 北代さん
- みやびさん
- 松本まさあき/任侠さん
- 窪田くん
- 吉田さんの彼氏
- 田宮拓(たみや たく)/ダミアン
- 仲村の同僚
- 小野田くん
- 白石さん
- 藤井さん
- 川島くん
- ユキちゃん
- ミカちゃん
- 主要人物の家族
- 仲村母
- 仲村望(なかむら のぞむ)
- ちさと
- タカさん
- まさあきの母
- その他の登場人物
- 老夫婦
- インド人(実はネパール人)
- 高橋
- 「おもちゃのゆめの」店主
- 野村さん
- カナちゃん
- じいばあ
- 『トクサツガガガ』の用語
- 救急機エマージェイソン
- 獅風怒闘 ジュウショウワン(獣将王)
- シシレオー/ショウ
- トライガー/ゴウ
- チェルダ/リン
- セロトル
- 狼将軍ゲンカ
- ゲンカ将軍の部下
- ダゴン
- 絡繰忍者 雷伝
- 異星探査ストレンジャーV(ファイブ)
- マジカライザー
- 南十字軍サザンクラウザー
- 現代妖怪血風録白狐丸
- ウラノガッコウ
- 惑星O(オー)
- ファイブレイバー
- ビーボーイズ(Bee Boys)
- Chig-Hug LOVECUTE(ラブキュート)
- 探求探索シラベルーパー、4フォース、ディフェンダー、ソールマン
- 『トクサツガガガ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 自分が苦しいことは、弱い者を見捨てていい理由にはならない!
- 大人になって大切なことは、全部小さなうちに(特撮から)習う
- やめようって思ってやめられる人間だったら、とっくの昔にこんなことやめてるから…
- でも、忘れても、みんなを好きな気持ちは、なくなるわけじゃないんだよ
- 隠してようが黙ってようが恥てようが詳しくなかろうが、好きと思ったら好きになる権利があるんや
- 過酷な状況も悩みも、好きの気持ちだけが支えている。一声もらすことも、ワガママならば、そんな苦しい世界を、どうやって好きでい続けられるんだろう
- 大事とあれだけうそぶきながら、大事にしてあげられなかった苦い教訓を、どうして思い出せないのか
- 『トクサツガガガ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者の丹羽庭は、自身も特撮ファン。
- カブトウンとアガタの名前