トクサツガガガ(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『トクサツガガガ』とは、丹羽庭により描かれた日本の漫画である。特撮オタクな会社員・仲村叶が特撮嫌いな母親に自分の趣味をどう隠すか、カミングアウトするのか、を軸に他の仲間とのオタクライフを描いている。仲村たちが関わっていく作中作も魅力的なのが見どころのひとつ。今まで着目されがちな漫画・アニメ系ではなく、特撮という新しいジャンルに注目している。

南十字軍サザンクラウザー

吉田さんが小さいころに放映されていた特撮作品。騎士のような見た目のサザンクラウザーがベルゼブブ率いる魔族と戦うというのが最初のストーリーだった。テコ入れの結果、サムライスピリッツ(サザンクラウザーは騎士のはずなのになぜか侍になるための心構え)や滝行など和の要素が急に加わったりして西洋から方向性がずれたり、行方不明のサザンクラウザーの母親が登場したりと急展開が頻発した。要するに話が飛びすぎてつまらない、というのが大半の人の感想なのだが、吉田さんにとってはリアルタイム視聴していたのに加え、この頃に父親が亡くなったということで記憶に残っている作品。ヒーロー大集合の映画にて、最近の子供に「バケツマン」とサザンクラウザーを揶揄されて吉田さんは少し怒っていた。

現代妖怪血風録白狐丸

深夜枠で放映されていた特撮ヒーロー作品。普段規制の多い朝の特撮枠とは対照的に、エロ・グロなどの表現が多め。白狐丸自身もヒーローとして性格が模範的ではなく、自身の欲望に忠実。口も悪く金にも汚く、妖怪退治が仕事だが金に困ったときしか仕事はしない。ライバルは猫又エ門で、彼は白狐丸のいい加減さが大嫌い。いつか殺したいと思っている。
ちさとがこの作品を見たいとせがんだとき、仲村は下品すぎてためらっていた。

ウラノガッコウ

20年くらい前のホラーブームに作られた、4作品からなるJホラーシリーズ。学校の怪談に基づく奇怪な現象を、その学校の子供たちが巻き込まれながら解決する。最初の3作は小学生をターゲットした作りだったが、4作品目は少しターゲットの年齢層が高めの映画となった。はっきりとは描かれていないが、学校が舞台の怪談話の映画なので個々の映画のキャラクターたちはつながっていない模様。

惑星O(オー)

中央が主人公のムトー、その下が惑星の案内人のロロ

40年位前のドラマ作品。地球にいたはずなのにいきなり他の惑星と思われる場所にワープした人間体たちが、そこから様々な謎を解きながら地球に帰ろうとするのが大まかなストーリー。当時のSFX技術やドラマ製作費にしてはかなり高いレベルのものだったが、その手の込み方が徒となり物語の途中で打ち切りになってしまった。最近同ドラマの復刻が発表され仲村たちは楽しみにしているが、自分たちが予想するラストや今までのストーリーが”ガッカリメイク”されないかなど色々心配もある。

ファイブレイバー

ジュウショウワンの次年に放映予定の特撮ヒーロー作品。ジュウショウワンはシリアス路線だったため、こちらはコメディ寄りのストーリーとなる予感。現在発表されている情報は、ぺガスス、人魚、ドラゴン、ケルベロス、グリフォンをモチーフにしたヒーローが登場すること。
仲村と吉田さんの予想では、敵はおそらく魔族であろうと踏んでいる。

ビーボーイズ(Bee Boys)

北代とミヤビさんが追いかけている、名古屋のご当地アイドル。8人組のグループで、メンバーはときどき卒業するが人数は8人で固定されている様子。ファンはビーボーイズのBee(蜂)に関連して、「ハニーさん」との通称がある。アイドルグッズは社会人が普段使いできるアイテムが沢山あり、仲村たち児童向け特撮ファン(グッズが原色で大人には使い辛い)に羨ましがられている。ちなみに北代さんの推しは「しろやん」で、みやびさんの推しは「くーまん」。

Chig-Hug LOVECUTE(ラブキュート)

左がティアール、中央がスマイリー

松本が小さいころからはまっている女児向けアニメ作品。シリーズは主人公たちが代替わりはしているが、戦隊ヒーローのように現在も継続している。現在物語中で放映されているのは、「ラブキュートMAX」。初代はスマイリーとティアールという、強気な女の子と泣き虫な女の子で構成されていた。

探求探索シラベルーパー、4フォース、ディフェンダー、ソールマン

一番右が4フォースのロボット

仲村が小さいときや、それ以前に放映されていた特撮作品。ソールマンは最近リブートが決定した。

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