カードファイト!! ヴァンガード 2018（第22話『本気のファイト』）のあらすじと感想・考察まとめ

「カードファイト!! ヴァンガード 2018」第22話『本気のファイト』のあらすじ・ストーリー

櫂とファイトするレン。レンのターン。レンは「ザ・ダークディクテイター」にライドし、「ダークディクテイター」のスキルで「黒の賢者・カロン」をスペリオルコールする。イマジナリーギフト「フォース」を発動させたレンは、アタックで櫂のリアガードを退却させ、櫂のヴァンガードにアタック。さらにクリティカルトリガーを引き当て、櫂をダメージ5までに追い込む。一方のレンはまだダメージ2だ。

テツによるとPSYクオリアを発動することでレンは惑星クレイの先導者そのものとなり、ファイトを内側から見ているのだという。だが、テツの解説を聞いてもキョウやカムイはよくわからない。

テツの話を聞いた櫂は、レンに語り掛ける。

櫂「なにがPSYクオリアだ…。カードから聞こえる声、カードを繰り出すお前、それではどちらが先導者なのかわからないじゃないか…」
レン「何？」
櫂「そんなものが本当に戦っているといえるのか！ 悟れよ、レン！」

櫂のターン。櫂は「ドラゴニック・ウォーターフォール」にライド。初めて見るカードに仲間たちも驚く。

櫂はイマジナリーギフト「フォース」を発動。「ドラゴニック・オーヴァーロード」や「ドラゴニック・ガイアース」をコールすると、カードのスキルを駆使して「ドラゴニック・ウォーターフォール」のクリティカルを3にする。これによって、レンは「ドラゴニック・ウォーターフォール」に対して完全ガードができなくなった。さらに櫂はドライブチェックでヒールトリガーを引きダメージを回復。一方、レンはダメージチェックでノートリガー。櫂のアタックでレンは一気にダメージ5になり、VFグローブの激痛に声を上げる。PSYクオリアを発動している間のレンは痛みを感じないはずだと驚くテツ。その様子から、キョウはレンが押されていると感じる。

櫂はさらにアタックを仕掛ける。だが、レンはそれをガードする。

レン「やっぱり最強の力を持っている君でも、カードが導き出したこのファイトの結末を変えることはできなかった」
アイチ「いけない…櫂君が負ける…？」
レン「僕のターン。スタンドアンドドロー。いい加減僕の力を認めろ、櫂トシキ！」

レンのターン。レンは「ファントムブラスタードラゴン」にライドし、イマジナリーギフト「フォース」を発動し、「髑髏の魔女ネヴァン」をコールする。「ファントムブラスタードラゴン」はリアガードたちを吸収し、パワーは48000、クリティカルは2となる。

レンにとって櫂は「完璧な強さ」を持つ憧れの存在だった。その櫂を倒して自分が完璧な存在となる。レンはその想いを胸に櫂にアタックし、櫂はダメージ5に。さらにレンはアタックを仕掛け、櫂はガードをするが、トリガーが一枚でも出れば攻撃は通り、櫂はダメージ6になってしまう。レンはトリガーを引き当て、櫂はダメージ6になり、激痛に悲鳴を上げながら倒れてしまう。

あこがれ続けた櫂に勝ち、「完璧な自分」を手に入れた喜びに打ち震えるレン。だが、「アイチは櫂に勝った」という言葉がレンの頭をよぎり、離れない。

レン「私が見つけた完璧な勝者は、すでに穢されていたんだ…！」

レンはその矛先をアイチに向ける。

レン「目障りだ、先導アイチ」

レンは、強さゆえの孤独を抱える櫂に勝つことで、櫂の抱える強さゆえの孤独を分かち合い、櫂を救うという目的を持っていた。だが、レンが櫂と戦う前に、櫂はすでにアイチに負けていた。レンの抱く「完璧な勝者」ではなくなっていたのだ。

レン「君が櫂を変えてしまった…」
アイチ「ぼ…、僕が…櫂君を…？」
レン「君に負ける前の櫂に僕が勝てたのかどうか、知るすべはもうない。残された道はただ一つ、君とファイトして、完全な勝利を得ることだ。さあ、私と戦え、先導アイチ！」

だが、レンはPSYクオリアを使った影響で倒れる。テツは疲弊した状態でのファイトは無理だといい、アイチはレンにかなう実力はないと伝える。だが、レンは今アイチと戦わないと気が収まらない。あくまでもアイチに今戦えと迫る。

レンの「アイチが櫂を変えてしまった」という言葉に答えるアイチ。

アイチ「僕が櫂君を変えたことなんてない。変えてもらったのは僕の方なんです。櫂君に誘われるままファイトして、そこからどんどん世界が広がって、だから僕は櫂君に感謝してるんです。それに櫂君が言ってたでしょ？ 真剣に戦ったわけじゃない。僕にヴァンガードを教えようとしてして手加減して…」

レン「ふざけるな！ 君は櫂のことを何もわかっていない！ 櫂はそんなつまらない理由で勝ちを譲ったりしない。 その時、君は櫂を超える何かがあったのだ」
アイチ「で、でも…」
レン「これ以上、櫂を穢すな！」

そこで櫂が意識を取り戻す。櫂はアイチに、自分たちと同じ世界、常に戦いあう世界に来てはいけないと諭す。だが、三和はレンと戦って勝ち、この戦いの連鎖を止めるようにアイチを励ます。

三和「あいつ（アイチ）がお前（櫂）を変えたように、もしかしたらレンのことも…」

アイチは自分がファイトすることでこの争いが終わるならと、レンと戦う覚悟を決める。

そのアイチをやさしく抱きしめるミサキ。ミサキの思わぬ行動に、顔を赤くするアイチと、アイチ以上に顔を赤くする三和とカムイ。

ミサキ「あんたなら、きっと大丈夫。頑張りな！」
アイチ「はい！」
三和「みみみみみミサキちゃん、まさかアイチのことを…」
ミサキ「はあ？ 何言ってんだよ？ 今のは応援だろ？」
カムイ「やーい！ かんちがいー！」
三和「お前だって！」

アイチは、これまでの櫂とのファイトを、これまで出会った人たちとのファイトを裏切らないように、全力を出すことを誓った。レンはPSYクオリアを持つ者同士のファイトにVFグローブは不要と、VFグローブを外す。

レン「君も感じているようだね。惑星クレイに吹き渡る風を。今までこの領域に降り立つのは私一人だけだった。相手がいるというのもうれしいものだ」

PSYクオリアを持つ者同士のファイトが始まる。

「カードファイト!! ヴァンガード 2018」第22話『本気のファイト』の感想・考察