プリンセスコネクト!Re:Dive(プリコネR)のネタバレ解説・考察まとめ

『プリンセスコネクト!Re:Dive』(プリコネR)とは、2018年よりCygamesが配信しているスマートフォン向けRPG、およびそれを原作にしたアニメ作品である。
記憶喪失の少年ユウキ、ハラペコ剣士ペコリーヌ、女神アメスに仕える巫女コッコロ、ノラネコ気質の魔法少女キャル。ひょんなことから出会った4人は「美食殿」というギルドを結成し、アストライア大陸で大冒険を繰り広げる。そんな日々の末に彼らを待っていたのは、各々が抱える深刻な秘密と、世界の真実にも関わる巨悪との対面だった。

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好評のまま最終回を迎えた、テレビアニメ版『プリンセスコネクト!Re:Dive』。しかし、プリンセスナイトの秘密や覇瞳皇帝の目的など、大きな謎がいくつも残されたままとなったことも事実である。
どうしてこのようなことになったのか。実はアニメ化される際、『プリンセスコネクト!Re:Dive』の原作ゲームで描かれる「世界に関する大きな謎」が、大胆にカットされるという手法が取られたのだ。いくつもの謎が明かされることなく物語が終わってしまったのは、これが大きな原因である。

『プリンセスコネクト!Re:Dive』の舞台となるアストライア大陸は、実は異世界ではなくゲーム世界である。自身の意識を投影して遊ぶ『レジェンド・オブ・アストルム』というゲームで重大な事故が発生し、ログインしていた数万ものプレイヤーがゲーム世界に囚われたままとなる。さらにゲーム世界は真の黒幕の思惑に従う形で再構成され、ほぼ全てのプレイヤーが「ここはゲームの中である」という知識を失ってしまう。その重大な事故の現場に居合わせた主人公は過去の記憶の大部分を失い、しかしこの問題を解決するための最重要人物と目され、それぞれに問題解決を目指す七冠たちから様々な干渉を受けることとなる。覇瞳皇帝がペコリーヌの立場を奪ったのも、極めて横暴かつ独善的な形ながら、この問題を独自に解決するための準備の1つなのだ。
こういった壮大なストーリーを13話に収めるには尺が足らず、仮に収められたとしても原作最大の魅力であるキャラクター同士の交流は描けなくなる。そこで世界の謎に関する部分は匂わせる程度に留め、ファンがもっとも期待しただろうペコリーヌやキャル、コッコロたちが生き生きと動き回る姿を前面に押し出す。そういった判断の下に制作されたのが、テレビアニメ版『プリンセスコネクト!Re:Dive』なのだ。

この手法は概ね成功し、原作の“楽しい部分”を中心に再構成されたテレビアニメ版『プリンセスコネクト!Re:Dive』は、ソーシャルゲーム原作アニメかくあれかしとファンから大絶賛された。アニメからゲームに触れる者も少なからず存在し、原作のアピールという意味でも十分な成果を果たしたといえる。

『プリンセスコネクト!Re:Dive』(プリコネR)の主題歌・挿入歌

ゲーム版

OP(オープニング):ペコリーヌ(M・A・O)、コッコロ(伊藤美来)、キャル(立花理香)「Lost Princess」

作詞はしほり、作曲は田中公平、編曲は根岸貴幸が担当。
ペコリーヌ(M・A・O)、コッコロ(伊藤美来)、キャル(立花理香)による第1部オープニングテーマ。
第15章のエンディングテーマやアニメ版のOPとしても使用されている。

OP(オープニング):ペコリーヌ(M・A・O)、コッコロ(伊藤美来)、キャル(立花理香)、ユイ(種田梨沙)、ヒヨリ(東山奈央)、レイ(早見沙織)、シェフィ(近藤玲奈)「Mirage Game」(第2部)

作詞はしほり、作曲は田中公平、編曲は東大路憲太が担当した第2部オープニングテーマ。

OP(オープニング):ペコリーヌ(M・A・O)、コッコロ(伊藤美来)、キャル(立花理香)、リリ(鈴木みのり)、クリア(前田佳織里)、プレシア(高尾奏音)「Precious Journey」(第3部)

作詞はマイクスギヤマ、作曲・編曲は編曲は東大路憲太が担当した第3部オープニングテーマ。

ED(エンディング):ペコリーヌ(M・A・O)、コッコロ(伊藤美来)、キャル(立花理香)「Connecting Happy!!」

作詞は畑亜貴、作曲は高尾奏之介、編曲は奈良悠樹が担当した第1部のエンディングテーマ。

ED(エンディング):キャル(立花理香)「Absolute Secret」(第1部第8章)

作詞はcorochi(Cygames)、作曲・編曲は馬渕直純が担当する第1部第8章エンディングテーマ。

ED(エンディング):ユイ(種田梨沙)、ヒヨリ(東山奈央)、レイ(早見沙織)「つなぐもの」(第1部第13章)

作詞は利根川貴之、作曲は利根川貴之と坂和也、編曲はDr.Usui、坂和也&Wicky.Recordingsが担当。
第1部第13章のエンディングテーマである。

ED(エンディング):ペコリーヌ(M・A・O)、コッコロ(伊藤美来)、キャル(立花理香)「Yes! Precious Harmony!」(第2部前半)

作詞・作曲は高尾奏之介、編曲は奈良悠樹が担当する第2部エンディングテーマ。
ラジオ『プリコネチャンネルRe:Dive』のオープニングテーマとしても使用されている。

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