ヒナまつり(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ヒナまつり』とは、大武政夫原作の漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。
暴力団『芦川組』に属するインテリヤクザ・新田のもとに、楕円形のマシンにくるまれた超能力少女・ヒナが突如現れた。マシンの拘束を解くや否や、素性も目的も明かさないまま謎の念動力で部屋の骨董品を次々破壊していくヒナに対し、身と家財の危険を感じた新田はしぶしぶ彼女を寝泊りさせることになった。
本作はこの2人をはじめとしたちょっぴり可笑しなキャラクター達が繰り広げる、笑いあり涙ありの非日常コメディーである。

CV:小澤亜李

能力者の転送に必要な玉をヒナの元へ持っていくため、斑鳩によって『組織』から呼び出された能力者。しかし転送先が謎の無人島だった上に、自分の分を含めた2つの玉を早々に紛失してしまう。それでも何とかヒナやアンズに会うために無人島を脱出し、中国での数年の道場生活を経て、偶然出会った日本人のアツシと共に日本へ向かった。

他の能力者2人と比べると非常に物腰が柔らかく、友達に会えない寂しさを紛らわすため人形を使って一人芝居をするなど気弱な面が目立つ。それでも島でのサバイバルや道場での修行生活を経ているからか、戦いを求められる場面では決して物怖じしない。

斑鳩景(いかるが けい)

CV:内山夕実

ヒナの行動を調査するために派遣された、『組織』の警備主任。能力者たちに命令する立場の人間だったが、ヒナに関しては暴走により首輪(ヒナ曰く「首がねじ切れる」物体)が外れたこともあり、「反抗されたとき対処できない」と極端に恐れている。一方、任務失敗による処分を覚悟するアンズに対しては、「戦死扱いされてるから好きに生きればいい」とテキトーにあしらった。

ヒナの成長に親心を垣間見せる一方、「はい」「いいえ」で回答するヒナの行動チェック表を、自分のヒナへのイメージから全部「いいえ」で埋めようとするなど、仕事に対して割とテキトーに構えている節がある。

渡辺中学校の生徒と教師

三嶋瞳(みしま ひとみ)

CV:本渡楓

渡辺中学校の1年生で、ヒナとはクラスメイト。ひょんなことからバーテンダーとして働くことになり、親の理解が得られず一人暮らしを始めた際には更に色々な仕事に手を出すなど、若くして大人の社会にどっぷり浸かっている。

断れない性格と要領の良さが相俟って、巻き込まれやすい上に、巻き込まれた先で謎の信頼を得てしまいそこから抜け出せなくなることがしばしば。また如何なる時も冷静であり、ヒナや詩子といったダメな人や夢見がちな同年代の子に対して無自覚に辛辣な言葉を吐くなど、精神年齢はもはや中学生のそれではない。

相沢さよ(あいざわ さよ)

CV:小松未可子

ヒナや瞳のクラスメート。とりわけ瞳とは仲が良い。

瞳に不純異性交遊の疑惑がかかった際には、調査もソコソコに瞳が狼狽える様をひたすら楽しんでいた。また、ヒナが生徒会長に立候補した時は「面白そうだからほっとこう」と言うなど、とにかく物事を傍観者目線で楽しむタイプ。

下田貴志(しもだ たかし)

CV:近木裕哉

ヒナや瞳のクラスメート。大体、ケンゴとセットで登場する。

基本的にはごく普通の中学生男子だが、モノローグの端々から瞳への好意が窺えると共に、瞳がヒナを平手打ちした際には「何故そこでご褒美を!?」と発言するなどマゾな一面を持つ。

中田ケンゴ(なかた ケンゴ)

CV:市川太一

ヒナや瞳のクラスメート。大体、タカシとセットで登場する。

雪山で遭難した際、自責の念に駆られていた所をタカシと瞳に慰められるとすぐに開き直った。会話の主体になったシーンはこのくらいで、基本的にはタダの賑やかしである。

新庄マミ(しんじょう マミ)

CV:鈴木絵理

ヒナや瞳のクラスメートで、大のオカルト好き。オムライスに「MAMI LOVE」と書かれるなど、母親からは溺愛されている様子。

ヒナが超能力を使ってる所を偶然見てしまい、ヒナを師匠と呼びつつ物体の浮かせ方を教えてもらうようになる。途中からは面倒臭くなったヒナが自分の力でマミの目の前の物体を浮かせていたのだが、それによって自分を超能力者だと勘違いしたせいで、のちに学校で大恥をかくことになる。

松谷翼(まつたに つばさ)

CV:野島健児

ヒナや瞳のクラスで担任教師を務める。

バーで瞳に遭遇した際には、酒作りの腕前に騙されて別人と思い込んでしまう。またケンゴとタカシが自分に向かってプリントをぶち撒けた際にもただ呆然としているなど、教師としての能力は低め。

7pdeepbalderick
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@7pdeepbalderick

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