ドラゴンヘッド(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラゴンヘッド』とは、望月峯太郎によるサバイバル・ホラー漫画で、1994年より「週刊ヤングマガジン」にて連載された。1997年に、第21回講談社漫画賞一般部門を受賞している。
単行本としては、全10巻が講談社より発売され、累計発行部数は650万部にものぼる。2003年には、妻夫木聡、SAYAKA主演で映画化された。
修学旅行の帰りの車中で、突然起こった衝撃。運よく死を免れたテルが、同じく生きていたアコと共に、地獄のような世界を通じて、実家のある東京を目指す、サバイバルストーリー。

橋本のグループにいる女性。テルとアコの傷の手当てをしてくれた。仲間の宗教的な儀式を否定しつつも仲間と共に行動する。テルとアコが、別で東京を目指すと聞くと、ガスマスクなどを与え、東京で会おうと約束する。アコは美村が女性だったので、別れを惜しんだ。

仁村(にむら)

陸上自衛隊中部方面隊所属の隊員。陸上自衛隊での集団行動から勝手に離れて行動、離陸をしていたところに、テルとアコに遭遇する。傲慢で、自己中心的な性格で、退屈しのぎに女探しや、人殺しを提案するような人物。無意味にテルを傷つけたりしたが、アコやみんなと行動するうちに次第に協調性を持つようになってくる。東京では、アコを手に入れたいがため、テルを殺そうとする。

岩田(いわた)

陸上自衛隊中部方面隊所属の隊員。仁村の後輩で、ヘリの操縦者。性格はまともで、仁村の行き過ぎた態度を抑える場面もある。ヘリの操縦がうまく、危険な状況の中、仲間を幾度となく助ける。最後に東京に向かう時に、ヘリが墜落してしまい命を落とす。

山崎(やまざき)

陸上自衛隊中部方面隊所属の隊員。仁村と一緒に退屈しのぎで好き勝手な行動をする。女を探していた時に、アコを見つけて襲うが失敗、アコに手をかまれて負傷する。アコに怒り殺そうとするが、アコに拳銃を奪われ立場が逆転する。アコと一緒にヘリまで行くが、その時に起きた炎の竜巻によって焼死する。

大池(おおいけ)

陸上自衛隊中部方面隊所属の隊員。仁村を探しに行くと、暗闇の中でテルに遭遇する。テルは、仁村に襲われ傷だらけの不気味な姿だったので、大池は驚き、テルの持っていた火炎瓶をとりあげようとする。その時に、火炎瓶を取り損ねて火が体に燃え移り、火だるまとなってしまう。

おばさん

4人のヘリが、燃料切れギリギリで着地した伊東に一人住む中年女性。小学校の国語の教師だが、実家が開業医だったので、医学的知識が多少ある。重傷のテルの手当や、アコの精神的ささえとなってくれた、頼れる存在。

傷頭(きずあたま)本名:菊地(きくち)

アコと仁村が、病院を目指す山越えをする時に出会った男性。普通の人間とは、様子がちょっと違い、慌てる様子がなく落ち着き、言葉もうつろ。頭に手術跡のような傷があるのが特徴。

『ドラゴンヘッド』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

怖いものは、やっつけるか友達になるしかないんだ

ノブオが、トンネルの中で発した言葉。体中にペインティングをして、ミニラの遺体を動かしたりおかしな言動が始まったノブオ。闇の中の何かが、事故を起こしていると信じる。闇と友達になるんだ、ずっとここで暮らすんだと思い始めたノブオのセリフ。このあとのノブオの行動は、このセリフが元となっている。

あたしのまわりの人は、みんな死んじゃうッ!! もうイヤなのッ!!

アコが、必死でテルを助けようとする時のセリフ。クラスメイトを始めとして、死者ばかり見てきたアコは、危険とわかっていながらも、もうこれ以上仲間を死なせたくない一心で、このセリフを岩田に言い放ち、テルを助けることを懇願する。

人間は、正体のわからない、恐ろしいものを「怪物」というわ… その「怪物」と…このコも…そのノブオってコも…きっと本当に闘っていたのね…

6iyamada3desu
6iyamada3desu
@6iyamada3desu

目次 - Contents