ひそねとまそたん(ひそまそ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ひそねとまそたん』 とは、ボンズ制作による日本のオリジナルテレビアニメである。
自分の思ったことをすぐ口に出してしまうため相手を傷つけてしまう、ゆえに自分を抑え込んで生きてきた甘粕ひそね。航空自衛隊員として、岐阜基地で働くことになったひそねは、戦闘機に擬態するドラゴンのような生物、変態飛翔生体(別名OTF)の飛行要員、通称Dパイロット(略してDパイ)に選ばれる。パイロットとの接触をずっと拒んでいたOTFとの間に、やがて絆がうまれる。

航空自衛隊三沢基地所属のOTF。Dパイロットは、絹番莉々子。
眠そうな表情で、円盤型の頭部をもち、E-2C早期警戒機に変形する。
航空機モード 全幅: 24.6m 全長: 17.6m 全高: 5.6m 機体記号: 64-3477

キ46-III 一〇〇式司令部偵察機三型

無人島訓練にてDパイロットたちが見た夢に現れたOTF。パイロットは、樋本貞。
七十四年前のまそたん。当時は、モンパルナスと呼ばれていた。

ミタツ

超大型OTF。まそたんたちのように、Dパイロットが搭乗することはない。
ひそねたちが訓練した無人島 ”ミズチ岩” の正体が、このOTF。七十四年周期で目覚め、積乱雲に身を隠し、次に眠る場所へゆっくりと移動する。

『ひそねとまそたん』の用語

OTF(変態飛翔生体)

人間と古くから共存している、変態飛翔生体のこと。近隣国から攻撃の対象となるため、擬装させてきた。管理が幕府から政府に変わると、その秘匿業務は英国陸海軍の航空隊に移管され、戦後は航空自衛隊が担っている。人間の言っていることを理解する。食事はレアメタル。猛烈な代謝熱を持つため、通常はプールによる冷却装置を利用しているが、空を飛ぶことによる熱の放出も必要としている。非常に柔軟性があるため、Foxtrot(航空機モード)で航空機に変形する際、コンパクトに収まることができる。また、装備をつけた状態を、Hotel (外装装備モード)という。

Dパイ(ドラゴンパイロット)

Dはドラゴンのことで、略してDパイ。OTFが空を飛ぶ際、適切な制御をかけるための飛行要員。女性だけで構成されている。ヘッドピースリアライザーとOTF用パイロットスーツを着用し、OTF に飲み込まれることで、体内から制御する。誰でもなれるわけではなく、OTFとの相性によるところが大きい。

ヘッドピースリアライザー

通称ヘッピリ。DパイロットがOTFの体内に入る際、装着する多機能ヘルメットのこと。後頭部にあるスイッチでOTF制御プログラムを起動させ、モジュールPT-V2をアクティブにすることで、パイロットの視界が全天周囲モニターになり、体内からでも外の様子を確認することができる。

OTF用パイロットスーツ

航空装備メーカーである岡本化成バーンズ/ウォリス、特殊被服部開発課、幾嶋博己によって開発されたDパイロットが着るスーツ。OTFの胃液に溶解されないことに加え、生体のチェックなど、データ収集用センサーとしても機能している。OTFの食道を傷付けないようにするため、ムダな装飾のない、パイロットの身体に密着するようなデザインとなっている。

マツリゴト

宮内庁の統括下で陸・海・空の総力を動員して行う国家的神事で、超大型OTFミタツ様を次の臥所へ誘導し、眠らせること。OTF四機とDパイロットたちにより、三日三晩かけて誘導を行なう。そして巫女たちの歌により眠らせ、Dパイロットたちが二つの尾を結ぶしめ縄を断つことで、体の上下を逆転させる。その後、巫女の中から選ばれた楔女と呼ばれる役目がミタツ様の心臓を剣で刺し、あらたな臥所に安定させる。

『ひそねとまそたん』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

まそたんに受け入れられる貝崎

第2話で、基地を出て動けなくなっていた貝崎を、ひそねが迎えに来たシーン。OTFは自分を飲み込んでくれない。母親を知る人たちの期待に自分は応えらない。と、精神的に追い込まれてしまった貝崎。まそたんは彼女を認識していることを伝え、励ましたひそねは、ケガを負った貝崎をまそたんに乗せ、物理的にも精神的にも彼女を助けます。その結果、Dパイロットの第一段階の条件であるOTFに飲み込まれることがクリアされ、貝崎の将来への希望にもつながった。

ひそねとまそたんの機動飛行

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@tom33g3

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