オーバーロードII(Overlord II)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『オーバーロードII』とは、丸山くがねによる小説を原作とするアニメ作品『オーバーロード』の続編である。
かつて一大ブームを巻き起こした仮想現実体感型オンラインゲーム『ユグドラシル』のサービス終了時に居合わせたモモンガは、サービス終了時刻を過ぎてもログアウト出来なくなるという異常事態に遭遇。
異世界に来てしまった彼は、自我を持ち絶対の忠誠を誓うNPC達と世界征服を目指すダークファンタジー。

リ・エスティーゼ王国を裏で牛耳る組織。
麻薬部門や奴隷部門等、八つの部門がありそれぞれの部門長が存在する。
また警備部門長ゼロを中心に六腕という、八本指の最高戦力六人で構成された組織がある。

『オーバーロードII』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

アルベド「お食事になさいますか。お風呂、ですか。それとも、わ・た・しでしょうか?」

第1話のOPを開けていきなりのシーン。女性慣れしていないアインズは「お食事になさいますか。お風呂、ですか。それとも、わ・た・しでしょうか?」というセリフに完全に困惑する。外で出迎えがなかった理由がなにか重要な情報があるのではないかと思っていただけにその落差に、アルベドの残念さが引き立っているシーン。

ザリュース「結婚してくれ」

第2話にて、クルシュに一目惚れをしたザリュースが開口一番発した言葉が「結婚してくれ」。もちろん、彼の言葉にクルシュはとんでもなく驚くことになる。クルシュとザリュースという二匹のリザードマンのその馴れ初めも描く第2話をよく表したセリフだ。

ザリュース「これで、終わりだ!」

リザードマンの連合軍とアンデッド軍の戦闘を描いた第3話の終盤シーン。アンデッド軍の切り札イグヴァとの戦いで力尽きかけたザリュースは、ここまでに倒れた仲間を思い出す。そんな彼らのおかげで湧き出た力によって、最後の一撃を喰らわせる瞬間「これで、終わりだ!」と叫んだ。

クルシュ「孕むわ!」

第四話のエンディング後、クルシュが放った衝撃の一言が「孕むわ!」。見せしめの為に殺されるであろうザリュースに対して、戦いへの参加を認められず村に残されることになったクルシュが下した決断だった。

ザリュース「最後の瞬間まで、俺は、剣を振るい続ける!」

第5話のコキュートスとリザードマンの戦いで、ザリュースが叫んだ言葉が「最後の瞬間まで、俺は、剣を振るい続ける!」。共に戦いに挑んだ他のリザードマン達は皆死に、最後に残ったザリュースとシャースーリューの兄弟はお互いの戦意を確かめ合う。圧倒的な力の差に自分達も勝てずに殺されることが分かっていながらも果敢に戦いに挑もうとしたザリュースの男気が熱いシーン。

セバス「気にしないでください。女性に胸を貸したというのは男にとって名誉なことですよ」

娼館で働かされ処分されそうになっていたところを助けられたツアレは、泣いている時にセバスに抱き締められる。優しくしてくれるセバスにツアレは謝るものの、そんな優しさに慣れていないツアレにセバスが「気にしないでください。女性に胸を貸したというのは男にとって名誉なことですよ」と言った。
人外が多く人間を劣等種として見下す者の多いナザリック地下大墳墓の中で、数少ない人格者であるセバスの男らしい一面。しかし、セバスはそんな優しさを呪いなのではないかと気にしているのだった。

セバス「ツアレ、あなたの恐怖は分かっています。外に出るのも恐ろしいのでしょう。ですが、安心してください。この私、セバスが守って見せます。あなたにどのような危険が迫ろうと、その全てを打ち砕き、守り切って見せます。ツアレ、踏み出してください。あなたが怖いなら目を瞑っていても構いません。私を信じてはくれませんか?」

セバスと、セバスに拾われた元奴隷のツアレのイチャイチャシーン。奴隷として酷い扱いを受けて来たツアレは未だ外に出て人に会うことを恐れていたが、そんなツアレの心を傷を癒そうとセバスは「ツアレ、あなたの恐怖は分かっています。外に出るのも恐ろしいのでしょう。ですが、安心してください。この私、セバスが守って見せます。あなたにどのような危険が迫ろうと、その全てを打ち砕き、守り切って見せます。ツアレ、踏み出してください。あなたが怖いなら目を瞑っていても構いません。私を信じてはくれませんか?」とツアレを守ると約束するのだった。
しかし、このあとこのツアレを取り戻す為に王国の裏組織八本指が動き出し、セバス達は八本指との争いに巻き込まれていくのだった。

クライム「男ですから」

クライムが、強くなりたい理由を尋ねてきたセバスに答えた言葉が「男ですから」。孤児であったクライムを拾い、決して強い訳でもないのにも関わらずお付の護衛という好待遇で面倒を見てくれたラナー王女を、主人として以上に一人の女性としても見ていたクライム。しかし、立場の違いから王女に恋愛感情を抱くことを許されないクライムは、そんな感情も忠誠心に変えセバスの死ぬかもしれないと言う稽古を耐え切るのだったのだった。

クライム「まだ、死ねない。ラナー様から受けた恩をお返しするまでは」

幻影を使うサキュロントに背後から突き刺され、致命傷を受けたにも関わらずに立ち上がったクライムの言葉。セバスから死を乗り越える稽古を受けたクライムは、孤児であった自分を拾って好待遇にて「まだ、死ねない。ラナー様から受けた恩をお返しするまでは」と言って、面倒を見てくれたラナーへの思いによって瀕死の状態にも関わらず再び立ち上がり、サキュロントを追い詰めるのだった。

ツアレ「ちくちくしました。幸せなキスは初めてです」

貧しい村に生まれ、貴族に攫われた末に娼館に売り払われ暴力を受け続けた不幸な少女ツアレが、初めて自分の意思で自分の好きな人とキスをした瞬間の言葉が「ちくちくしました。幸せなキスは初めてです」だ。
アインズに無実を証明する為に自分を殺そうとしたセバスを受け入れて、セバスの為ならば命も捧げられると言うツアレのキスに、普段から冷静なセバスも赤くなってしまうのだった。

デミウルゴス「今回の作戦によって、アインズ様に我々が役に立つところをお見せしなくてはならない。失敗は許されない。逆に全てのミスを帳消しにするような結果をお見せするのだ」

転移してきてからというもの、精神支配を受けアインズに敵対したシャルティア、与えられた軍をリザードマンによって全滅させてしまったコキュートス、そしてツアレを勝手に助けたことで事を大きくしてしまったセバスとアインズに仕えるNPC達は失態続きだとデミウルゴスは考えていた。そして、デミウルゴスは「今回の作戦によって、アインズ様に我々が役に立つところをお見せしなくてはならない。失敗は許されない。逆に全てのミスを帳消しにするような結果をお見せするのだ」と言って、八本指を潰すという理由で集められたナザリック地下大墳墓の部隊を使って、汚名返上の為の作戦を決行することになる。
この作戦によってアインズは、世界征服への大きな一歩を踏み出すことになるのだった。

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@shuichi

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