BE BLUES!〜青になれ〜(ビーブルーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『BE BLUES!〜青になれ〜』とは、田中モトユキ原作の本格サッカー漫画。サッカー少年の一条龍は、将来の日本代表を夢を見る。しかし、小学生6年生の時にアクシデントにより手足と腰椎の骨折という重傷を負い困難な状況となってしまう。それでも未来の日本代表の夢を目指し、サッカー選手として復活する姿が、幼馴染で双子の青梅優人、優希と共に描かれている。
ミルコ・コヴァッチの孫娘でフィギュアスケート選手。
ジュニアフィギュアスケート界のホープ。しかし、十字靭帯を損傷したためリハビリ生活に入る。最初は、真剣にリハビリに取り組まなかったが、そこで出会った龍の姿に触発されてリハビリに取り組むようになる。その後は優希と仲良くなり、大浦東中の応援に頻繁に駆けつけており、ミルコ・コヴァッチのセルビア語の通訳を務めることもある。高校生編でも武蒼高校の練習グラウンドに駆けつけるなど、龍へ好意を寄せているが全く気付いてもらえない。カナヅチで泳げない。
ミルコ・コヴァッチ
アンナの祖父。
かつてのユーゴスラビア連邦出身のサッカー指導者であり元同国代表監督。選手時代にはスペインをはじめヨーロッパ各国のリーグでプレーした経験があり、これまでの仕事を通じてセルビア語のほか英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語を話すことができる。龍の小学生時代のプレーを「サッカーの王様」になれる器と評している。龍の中学時代にアンナを通して関わりを持つようになり、龍たちが部活を引退し、フットサルで活動していた時に「強くて速いパス」を龍に伝えることで「サッカーの本質」を伝えた。龍たちが高校生になり、Fチームでプレーしていた時に、江藤を通じて武蒼サッカー部とも関わりをもつことになる。黒部の後任として、武蒼高校の監督に就任すると、「必ず強くする」と宣言し、見事武蒼高校を全国大会に導く。桜庭についても「龍とは違った意味で王になれる器」と評している。孫娘のアンナが龍に好意を抱いていることに内心穏やかではない気持ちを見せることもある。
江藤 藍子(えとう あいこ)
龍や優人らのクラスメイトで1年生。
本気で英語を話せるようになろうと独力で勉強を続けている。サッカーには全くといっていいほど興味がなかったが、街中で偶然に出会ったミルコ・コヴァッチの通訳を務めることになり、関わりを持つことになる。当初はサッカーの知識がないため、通訳もぎこちなかったが、徐々に通訳としての成長を見せる。ミルコ・コヴァッチが監督に就任してからは、通訳として部と関わることとなる。高校選手権の埼玉県大会準決勝の大浦南戦では、ハーフタイムに自らバケツの水をかぶり、「男を見せろ」とメンバーを鼓舞した。実家は和菓子店を経営していて、龍のことが気になり始めている。
久世 立彦(くぜ たつひこ)
ポジションFW(フォワード)
所属クラブ : 大浦SC - 浦和レッズJrユース
旧姓 : 城(じょう)。
大浦SC時代に龍や優人、優希とチームメイトでキャプテン。龍と一緒にトレセンに選ばれたこともある。龍を欠いた影響もあり、全日本少年サッカー大会ではグループリーグで敗退してしまったが、その時のプレーが認められて浦和のJrユースにスカウトされて入団した。中学生年代に入ると、エースストライカーとしての実力が開花し、U-15日本代表にも選出されている。
※トレセンとは、将来有望な選手に質の高い指導を行い、将来活躍する可能性を持った選手を発掘するための日本サッカー協会の制度「トレーニングセンター制度」の略。
大浦東中学校
宮崎 隼人(みやざき はやと)
ポジション MF(ミッドフィールダー)
所属クラブ : 大浦東中学校 - 市立大浦高等学校
龍や優人との同級生で大浦東中では10番を付けトップ下のポジションを務める。龍の入部に対し初めは内心穏やかではなかったが、小学生時代の龍のプレーを観戦した経験があり、実はプレースタイルに憧れていた。明るくにぎやかな性格だが、スタメンから外れ落ち込む部員を励ましたり、龍が父親の転勤によりインドネシアに行くことになったときには、龍のために全国大会に出場できれば、強豪高校にスカウトされ、両親の気持ちも変わるはずと、部員の気持ちを結束させるなど、熱いキャプテンシーを持ち合わせている。高校受験の際には武蒼にも合格していたが、公式試合の出場し、プレーできる可能性が高いと考え、市立大浦へ進学した。5歳上の兄がいる。
諸星 美起也(もろぼし みきや)
ポジションMF(ミッドフィールダー)
所属クラブ : 南川中FC - 大浦東中学校
龍や優人の2学年下。高いパスセンス能力があるパサー。勝負弱い側面があり、Jrユースのセレクションで落選して大浦東中サッカー部に入部した。入部当初は自分のプレーと龍以外のことに関心がなく、協調性に欠ける面もあり部内では生意気と思われていた。本人は、「Jrユースに落ちた時点で天狗になる訳がない」と言ってる。しかし、桜木第二中戦での敗戦と優人から龍の抱える事情を知らされたことを機に味方と打ち解けるようになる。高校生編ではFチームと練習試合を行った際には、成長期による身体のバランスが悪く、低調なプレーに終わったが、龍と優人に「2年後には必ず武蒼へ進学する」と誓った。
太田(おおた)
ポジションFW(フォワード)
所属クラブ : 大浦東中学校 - 市立大浦高等学校
龍や優人との同級生。諸星の入部によりレギュラーから外れ、気持ちが折れかけた。宮崎の励ましにより、モチベーションを保つと、中学生最後の試合となった麻倉キッカーズ戦では、諸星との交代で出場すると献身的なプレーで同点に追いつくきっかけを作り、チームに貢献した。中学卒業後は宮崎や千原と共に市立大浦へ進学した。
千原(ちはら)
ポジションDF(ディフェンダー)
所属クラブ : 大浦東中学校 - 市立大浦高等学校
龍や優人の同級生。性格は温和。宮崎の陰に隠れているが、大浦東中のキャプテンを務めている。中学卒業後は宮崎や太田と共に市立大浦へ進学した。
麻倉キッカーズ
渡辺 健太(わたなべ けんた)
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目次 - Contents
- 『BE BLUES!〜青になれ〜』の概要
- 『BE BLUES!〜青になれ〜』のあらすじ・ストーリー
- 小学生編
- 中学生編
- 高校生編
- 『BE BLUES!〜青になれ〜』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 一条 龍(いちじょう りゅう)
- 青梅 優人(おうめ ゆうと)
- 青梅 優希(おうめ ゆき)
- 桜庭 巧実(さくらば たくみ)
- 滝沢 アンナ(たきざわ アンナ)
- ミルコ・コヴァッチ
- 江藤 藍子(えとう あいこ)
- 久世 立彦(くぜ たつひこ)
- 大浦東中学校
- 宮崎 隼人(みやざき はやと)
- 諸星 美起也(もろぼし みきや)
- 太田(おおた)
- 千原(ちはら)
- 麻倉キッカーズ
- 渡辺 健太(わたなべ けんた)
- 永野 修(ながの しゅう)
- 新田中学校
- 菊田 省吾(きくた しょうご)
- 田村 圭(たむら けい)
- その他
- 龍の父(りゅうのちち)
- 一条 麻里(いちじょう まり)
- 青梅家(おうめけ)
- 曲戸(まがりと)
- 名橋(なはし)
- 武蒼高等学校
- 橘 怜音(たちばな れのん)
- 竜崎 誠(りゅうざき まこと)
- 島津 譲二(しまづ じょうじ)
- 星 倫吾(ほし りんご)
- 山下 弘(やました ひろし)
- 友坂 亮太(ともさか りょうた)
- 小田 純一(おだ じゅんいち)
- 久米 豊(くめ ゆたか)
- 水島 恒明(みずしま つねあき)
- 矢沢 和成(やざわ かずなり)
- 前田 順(まえだ じゅん)
- 黒部 大作(くろべ だいさく)
- 石峰(いしみね)
- 佐藤 加奈子(さとう かなこ)
- 窪塚 陽子(くぼづか ようこ)
- 冨田 まり(とみた まり)
- 明神 さつき(みょうじん さつき)
- 九重 譲(ここのえ ゆずる)
- 小塚(こづか)
- 元木(もとき)
- 赤城中央高等学校
- 藤原 乃亜(ふじわら のあ)
- 曽我 達流(そが たつる)
- 湯幡(ゆばた)
- 聖和台高等学校
- 小早川 忍(こばやかわ しのぶ)
- 保志 光一(ほし こういち)
- 『BE BLUES!〜青になれ〜』の用語
- 全日本少年サッカー大会
- ゴールデンエイジ
- 全国中学校サッカー大会
- 高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会
- 高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ
- 『BE BLUES!〜青になれ〜』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「オレ…先生に聞いたよ…。サッカーできるようになるのか…そしたら言われたよ。私が無理と言ったら、あきらめるのかいって?一瞬で答えは出たよ。あきらめないって」
- 「決めるべき時に、決めるぜ」
- 「オレ、日本代表になる。いつか必ず」
- 「バッキャロ…仲間が困ってんなら、力を貸すの、当たり前だろ!」
- 『BE BLUES!〜青になれ〜』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『重版出来』作中の雑誌に掲載された『KICKS』