プラスチック解体高校（日本橋ヨヲコ）のネタバレ解説・考察まとめ

三成の兄であり、三成たちのクラスである特別進学クラスの担任。
厳しい指導についていければ100%大学合格すると言い切る。
私立中学から賄賂を受け取って裏口入学の手引きをしているが、それは妹の二葉のような人間でも通える学校を作るという夢のためだった。

志度アルミ（しどあるみ）

志度鉄甲の姉で生徒会長。
品行方正で人気があるが、裏では副会長に「お仕置き」をしたり、鉄甲と肉体関係を結んでいたりと暗い一面を持っている。

善通寺一（ぜんつうじはじめ）

生徒会副会長で、アルミとは会長と副会長以上の主従関係を結んでいる。

丸亀（まるがめ）

生徒会書記。
三成たちの様子を見て、本当に三成たちは害のある人間たちなのか疑問に感じる。

板橋コースケ（いたばしこーすけ）

特別進学クラスの副担任。
一誠とは違い、生徒たちには優しく接している。

田岡正治（たおかまさはる）

古屋直視の中学時代の担任。
教え子たちと肉体関係を持ち、その報酬としてテストや内申点をあげていた。
直視をずっと狙っていたが、失敗。
いつも欲しいものを蔵田一誠に奪われてしまう「万年二位」で、直視を手に入れ一誠に復讐しようとする。

『プラスチック解体高校』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「人より単語覚えたって愛されなきゃ意味ないよ 人生モテてナンボじゃん」

入学早々特別進学クラスで三成たちと騒いでいると、クラスメイトから直視たちは白い目で見られる。
そこでショーのように三成に濃厚なキスをしたあと、クラスの女子に言い放った言葉。
随分強引な持論だが、直視の価値観がわかる一言である。
直視というキャラクターを理解する上で重要なセリフ。

「やれば勝つ やらなければ負ける それだけだ 勝ちたいのなら 助けてやる」

直視の中学での状況を知った一誠が、直視のために部屋を用意して大段高校の願書を投げつけながら言うセリフ。
一誠はこの頃すでに教科書販売の仕事の他に、大段高校で教師をしている。
大段高校では、一誠のやり方についていければ試験に落ちることは100%ないと言われていた。
このセリフの前に「負け犬で終わりたいか」と問いかけており、一誠の「勝つためのパターン」を直視は叩き込まれることになる。
一誠がただの金儲けのために仕事をしているのではなく、自らのポリシーにしたがって行動していることや、弱いものを助ける気持ちを持っていることがわかるセリフ。