ここはグリーン・ウッド(GW)のネタバレ解説・考察まとめ

「ここはグリーンウッド」は那州雪絵による少女漫画作品。白泉社「花とゆめ」に連載された。単行本は全11巻。少女漫画ながら男性ファンも多い作品。
私立緑都学園に入学し、変人の巣窟と噂される緑林寮(通称:グリーン・ウッド)に入寮した蓮川一也が、個性的な先輩・同輩に囲まれて過ごす学園生活の日常を描く作品。

青木 邦久(あおき くにひさ)

CV:堀江隆太

緑林寮の寮生。たまたま坂口と同室になり、金儲けという共通点があったため、寮内においてゲームセンターを営むことになった。
自宅にも寮と同じくらいの設備を持つゲームマニア。集客の重要なポイントであるソフト選択を任されている。
タダでもらったゲームソフトをやっていた際にソフトの呪縛に遭ったことがある。青木を診察した医師であり霊感師は誰かが青木の代わりにゲームを最後までやれば呪縛が解けるといい、寮内のゲームの名手の力を借りつつ坂口がゲームを攻略し、青木を救った。

野山 知道(のやま ともみち)

CV:置鮎龍太郎

一也や瞬の1年後輩にあたる。関西出身。
きんぴらにソースをかけたり、寮で出てきた料理に醤油をかけるなどして食堂のおばちゃんに卒業まで嫌われ続けた。
厳しすぎる授業をすることで有名な立山君子教諭の授業で反抗し、授業をボイコットしたため親が呼び出されるという事態を起こした。後に反省し、無事復学できた。

フレッド・セレネ

CV:伊藤将生

一也や瞬の1年後輩にあたる。シンガポールからの留学生。野山知道と同室。
長身で美形なため、近所の中学生から触られまくる(緑林寮の顔の良い学生は毎年やられている)という洗礼を受けた。
同室の野山知道の影響で変な日本感を持ちつつある。寒さに弱い。非常に美形な妹がいる。

戸丸 良武(とまる よしたけ)

CV:恭平

蓮川一也のクラスメイト。身長は低さにおいて一也とクラスで1、2を争うほど低い。そのため体育祭などではチアガールなどをやらされている。
学園祭では女装をする主役を一也と押し付け合い、スポーツで決着をつけるということになった。一也が運動神経抜群なので、不公平という意見が出て競技種目は戸丸良武の好きな種目をすることになった。戸丸が選んだ種目は卓球。実は全国大会に出場したこともある腕前だった。
結果はもちろん戸丸の勝ち。主役は一也がすることになった。しかし、一也はなんで自分が戸丸と勝負をしなければいけないのか理由もわからず勝負しており(ただ単にどちらが女装が似合うかという言い争いから始まった勝負だと思っていた)、劇の主役がかかっていたと知った後に試合の無効を訴えたが聞き入れられず一也が主役に決まった。

学園祭当日、極度の緊張のため劇開始直前に一也が鼻血を出したため、急遽戸丸が代役を務めた。
彼女がいる。

布施 直(ふせ なおし)

CV:久保翔

緑都学園の1年生。
突然ジャーナリストを志し、盛り上がって新聞部に入部しようとした。部長から現生徒会長である忍の悪事を暴けと言われ、それができたら入部を許す約束を取り付けた。忍の周辺にまとわりつき忍の悪事を突き止めようとするのだが、忍の強さ、潔い言動に心酔してしまう。忍の悪事の記事が書けないことを新聞部の部長に報告しようと部室へ行った時に、忍を追い落とそうとする部長の卑劣な考えを聞き、新聞部を見限り忍の下僕となった。

村上 司郎(むらかみ しろう)

緑都学園の生物教師。陸上部顧問兼監督。マッドサイエンティスト。
体育祭での一也の走りを見て陸上部に誘った。一也のスプリンターとしての素質と、自身の科学的な研究により鍛えればもっと速くなる、人体の可能性に挑戦しようと勧誘し、一也を入部させた。
入部してからの厳しい特訓に、一也はもしかして個人的な恨みでもあるのかと勘ぐるのだが、一也の予想は当たり、高校時代の同級生である一也の兄・一弘が非常にモテモテで、自分が気に入っていた女子も一弘に目を奪われていたとして、一弘のことを恨んでいた。そのため恨みの矛先を一也に向け厳しい特訓を加えていたのだ。
陸上部員を生徒というより研究材料として扱っているため、陸上部員からの評判は悪い。

立山 君子(たてやま きみこ)

CV:三谷悦代

緑都学園の古文教師。緑都学園の三婆と呼ばれる古参教師。一弘も教わったことがある。彼女のモットーは授業時間を1秒たりとも無駄にしないことである。心臓に持病があるため、夫が送り迎えをしている。生徒にも自分にも非常に厳格。
厳しすぎる授業と多すぎる課題に物申す者は何年かに1人でるらしい。(2年前に光流が野山と同じように意見している。)3年に一度くらい立山教諭の授業で居眠りする生徒が現れる(1年時の一也がやった)
生徒からは恐れられつつも尊敬され慕われている。

新田 美恵子(にった みえこ)

画像左は変装している新田美恵子、右はアイドル活動中のもの

CV:深津絵里

人気アイドル歌手。本名は新井田美恵。
普段は地味で病弱なのだが、スポットライトを浴びるととたんに元気になる。
ステージの舞台ソデで酸素吸入を施されたりするほど病弱である。コンサート終了後は救急車で搬送されたりしている。
光流と忍、一也の3人で出歩いている時に目立つ光流と忍に目を付けナンパした。3人には写真週刊誌の記者から助けてもらい、アイドルとして疲れていた時に励ましてもらったことで知り合った。
自身が出演しているCMに光流を出演させている。
バレンタインの時には寮に光流宛にチョコを送っている。

五十嵐 巳夜(いがらし みや)

CV:本多知恵子

光流の中学時代の後輩。スケバン風の女子高生。
不良グループに付け回されて、光流に助けを求めて緑林寮にやって来た。当時寮長であった一也に助けられ、緑林寮内に一時匿われた。
不良グループに呼び出され、仲間も呼べず1人で向かってみるとそこにはスケバングループの他に、男たちまでいた。女装した光流が助けに入ろうとするが、多勢に無勢、諦めかけたところ、忍や瞬に集められた寮生や緑林寮OBや忍の姉が駆けつけ、事なきを得た。
幼い頃から家族同然の付き合いをしている小泉典馬とは、親公認の付き合いをしていた。一也に惹かれていながら、親とも典馬とも争いたくないと思い、気持ちに蓋をしようとするのだが、一也からまっすぐな気持ちをぶつけられて心が揺れた。典馬に一也が好きだと告げて、母親とも大喧嘩したが、一也との交際を決めた。
幽霊を怖がったり、一也の前で泣き出したりと女の子らしい弱い一面を持っている。

小泉 典馬(こいずみ てんま)

CV:山口勝平

五十嵐巳夜の幼馴染で一也の恋敵。幼い頃から巳夜の面倒を見て親からの信頼も厚い。巳夜を自分のもとに置いておくために、一也からの手紙を巳夜に見せず握りつぶした。
「ぼくが巳夜ちゃんのこと一番よくわかってるからね。これからだってずっと巳夜ちゃんのこと守ってあげるから、巳夜ちゃんは今までどおりでいいんだよ」と言ったところ、巳夜から一也が好きだと告白され、別れのきっかけとなった。

totsuki-natsukib3
totsuki-natsukib3
@totsuki-natsukib3

目次 - Contents