封神演義の宝貝(パオペエ)まとめ

「宝貝(パオペエ)」とは、藤崎竜の漫画『封神演義』に登場する武器である。仙人の太公望は、師である元始天尊に命じられて仙女の妲己をはじめとする悪の仙人を神界に封じる「封神計画」を遂行する。物語が進む中、歴史を陰で操作する女媧の存在や、封神計画の真の目的が明らかとなる。中国王朝が殷から周へと移り変わる時代を舞台に、仙人の世界を絡めた同名小説をモデルに、展開や一部キャラクターや宝貝のデザイン等が少年漫画風にアレンジされている。本項では敵味方の仙人たちが使用する武器・宝貝をまとめる。

火鴉壺(かあこ)

霧露乾坤網に敗れる火鴉壺。

劉環の宝貝。
溶岩で構成された火の鳥の形をしている。

万刃車(ばんじんしゃ)

余化の宝貝。
剣の形をしており、円盤状の飛び道具を飛ばす。

化血神刀(かけつしんとう)

余暇の宝貝。
見た目はビーチボール状だが、投げると回転しながら刃を出し、敵を攻撃する。マヒ性の毒が仕込まれており、化血神刀で負った傷は決して塞がらない。

紅珠液(こうじゅえき)

趙公明の部下である丘引(きゅういん)の宝貝。
巨大ミミズの吐く強酸の液で、骨をも溶かす威力を持つ。

土竜爪(どりゅうそう)

土行孫(どこうそん)の宝貝。爪の形をしている宝貝。土を掘り進むことができる。爪だけをミサイルのように飛ばして攻撃することも可能。

五光石(ごこうせき)

鄧蝉玉(とう せんぎょく)が使用する石の形をした宝貝で、投げて使う。避けたとしても必ず標的に当たり、当てられた者は必ず「くどくて濃ゆい顔」になる。蝉玉に合わせて力を本来の5分の1に抑えるリミッターがついていたが、「そんなのはいらない」と蝉玉自身が言った為太乙真人によって外された。リミッターを外した後は分身魔球が投げられるようになったが、今までの5倍力を吸い取られるようになる。

玲瓏塔(れいろうとう)

哪吒の父・李靖(りせい)の宝貝。
李靖の怨念パワーで他者を呪うことができる。

紅水陣(こうすいじん)

楊戩を紅水陣の酸の雨から庇う玉鼎真人。

十天君のリーダー的存在である王天君(おうてんくん)により、通常の空間に作り出される空間宝貝。十天君は「陣」と呼ばれる空間宝貝を持つ。
王天君の血を使い、紅水陣の中に強力な酸の雨を降らせる(霧状から雨にすることもできる)。外からは入れないが、中から出ることは可能。人体を溶かすほどに酸は強く、仙人であっても逃れることはできない。玉鼎真人を封神に至らせた陣でもある。

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