封神演義の宝貝(パオペエ)まとめ

「宝貝(パオペエ)」とは、藤崎竜の漫画『封神演義』に登場する武器である。仙人の太公望は、師である元始天尊に命じられて仙女の妲己をはじめとする悪の仙人を神界に封じる「封神計画」を遂行する。物語が進む中、歴史を陰で操作する女媧の存在や、封神計画の真の目的が明らかとなる。中国王朝が殷から周へと移り変わる時代を舞台に、仙人の世界を絡めた同名小説をモデルに、展開や一部キャラクターや宝貝のデザイン等が少年漫画風にアレンジされている。本項では敵味方の仙人たちが使用する武器・宝貝をまとめる。

最強の仙人である申公豹(しんこうひょう)が使用する。スーパー宝貝の中でも特に強力で、太極図を除けば最強の宝貝といえる。軽い一撃で山を一つ吹き飛ばすほどの雷を放つ。
形状がアイスクリームに似ており、<ジャンプ展VOL.2>のコラボ企画「JUMP 90’sCAFE」で雷公鞭を象ったアイスクリームがメニューに載った。

傾世元禳(けいせいげんじょう)

妲己が身にまとう傾世元譲。

妲己が使用する羽衣状の宝貝。独特な魅惑のある香りを放ち、相手を誘惑する。人間のみならず、霊獣の四不象にも効果があった。

禁鞭(きんべん)

見た目通りの長い鞭。直径数kmを攻撃できる。特殊能力はなく、ただ打ち据えるだけの至極シンプルな宝貝だが、それだけに防ぐのが難しい。喋ることはないが意志を持っており、非常にプライドが高いため長らく使用者がおらず、死蔵状態にあった。
聞仲の死後、張奎のものとなった。

太極図(たいきょくず)

太極図本来の姿(左)と太公望用にカスタマイズされアップデートされたもの(右1コマ目)

太上老君曰く「どんな宝貝よりも弱いけれど、使いようによってはどんな宝貝よりも強い」。周囲一帯の宝貝を無効化させ、敵味方関係なく宝貝で受けた傷を癒す力を持つ。いわば「アンチ宝貝」で、太公望は「鎮める宝貝」と称した。真の能力は他の宝貝の力を吸い取り、術者の力に変えることであった。
元は太上老君のものであったが、「使わないから」と太公望に譲った。この時太上老君は「あなたに使えるかどうか分からないけど」と口にしている。登場時は巨大な文様のような形状だったが、太公望のものになってからは打神鞭の先端に陰陽模様の球体が付いた形でカスタマイズされた。

六魂幡(りくこんはん)

元は通天教主のものだったが、息子の楊戩が受け継いだ。
通常は黒いマントの形状をしており、攻撃時に巨大化して包み込んだ者を圧縮。肉体のみならず、魂魄をも消してしまう。楊戩は「残酷な宝貝」と称した。

金咬剪(きんこうせん)

二本の刀を挟みのように合体させて使う。すべてを砕く龍を呼び出し、相手を倒すまで追いかけさせる。雲霄三姉妹は白と黒の龍しか呼べなかったが、秦の使い手である趙公明は虹の色に対応した七匹の龍を呼び出し、それを一体に束ねて黄金の龍にすることができる。破壊力は雷公鞭に次いで二番目。

盤古幡(ばんこはん)

黒い原子模型のような形状をしている。重力を操り、最大1000倍の重力を相手に与えることができる。元始天尊が聞仲に敗北した後、竜吉公主に与えられたが、病弱な彼女には無理があったらしく異母弟に当たる燃燈道人が引き継いだ。

禁光銼(きんこうざ)

『封神演義 外伝』に登場した。太公望曰く「とんでも宝貝」で、過去へのタイムトラベルができる。仙人界に伝えられたスーパー宝貝は元々八つで、禁光銼は最後の宝貝であった。長らく行方不明だったが、始祖の一人である神農(しんのう)が持っていた。

地球破壊宝貝(ちきゅうはかいぱおぺえ)

えどまち
えどまち
@edono78

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