サッカー選手・内田篤人のお気に入りの曲、人生に関わる曲まとめ

音楽、サッカー、人生を語る

試合前のバスの車内で、ピッチのベンチで、大事な勝負に挑むとき「音楽」は精神を鼓舞する重要なツール。そして勝負のとき以外も、人生のさまざまな局面を支えてきたのは、「音楽」だったという。

＜青春時代の音楽＞ 「明日への扉」I WiSH

「始発で学校に行ってたから、朝5時前に起きてた。毎朝お母さんが車で駅まで送ってくれて、その車の中でいつもこの曲が流れてた。1年生の時だから一番つらい時で。重いバッグしょって一歩一歩進むのを、お母さんは泣きながら見てたみたい。毎朝弁当も作ってくれてたから、お母さんは4時くらいに起きてたね」

＜初恋の歌＞ 「青いベンチ」サスケ

「高校2年生のとき。部活終わり、皆で部室でこの歌を歌って、そのまま静岡駅で（彼女と）待ち合わせ、みたいな」

＜日本代表としてW杯へ～2010 W杯 南アフリカ 思い出の曲＞ 「WAKA WAKA」シャキーラ

「…俺、あの曲嫌いなんだよね」
「2010年のワールドカップ出れなかったから。聴きたくない、あんまり」
「4年前のワールドカップは、『（試合の）ここで使ってくれないか！』って思った一方で、結構疲れちゃってたんだよね、南アフリカ行くまでに。だから、『まあ外されて当然だわ』って思う自分と、『ここまで頑張って来たのにな』って思う自分がいて、すごい複雑だった」
「ずっと辞めたいと思ってたもん、日本代表。『行って疲れるならもういいや…』と思ってたし、行って良い事ないと思ってたもん、日本代表は」

＜海外への挑戦 そして挫折＞ 「Skinny Love」バーディー

「俺大きなケガして、チームに戻った時には、もう入れるとこがなかったんだよね。それで2か月くらい試合出れなかった時は、一番キツくて…。あんまりそういうの表に出したくない、タイプなのね。心の上下を。でももういい加減、キツくて。夜、ライト消してもらって、みんな帰ったあとに一人でグラウンド10周くらい、泣きながら、泣き終わるまでずっと、雨ん中バーって、一人で走ってた。フードかぶってずっと下向きながら、白線の上をずーっと、下だけ見ながら…。ドイツのチームメイト教えてもらったこの曲は、試合後に絶対聞く」

＜カラオケ裏事情＞ 「AM11:00」HY

「HYの、『AM11:00』。この曲は、男と女のパートが分かれてるでしょ。おれは高い声も出るから、低い声しか出ない人と一緒に歌う時は、女のパートも歌うんだ」

＜大切な人と聞きたい曲＞ 「CAN YOU CELEBRATE ?」安室奈美恵

「これいいよ。これイコール結婚だと思ってる。吉田麻也（日本代表DF）が一番仲良いんだけど、吉田が結婚するって聞いた帰り、車の中でシャッフルで流れたの、この曲が。運命を感じました。僕は。この曲に。『これだ！』と思って」

＜2014 FIFAワールドカップ ブラジル～試合前に聞きたい曲＞ 「一番綺麗な私を」中島美嘉

「これをずっと聞いてたときに、チャンピオンズリーグでどんどん、上に行ってたワケ。ベスト4くらいまで。でそのイメージが強いんだよね。曲もいいし、好きで聞き始めたんだけど、その時の、試合の勝ち進み具合がすごいよくて。だからゲン担ぎみたいな感じかな」

＜日本人としての誇り～日本人の魂を感じる歌＞ 「外は白い雪の夜」吉田拓郎