Avicii(アヴィーチー)の徹底解説まとめ
AviciiとはDJ、音楽プロデューサー。またTim Bergling等名義でも活動をしている。世界的に流行中の音楽、EDM(Electronic Dance Music)で活躍したDJであり、活躍し始めたのが20代前半だったことから当時の注目の若手DJとして脚光を浴びた。各国の音楽賞にノミネート歴があり、有名アーティストとも共演歴がある、EDMシーンを語る上で欠かせない人物といえる。
Aviciiとはどんな人物なのか
Aviciiはスウェーデンの首都ストックホルム出身の1989年9月8日生まれのDJ及び音楽プロデューサー。母親は女優のアンキ・リデン氏。
Aviciiという名前の由来は仏教用語で無間地獄を意味する「阿鼻地獄(Avici)」からきている。
元から音楽家になりたかった彼は幼少時代から様々な音楽に触れていたが、ある時音楽制作ソフトに出会い、夢中となる。
その後、SNSで自作音源を配信するなど独学で音楽制作を重ね、18歳の頃から本格的にキャリアをスタートした。
そして2010年にはTim Berg名義で「Seek Bromance」を発表した。これはシンガーソングライターのアマンダ・ウィルソンをフィーチャーし、この曲はイギリスの全英シングルチャートなど10数ヶ国のチャートでトップ20を記録、オーストラリアなど複数の国でその年のゴールドディスクを獲得した。
またその後にAvicii名義で2013年にリリースしたファーストアルバム「TRUE」は、全世界70カ国のiTunes音楽チャートで1位を獲得した。
加えて2012年の「Sunshine」(David Guettaとの共作)、2013年の「Levels」で2度グラミー賞にノミネートされている。
その他Nicky Romero、Martin Garrixなど有名DJとの楽曲の共作など輝かしい経歴を持っている。
しかしながら、2016年3月に周囲に惜しまれながらもDJ活動からの引退を発表し、その年をDJ活動最後の年にするとした。
今後はツアー活動などのDJとしての活動は休止し、音楽制作活動に専念するということになる。
音楽ジャンル「EDM」とは?
EDM(Electronic dance music)とはシンセサイザーなどの電子音楽機器を使用した音楽で、主にクラブやフェスで使用される「踊ってもらうこと」を目的とした音楽。
市場規模はInternational Music Summit(IMS)が2016年に発表した音楽市場についてのレポートによると、世界におけるEDM市場は約7.1億ドル(約780億円)と報告されており、世界で大流行している音楽だといえる。
日本でもEDMがテーマで「ULTRA JAPAN」、「MUSIC CIRCUS」など多くのフェスが開かれたり、「三代目 J Soul Brothers」など有名アーティストがEDMをベースに楽曲を発表するなど幅広い層に浸透してきている音楽となっている。
EDMという言葉は、2000年代後半にテクノやハウスなど様々なジャンルのあるElectronic Dance Music全体を表す経済用語として、アメリカの音楽業界によって作られたのが最初とされている。
Aviciiの音楽の特徴
彼が作曲する曲の特徴は、EDMに多くあるパーティー感を全面に押し出した派手なメロディではなく、哀愁すら感じさせるメロディカルなものが多いことだ。
またカントリー調の曲、ノストラジックさを感じさせる曲も発表しており、その点も他のEDMの楽曲とは異なる点だといえる。
歌詞の内容も父と子や社会問題など、このジャンルではあまり取り上げられないものが多いのも特徴。
''One day my father—he told me,
"Son, don't let it slip away"
He took me in his arms, I heard him say,
"When you get older
Your wild life will live for younger days
Think of me if ever you're afraid."
He said, "One day you'll leave this world behind
So live a life you will remember."
My father told me when I was just a child
These are the nights that never die
My father told me''
出典: www.google.co.jp
上記はAviciiの曲「The Nights」の歌詞の一節。父と息子の対話が歌詞の内容で、父と子がテーマの曲。
''Now as you wade through shadows that live in your heart
You'll find the light that leads on
'Cause I see you for you and your beautiful stars
So take my hand, don't let go
'Cause it's not too late, it's not too late
I, I see the hope in your heart
And sometimes you lose it, sometimes you're shooting
Broken arrows in the dark
But I, I see the hope in your heart"
出典: www.google.co.jp
楽曲「Broken Arrows」より。暗闇の中でも希望を見いだし、歩き続けようというテーマの曲。
Aviciiの代表曲
Levels
テンポやリズムがロックやポップと異なるためEDMの雰囲気を感じやすい曲。
Hey Brother
カントリー調が取り入れられており他のEDMとは雰囲気が異なる曲。
Long Road to Hell
アルバムの収録曲で一般的にメジャーではないが、EDMのサビにあたるドロップ部分にあまり使われないトランペット風の音が使われており、ファンに支持される1曲。
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