赤髪の白雪姫(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『赤髪の白雪姫』とは、あきづき空太による少女漫画作品。白泉社LaLa DXで連載された後、LaLaに移籍。単行本は17巻まで刊行中。2015年7月よりテレビアニメ1stシーズンが放送され、2016年1月より2ndシーズンが放送された。生まれつき赤い林檎のような美しい髪を持つ少女白雪が、その珍しい髪色のせいで生まれ故郷を出ることになり、辿り着いた隣国で運命を切り開く物語。
その他
身分証
ウィスタル城で働く者たちが持つ身分証。銀のプレートにクラリネスの紋章と職業名が刻まれている。首から下げられるようになっている。
称号「王家の友人」
白雪がタンバルンのラジ王子から贈られた称号。白雪は王族と繋がりを持つのに少々身軽すぎると、ラジ王子が心配し、身も守る盾として贈られた。もとは、海賊に攫われた白雪を助けるためにラジが作ったその場限りのはったりだったのだが、ラジが父王に進言し認められた。
白雪はこの称号により、タンバルンの国賓になり、イザナの戴冠式とその後の夜会に、まだ妃のいないラジ王子とともに出席した。
山の獅子(やまのしし)
タンバルンの山奥で盗賊退治や護衛などをしながら生活する自警団。大将は白雪の父の武風が務めている。ラジ王子のせいで国を追われた白雪を探していた武風のために、山の獅子メンバーの鹿月とイトヤがタンバルンの王城に来ていた白雪を誘拐した。その後、海の鉤爪に鹿月と白雪が攫われ、武風はゼンと手を組み白雪を救出した。
海の鉤爪(うみのかぎづめ)
タンバルンの海域で勝手に通行料をぶんどったり、上陸審査の監察を潜り抜ける為などの裏取引をする賊。扱うものは金だけでなく何か能力に長けた者や器量のいい者、目を引く容姿の者など人身売買にも手を染めている。山の獅子とは敵対しており、彼らが狙う白雪を手に入れ、彼らを黙らせようとした。洞窟に根城があったが、没落した巳早の家とも取引があったため、巳早からゼンに情報が提供され、ゼンと山の獅子によって根城を潰され捕縛された。
煌晶石(きしょうせき)
他の鉱物では見られない特徴を持ったものの総称。例えば、熱を溜める、水に浮く、夜になると光を反射するなどの様々な性質がある。しかし、どれも微弱、あるいは持続されない為利用価値は低いとされている。
白雪たちは合成熱煌晶石を作成し、毒の無いオリンマリス研究に役立てようとしている。そのために、煌晶石学者・ラタの協力を仰いだ。
『赤髪の白雪姫』名言・名セリフ/名シーン・名場面
赤ってのは運命の色のことを言うんだろ
タンバルンのラジ王子の愛妾候補とされた白雪だったが、それを拒否する形で国を出た。そこで会ってともに過ごすようになったゼンに国を出た理由を説明した時にゼンが言ったセリフ。「赤ってのは運命の色のことを言うんだろ、今は厄介なだけでも案外いいものにつながってるかもしれないぞ」
珍しい赤い髪のせいで厄介なことに巻き込まれてしまった白雪にとって、ゼンのこの考えは思ったこともない考え方だった。新しい国での生活に希望が持てるようになる名言。
引用:赤髪の白雪姫 1巻
ゼンを助けるためラジの言いなりになろうとした白雪をゼンが助けに来たシーン
白雪に毒林檎を口にさせ動けなくなったところを連れ去ろうとしたラジ。しかし毒林檎を口にしたのはゼンだった。ゼンを助けるため白雪はラジの言いなりになろうとしたが、そこを救ったのは毒に倒れたはずのゼンだった。しかも、隣国の王子の名を語っている。ラジにとっては友好国クラリネスの王子を毒殺未遂したことになり、大変な失態をしでかしたことになる。これを見逃してもらう代わりに白雪に二度と関わらないことを約束させられた。
強気で前向きな白雪もゼンという人質がいたのでは屈するしかなかった瞬間に、その本人が毒に侵されながらも助けに来てくれた名シーン。
自分の存在がゼンにとって毒になってしまったと嘆く白雪にゼンは「お前が自分で向かった森に俺がいて関わりを持って互の身を守ろうとした。それがこの場限りの毒かこれからのつながりかお前が決めればいい」と言った。ゼンのすごい考え方は白雪にとって新鮮で、これからもゼンの国でゼンの行くすえを見てみたいと、クラリネスで暮らすことを決めた。
引用:赤髪の白雪姫 1巻
俺はミツヒデと木々が隣にいて自分の立ち位置を見失わず前を見られる、向かい合っていたいと思う者がいるからそいつに背を向けられるような奴にはならないと思える。
ラクスド砦の武器を奪った盗賊たちに向かっていく時にゼンが語った名言。ミツヒデや木々、白雪に向けての感謝の言葉。側近たちや白雪がいるから自分は王子としての立場を忘れずにいられ、前を向いていられる、というゼンの驕らない素直な気持ちをミツヒデたちに語った。
引用:赤髪の白雪姫 2巻
でしたら、故郷の王子があなたで良かったと思えるくらいの方になって下さいよ。礼を欠こうがそう願います。タンバルンで生まれた者として
クラリネスの第1王子イザナに招待されウィスタル城に招かれたラジ王子。今までわがまま放題、国も知らず人も知らず我が道をまっしぐらの巷で評判のダメ王子だったラジは、白雪のこの言葉で今までの考えを改め、国政に目を向けるようになった。今まで誰が何を言っても聞かなかったラジ王子を変えた白雪の名言。
この一言でタンバルンでのラジの行動が変わり、タンバルン王家ではこの言葉を言った白雪に興味を持ち始める。
引用:赤髪の白雪姫 3巻
ゼンと白雪の想いが通じ合ったシーン
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目次 - Contents
- 『赤髪の白雪姫』 概要
- 『赤髪の白雪姫』 あらすじ・ストーリー
- 出会い
- 宮廷薬剤師を目指して
- ラクスド砦の異変
- イザナ王子帰還・ラジ王子の来訪
- 少女の鳥
- 白雪を狙う者~タンバルンからの招待状
- 北の街・リリアスへ
- 新王即位
- 再びリリアスへ
- 灯りの花オリンマリス
- 貴族襲撃事件
- 『赤髪の白雪姫』 登場人物・キャラクター
- 白雪(しらゆき)
- ゼン・ウィスタリア・クラリネス
- ミツヒデ・ルーエン
- 木々・セイラン(きき・せいらん)
- オビ
- イザナ・ウィスタリア・クラリネス
- ハルト・ウィスタリア
- リュウ
- ガラク・ガゼルト
- ヒサメ・ルーギス
- キハル・トグリル
- ラジ・シェナザード
- 武風(むかぜ)
- 鹿月(かづき)
- イトヤ
- 巳早(みはや)
- 『赤髪の白雪姫』 用語解説
- 地名
- クラリネス王国
- ウィスタル城
- ラクスド
- ユリス島
- リリアス
- ウィラント城
- タンバルン王国
- 薬草
- ユラシグレ
- オリンマリス
- その他
- 身分証
- 称号「王家の友人」
- 山の獅子(やまのしし)
- 海の鉤爪(うみのかぎづめ)
- 煌晶石(きしょうせき)
- 『赤髪の白雪姫』名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 赤ってのは運命の色のことを言うんだろ
- ゼンを助けるためラジの言いなりになろうとした白雪をゼンが助けに来たシーン
- 俺はミツヒデと木々が隣にいて自分の立ち位置を見失わず前を見られる、向かい合っていたいと思う者がいるからそいつに背を向けられるような奴にはならないと思える。
- でしたら、故郷の王子があなたで良かったと思えるくらいの方になって下さいよ。礼を欠こうがそう願います。タンバルンで生まれた者として
- ゼンと白雪の想いが通じ合ったシーン
- あんたが守れない時は俺があんたの代わりに守る
- 貴様らが手を出した赤髪の娘はこのタンバルンで唯一人”王家の友人”の称号を与えられたものだ!!このまま逃げられると思わぬことだな
- 私もゼンもオビがいるとその装備とかれてるよね
- リリアスの外壁、全ての門を封鎖する
- あんたとお嬢さんの為なら俺はどこへでも行きましょう
- あんたと主の力になる為と俺の為に 居てもいいかい
- 俺の宝だ すぐに返して貰うぞ
- 『赤髪の白雪姫』の主題歌
- OP(オープニング):早見沙織『やさしい希望』(第2話-第12話)(第1話・第24話ではEDテーマとして使用)
- OP(オープニング):早見沙織『その声が地図になる』(第13話-第24話)
- ED(エンディング):eyelis『絆にのせて』(第2話-第12話)
- ED(エンディング):eyelis『ページ~君と綴る物語~』(第13話-第23話)