ヨルムンガンド(Jormungand)のネタバレ解説・考察まとめ
ヨルムンガンド(Jormungand)とは、日本の漫画家・高橋慶太郎の作品。2006年5月に『月刊サンデージェネックス』(小学館)で連載が開始され、2012年2月に最終話を迎える。戦争で両親を殺されたヨナは、武器を売る武器商人を憎んでいた。しかしヨナは、ある事情から武器商人ココ・ヘクマティアルの部下として働くことになる。ココと彼女の仲間たちと共に世界を旅する物語が幕を開ける。
ODHのメンバーの一人。通称「マギー」。
明朗で可愛らしい女性。
物怖じせずに物を言う性格。
戦争によって権力を肥大させ、犯罪と人殺しを続けるバルドラを「ドラゴン」と形容したココを、「あなたもドラゴンなのでは」と評した。
『ヨルムンガンド』の名シーン・名場面
ココが武器を売る理由を話すシーン
ヨナは戦争で両親を殺され、武器を売る武器商人を憎んでいた。
しかし、運命の悪戯で武器商人ココ・ヘクマティアルの護衛として働くことになる。
ヨナは「ココはなぜ武器を売る?」と問いかける。
ヨナの問いに対してココは、武器を売る理由を「世界平和のために」と答える。
ココの内なる野望が垣間見れるシーン。
キャスパーとヨナの関係が変化するシーン
ココたちとキャスパーたちは仕事のため日本を訪れる。
バルメは、ヨナがキャスパーと会うことで以前のように、いきなりキャスパーにナイフで斬りかかるのではないかと心配する。
しかしヨナは冷静で、キャスパーに「基地の三人、子供たちが日本でどうしてるか教えてくれ」と言う。
キャスパーは、子供たちが住む家の近くまでヨナを連れて行き、安全に暮らしている彼らの姿を見せる。
子供たちの姿を確認したヨナは、今まで憎んでいたキャスパーに対して「信用は出来る男ようだな、少しは」と言う。
それを聞いたキャスパーは笑みを浮かべ、「人を信用するな。でもまぁ、僕は僕を気に入ってほしい相手には嘘をつかない」と返し、「ココのとこ辞めた次は僕のところへ来いよヨナ」と言う。
ヨナは「それだけは絶対にないよ。」と答える。
キャスパーの人間性が見えるシーン。
アールが命懸けでココを守るシーン
CIAのジョージ・ブラックの部下でスパイとしてココの分隊に潜り込んでいたアール。
そんな中、ココと因縁があるブラックの部下ヘックスが、ブラックの命令を無視しヨナ暗殺を企てる。
アールはココとヨナがヘックスらCIA部隊に襲撃されているのを知るが、立場上仲間に協力を仰げず、ココとヨナを助けるため一人現場に向かう。
ヘックスらと戦闘になり、命懸けでココとヨナを守ろうとするアール。
アールはココに「オレはスパイだ。」と打ち明け、ココとヨナを車に乗せて逃がし、一人でヘックスらと撃ち合い、命を落とす。
CIAのスパイとしてではなく、最後までココの護衛として責務を果たしたアールの泣けるシーン。
「ヨルムンガンド計画」を仲間たちに打ち明けるシーン
今まで隠していた「ヨルムンガンド計画」を仲間たちに打ち明けるココ。
量子コンピュータにより全世界の空を閉鎖し、軍事航空、ミサイルなどを禁止、強制的世界平和を作り出すのだという。
最終目的は人間と軍事を切り離すことだと語るココに対して、ヨナは計画を発動することで「何人死ぬの?」とココに問いただす。
ココは「たった70万人それがどうかした?」と返す。
ヨナはココに銃口を向けて、「ココは間違ってる。」を言う。
ココは、以前ヨナが言っていた「世界が好き」という発言を取り上げ、批判的な言葉で反論する。
「私は世界が大嫌いだよ。」と言い、戦争ばかりしている世界と人類に絶望していると語る。
その上でココは「本当の私と似たもの同士、分かり合える」と言い、ヨナを説得する。
しかし、ヨナはそれを拒否しその場から逃げ出してしまう。
平和と犠牲について考えさせられるシーン。
『ヨルムンガンド』の主題歌
第一期OP(オープニング)川田まみ/「Borderland」
第一期ED(エンディング)やなぎなぎ/「Ambivalentidea」
第二期OP(オープニング)黒崎真音/「UNDER/SHAFT」
第二期ED(エンディング)やなぎなぎ/「ラテラリティ」
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目次 - Contents
- 『ヨルムンガンド』の概要
- 『ヨルムンガンド』のあらすじ・ストーリー
- 『ヨルムンガンド』の登場人物・キャラクター
- HCLI社(ヨーロッパ・アフリカ兵器運搬部門/ココ・ヘクマティアル率いる分隊)
- ココ・ヘクマティアル(Koko Hekmatyar)
- ヨナ(Jonah/本名:ジョナサン・マル)
- レーム(Lehm/本名:レーム・ブリック)
- バルメ(Valmet/本名:ソフィア・ヴェルマー)
- ルツ(Lutz)
- マオ(Mao)
- ウゴ(Ugo)
- アール(ロメロ=R/本名:レナート・ソッチ)
- トージョ(Tojo/本名:東條秋彦)
- ワイリ(Wilee/本名:ウィリアム・ネルソン)
- CCAT社
- カリー社長
- ミルド
- アメリカ合衆国政府職員
- スケアクロウ(Scarecrow)
- ショコラーデ(Schokolade)
- ジョージ・ブラック(George Black)
- ヘックス(Hex)
- 合衆国海軍
- トリー・プレイム
- 大星海公司
- 陳国明(チェン・グオメン)
- カレン・ロウ(Karen Low)
- HCLI社(アジア部門/キャスパー・ヘクマティアル率いる分隊)
- キャスパー・ヘクマティアル(Kasper Hekmatyar)
- チェキータ(Chequita)
- 殺し屋
- 師匠(ししょう)
- チナツ
- ドミニク(Dominique)
- リリアーヌ(Liliane)
- SR班
- 日野木 陽介(ひのき ようすけ)
- 黒坂(くろさか)
- メルヒェン社
- Dr.マイアミ(本名:天田 南 / あまだ みなみ)
- エレナ・バブーリン
- レイラ・イブラヒム・ファーイザ
- UAV競争関係者
- アマーリア・トロホブスキー
- T共和国
- マルグリット・メスナー
- 『ヨルムンガンド』の名シーン・名場面
- ココが武器を売る理由を話すシーン
- キャスパーとヨナの関係が変化するシーン
- アールが命懸けでココを守るシーン
- 「ヨルムンガンド計画」を仲間たちに打ち明けるシーン
- 『ヨルムンガンド』の主題歌
- 第一期OP(オープニング)川田まみ/「Borderland」
- 第一期ED(エンディング)やなぎなぎ/「Ambivalentidea」
- 第二期OP(オープニング)黒崎真音/「UNDER/SHAFT」
- 第二期ED(エンディング)やなぎなぎ/「ラテラリティ」