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you4のレビュー・評価・感想

アサシン クリード シンジケート / Assassin's Creed Syndicate
10

【PS4】アサシンクリードシンジケート ~驚愕のオープンワールド~

UBIソフトが手掛ける「アサシンクリード」シリーズの作品。
"闇に紛れて悪を討つ"をテーマに、プレイヤーはアサシン(暗殺者)となり、敵対組織の陰謀を阻止する為に刺客を倒しながら巨悪の真相へと迫っていく、某メタル〇ア風のステルスアクションゲームです。
PS3にて第1作が登場して以来大ヒットを記録し続けては新作を出し続けている作品ですが、私がプレイしたのはPS4より発売されたアサシンクリードシンジケートが初です。
この作品をプレイした理由は2つあります。
「オープンワールドゲーム」を体験してみたかったことと、そのジャンルにおいて知名度(および評価)の高い作品を探していたからです。
そしてプレイ後の感想ですが、驚愕の一言に尽きます。

まずは、オープンワールドの醍醐味とも言えるマップ移動の自由度の高さ。ほぼ行き止まりがなく、どこまでも好き勝手に走り回れる感動は、従来のゲームと一線を画すものがあります。
そして、本作の舞台である産業革命時代のイギリスを史実に基づいて作られたマップは圧巻で、ただ街中を歩いているだけで当時の世界に一瞬で入り込めるほどリアルです。本作におけるマップ完成度の高さが、オープンワールドの醍醐味と非常にマッチしており、没入感の高いゲームになっています。
またアクション性も高く、敵の後ろを取ってステルスキルに臨むのは勿論、正面切っての戦闘も可能です。比較的単調なボタン連打でも華麗なコンボを決めることができるほか、ゲームを進めていく中で手に入るスキルと組み合わせることで実に多彩な攻撃を繰り出すことができます。
リアルタイムで動く人混みの中で標的をいかに効率よく倒していくかを考えながらキャラクターを操作していく楽しさは、さらにゲームの世界にシンクロすることでしょう。「オープンワールドゲーム」の決定版と言っても過言ではありません。まだオープンワールドをプレイしたことのない方や、クオリティの高いオープンワールドゲームを求めている方には特に手に取ってもらいたい作品です。

妖怪アパートの幽雅な日常 / 妖アパ / Elegant Yokai Apartment Life
10

「普通の日常」の大切さに気付くきっかけになりました

『妖怪アパートの幽雅な日常』はどんな世代が読んでも面白いと感じ、心に残る言葉が多いことだと思います。
特に「地獄への道は善意で舗装されている」と「君の人生は長く 世界は果てしなく広い 肩の力を抜いていこう」は、印象に残っています。
「地獄への道は善意で舗装されている」は、作中で詩人という登場人物が発言しており、「ただの優しさは相手をダメにする」という意味が込められています。後輩の指導などは優しくしよう、というのが最近の風潮ですがそれだけでは後輩のためには不十分だと社会人の時に読み改めて気付きました。ダメな部分はダメだと指摘することも、相手に対する優しさなのです。
「君の人生は長く 世界は果てしなく広い 肩の力を抜いていこう」は龍さんという登場人物が発言しています。
事故で両親を失い、独り立ちするために焦っている主人公に対して龍さんがこの言葉をかけていました。
大学時代に志望する職業が無く、周りより遅れていると感じていた私にとって、心の支えになった言葉です。
この2つの言葉はだけでなく、この作品には沢山の名言・名シーンがあるのでぜひ読んでみてください。

頭文字D / イニシャルD / Initial D / イニD
8

何でもない地味だった主人公が峠最速の天才ドライバーとして周囲を魅了する物語

藤原とうふ店の息子である藤原拓海は、豆腐の配達のために毎日地元の秋名の峠を父の愛車であるハチロクで走っていた。中学一年の頃から家業を無理やり手伝わされることに嫌気が差していた拓海は車をいかに早く走れるかとか、ガードレールに寄せられるかとか、そういったいわば「暇つぶし」をしていくうちに人知れずドライビングテクニックを習得していた。それはかつての秋名の伝説の走り屋であった父親の文太のドライバー英才教育のたまものであった。文太はその後も陰ながら拓海の走り屋としての活動を支えている。そして、拓海と親友の樹は18歳になり晴れて自動車の免許を取得した。それを機に親友の樹の熱望でガソリンスタンドのアルバイトの先輩が所属している秋名の走り屋集団「秋名スピードスターズ」と関わることになる。楽しそうにしている樹とは裏腹に拓海は車の運転には嫌な思いしかないようだ。ある日のいつも通りの豆腐の配達に出かけている拓海は有名な走り屋集団である「赤城レッドサンズ」ナンバー2のドライバーを秋名の峠でぶっちぎってしまう。本人の意に介さず「秋名のハチロク」として有名になってしまった拓海は周囲に何かと持ち上げられて峠でのバトルを行い、その度勝利をあげていく。そして本人も車の走りに目覚めていく。

名探偵ピカチュウ(映画) / Detective Pikachu (film)
9

本物のポケモンが存在している世界

前評判が良かったので字幕と吹き替え両方鑑賞しましたが、大変面白かったです。ポケモンは初代(赤、緑)世代でアニメも見ていたのですが、冒頭でポッポが群れて飛んでいるシーンから涙が出てきました。最近のポケモンはあまり知らないのですが、ゼニガメやヒトカゲ、フシギダネなど赤緑のポケモンもしっかり登場しますし、愛らしいビジュアルやリアルな動作が本当に素晴らしかったです。
内容的には大人でも楽しめる内容なのですが、ストーリー自体は割とシンプルで子供も十分内容を理解できると思います。
吹き替え版はアニメのポケモンの声優が声を当てていますので、とても懐かしい気持ちになりました。
何点か気になったのは、伏線かと思ったシーンが特に回収されなかったり、ピカチュウの台詞に「あれ」や「それ」などが多用されているせいで話についていけない(こちらは状況を理解する前に話が進んでいる)場面がありました。
翻訳のせいなのか元からなのかわかりませんが、字幕も吹き替えも大体同じだったので、もう少しわかりやすく翻訳したほうが良かったように思います。
ただ少しわかりにくい翻訳という面を含めても、ポケモンが本当に存在する世界を見せてもらえただけて十分満足です。