yoshi_pinko@yoshi_pinko

yoshi_pinko
yoshi_pinko
@yoshi_pinko
24 Articles
9 Reviews
0 Contributions
0 Likes
yoshi_pinko

yoshi_pinkoのレビュー・評価・感想

キューティクル探偵因幡
8

キャラクターの濃さとキレのあるツッコみが魅力!

街の片隅の路地を入った場所に探偵事務所がある。主人は因幡洋。その正体は狼男であり、警察による人工授精によって生まれた秘密警察犬(シークレットドーベルマン)である。
行方不明となった弟を探すため警察犬を辞めて、助手の圭、優太とともに私立探偵を営んでいた。ある日、警察犬時代の相棒、荻野から依頼を受ける。イタリアンマフィアが日本に拠点を移したらしい。その首領はなんと、ヤギ!?

原作マンガはギャグ一辺倒の短編集になっていて、その勢いを正しく受け継いだアニメシリーズになっている。キャラクターは一癖も二癖もある、勢いしかないような人(?)たちばかり。主人公は髪の毛に妄執する狼男だし、弟はウサギ(!?)だし、敵役はヤギだし、その部下は謎の袋男だし…。
しかし皆どこか愛らしく、ギャグの合間に見える各個の深い愛情と絆がストーリーの深さにつながっている。
さらに助手・野崎圭役の声優である入野自由さんの、息切れしそうなキレの良いツッコみは一聴の価値あり!アニメ自体もテンポが良くとても気持ちよく観ることができる。

あまり深いことを考えず見たい人、勢いのあるギャグで笑える人、犬やヤギなど動物が好きな人にはぜひ1度観ていただきたい作品だ。

キングダム / KINGDOM
10

史上初めて中国大陸を統一した秦の始皇帝 彼を支えた一人の大将軍とは。

中国史上初めて全土を統一した秦の始皇帝と、その始皇帝をそばで支え続けた一人の大将軍。この物語の主人公は、後の大将軍となる「信(しん)」と後の始皇帝「嬴政(えいせい)」。そしてその周りには様々な仲間やライバル、敵が登場し、次々とやってくる困難に立ち向かう姿は読むものを決して飽きさせることがない。またこの物語の面白いところは、主人公の信が下僕の出身でありながらその身一つで大将軍にまで昇り詰めるサクセスストーリーにある。ただの下僕の少年が、どのように秦の王である嬴政と出会うのか。またどのようにして大将軍にまでなることが出来たのか。
信が歩んだ人生はまさしく大歴史そのものであるが、その信もまた、それより前の世を生きた者たちの歴史に何度も心を動かされ、何度も救われながらその道を歩んでいく。
実話をもとにした作品であるからこその説得力と物語の厚みがあり、これからの展開に目が離せない。実話をもとにした作品は他にも「三国志」や「項羽と劉邦」などの物語があるが、このキングダムは「女性の活躍」を多く描いている場面も登場するため、その当時のリアルな状況を想像することができる。これまでの名作に負けず劣らず、歴史好きにはたまらない作品といえるだろう。

BEASTARS / ビースターズ
10

なりたい自分になるために「BEASTARS ビースターズ」の魅力

オススメできる少し変わり種の「BEASTARS ビースターズ」ですが、他の漫画と変わっているところがあります。
それは、登場するキャラが全て動物なのです。
そんなこと?と思う方もいると思いますが、他と違うのが「肉食動物」と「草食動物」が本能を隠して共存している世界が舞台になっています。

その世界で肉食と草食動物が共に通う学校にいるハイイロオオカミ「レゴシ」くんが
他の動物達と一定の距離を保って、目立たないように暮らしているような青年で、オオカミながら大人しい印象を抱かせる主人公です。

学校の演劇部員である草食動物が「食殺」つまり肉食動物が草食動物を食い殺してしまう事件から、物語は始まっていきます。
犯人がわからない中で、送られる学校生活は疑いの目で肉食動物を見る草食動物と、本能を隠して日常を取り戻そうとしている肉食動物などの描写は、
どことなくギクシャクしていて歪な関係に見えてきます。

そんな中あるドワーフウサギの女の子「ハル」と出会う事で、少しずつ日常が変わっていき片思いの恋をしてしまいます。
オオカミとウサギという普通なら交わる事ない動物が織りなす物語は、どうなっていくのかハラハラしていく展開から目が離せなくなっていきます。
肉食動物としての本能と恋愛感情の境目で、自分の気持ちを見つけるために奮闘していく「レゴシ」と
草食動物の本能的に逃げてしまいそうになるけど、気になってしまう「ハル」との間で埋まるはずのない関係を考えていく物語

他にも魅力的なキャラクター達も、「BEASTARS ビースターズ」の世界観をさらに面白くしていますので、
少し変わった物が見たい人にオススメの作品になっています。

君の膵臓をたべたい / キミスイ / I Want to Eat Your Pancreas / Let Me Eat Your Pancreas
6

気になるところもあるけど

原作では12年後の話はないらしくて、映画で足したのかと思うと、すごいなと思います。
話は、悲恋ものによくある話で、でもけっこう唐突に別れが来て、人はいつ死ぬかわからないってのもすごく伝えてくる映画だと思いました。
何でわざわざそんな死に方にするんだろうと思わなくもないけど、たしかに別れを予想しててもそれとは別の別れもあるし、リアルっていえばリアルかもしれません。
高校生2人の役者はすごくよくて、とくに浜辺美波さんはキラキラしてました。とても人気な子って感じが出ていてよかったです。浜辺美波さんって結構人気な人ですが、なるほど、魅力的でした。
話も人気者と陰キャっていい組み合わせです。女の子の親友の子の話とかもありそうな話でした。
でも、台詞回しとかはどこか小説っぽくて現実味がないというか、なんか変な感じでした。字で読んだら気にならないのかもですが、実写映画だと気になります。
膵臓を食べるの意味もあんな説明しなくてもわかると思うし、ちょっと観客を舐めすぎでは?と思いました。くどいです。
いろいろ気になるところも多いですが、いろいろ感じるところもある映画でした。
原作は読んだことないのですが、読んでみたいなと思います。

ダンガンロンパシリーズ / Danganronpa series
10

推理ADVの傑作!矛盾を撃ち抜く快感!

登場するキャラクターは『超高校級』の才能の持ち主たち。
そんな彼らが集うのは、『希望ヶ峰学園』。
入学すれば、将来を約束される──。
希望を抱き、入学した彼らを待っていたのは絶望のコロシアイ学園生活だった。

このゲームの魅力は『学級裁判』と呼ばれる、ハイスピード論破アクション。
今までにないADV体験が堪能できる。
そしてなにより、しっかりとしたメインストーリー。
プレイするものの予想を遥かに超える、怒涛の展開だ。
キャラクターたちも個性的で魅力にあふれており、お気に入りのキャラクターがきっと見つかるだろう。

まさに非の打ちどころのない最高のゲームである。

スタートレックシリーズ / Star Trek series
10

古き良き海外ドラマからのおすすめ! SFドラマの金字塔的存在、スタートレックとは?

SFドラマというと、話が難しいんじゃないか、とか、最後まで見たけどよくわからない、とか視聴に対する抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか。しかしこのスタートレックはそういう心配はありません。基本的に一話完結型で、複雑な設定を理解していなくても楽しめますし、主人公のカーク船長を中心とした人間ドラマも魅力の一つで、SFドラマでありながらヒューマンドラマとしての楽しみ方もできます。1996年に初めて世に出たこのスタートレックは、カーク船長率いる宇宙船エンタープライズ号の個性的な面々が大宇宙の様々な惑星の異星人と交流する物語です。そこで出会う異星人は地球人とは全く異なる文化と価値観を持っており、その文化的な違いによってエンタープライズ号の乗組員とトラブルになることでお話が進んでいきます。エンタープライズ号の乗組員たちも個性的で魅力のある面々であり、なかでもレギュラーキャラの極度に理性的なバルカン人と地球人のハーフであるMr.スポックや、理論より感情を優先する船医のドクター・マッコイの温かみを含んだ言い争いもこのスタートレックを彩る魅力の一つです。エンタープライズ号が異星人の文化へと進んでいくこの物語はこれから先、人類が実際に異星人と交流する際の参考になるのではないでしょうか?

幸せカナコの殺し屋生活
8

設定はありえないが、それが気にならない面白さ

殺し屋が主人公の漫画はたくさんあります。例えば『ゴルゴ13』。これはいうまでもないほど有名な作品です。この作品も、そんな殺し屋が主人公の作品ですが、しかし、決定的に他作品と違うのは、普通に転職して、殺し屋になったということ。普通なら、もっと軍隊での経験とかが必要な感じがしますが、面接、試験を受けて、普通の会社に就職するように殺し屋になってしまう軽さがシュールです。人を殺すのが仕事ですが、当然躊躇し、後悔もします。しかし、「人を殺して飲むお酒がこんなにおいしいなんて!」などと、いったいどっちなんだ?と突っ込みたくなる描写があります。でも、それがいいんですね。ちなみに慣れてくると、喜んで人殺しをするようになっていきます。でも怖いイメージはなく、依頼者を守るために殺すなど、意外と人の役に立っている描写もあったりして、人間の業を感じさせる作品です。ちなみに、主人公のカナコはとってもかわいいです。こんなにかわいい女の子に殺されたい、と思う人も意外といるのでは?と思うくらいにはかわいいです。ただ、かわいさは関係ない業界。実は殺し屋もビジネスで、普通の会社員と同じなのだと思えば、感情移入もしやすくなるでしょう。そういう作品なのかもしれません。

メイド イン ワリオ ゴージャス
7

ワリオをキャラクターとして採用する必要があったかどうか微妙

このゲームはいわゆるミニゲーム集ですが、正直ワリオというキャラクターを使う必要はないように感じられます。ワリオのおバカさ、破天荒さ、パワフルさがどうしても刺身のツマになっているような感じがして、やはりその魅力が活用されていないようにも見られます。
といっても、このゲームではワリオのキャラクターボイスが聞けるため、メイド イン ワリオシリーズのファンにとってはそれほど悪くない作品であるのかもしれません。
ボタンとスライドパッドの操作のみでプレイできるモードは、その性質上から基本的に慣れと反射神経と予測が求められますが、優れた瞬発力や技術が求められるかというとその限りではありません。小さい子供やお年寄りなど瞬発力に特段には優れない人や、ゲームが苦手な人であっても練習すれば十分楽しむことができるゲーム内容です。
グラフィックはかなり見やすい部類であり、目が悪い人や目が疲れている人にも害になりづらいでしょう。操作性も滑らかかつ癖が無く、プレイする人の実力が反映されないということは全くといって良いほどありません。
キャラクターは良くも悪くも子供向けであり、深く考えずにゲームしたいという人にはうってつけでしょう。

とんがり帽子のアトリエ
10

美しいイラストとドキドキの展開に目が離せません!

海外の絵本のようなタッチで繊細に書き込まれたイラストは、いつ見てもうっとり。本当に美しいです!勿論イラストだけではなく、ストーリーやキャラクターたちも魅力的ですよ!

主人公のココは、魔法使いに憧れる普通の女の子!ですが、この世界では魔法使いとして生まれて来たものだけしか、魔法を扱うことができません。その為、ココは魔法使いになることを諦めていました。ですがある時、ココのもとに1人の魔法使いがやってきて…。

魔法を使うために、主人公のココが沢山の努力と、知恵を身に付け、素晴らしい発想力で困難を乗り越えていく姿は、見ていて胸が震わされます!!自分も小さいときに魔法使いに憧れていたので、ちょっとココが羨ましい…。そういう人って実は沢山いるんじゃないでしょうか?

この本は、そんな魔法使いや魔法に憧れている人達にはピッタリの作品だと思います。それから最初にも書きましたが、イラストがとにかく美しい。力強い主線なのに繊細に書き込まれており、魔法具等どれもときめいてしまうものばかり!私は好きすぎて、棚の上に飾り、見たいときに手にとっては、何度も眺めています。笑

本当に美しいので、美術的観点からいってもオススメです!!

是非一度手にとって見てください!