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stkimtymaのレビュー・評価・感想

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
10

「呪術廻戦」最高!登場人物がただ報われるだけではないストーリーが好きなヒトにおすすめです

マンガ・アニメともに非常に人気の作品「呪術廻戦」は、私にとっても非常に面白い作品です。
登場人物が最強で、圧倒的なパワーで敵を倒したり、主人公がブイブイ言わせるようなストーリーが多いイメージもある「少年ジャンプ」に掲載されています。本作品も、五条悟という圧倒的強者が登場しますし、主人公である虎杖悠二も、類を見ない強靭なフィジカルで敵である呪霊を倒していきます。この点では、ジャンプらしいといえますが、登場人物が「ちゃんと」傷つき、亡くなっていき、報われない描写があるという点に私は強く惹かれました。
ストーリーが進んでいくにつれ、主人公に近い位置の人物や、五条悟に近い位置の人物が傷つき、命を落としていきます。また、虎杖自身も、なんども苦境に立たされ、ただ乗り越えるのではなく、その代償を背負い、心に傷を負っていきます。それでも懸命に、ときには足を止めながらも前へと歩んでいく姿が、より人間らしく、心を打たれる表現であると感じています。
また、アニメ版に限って言えば、主人公虎杖の声優を務める榎木淳弥の演技は、正しい表現かはわかりませんが「かざらない、素朴な」もので、それがより虎杖の人間臭さを感じさせています。
ただ、強い、ただハッピーエンドなストーリーではなく、ちゃんと苦しい、つらい部分のある作作品を堪能したい方はぜひご覧ください。

NEO JAPONISM / ネオジャポニズム
10

闘うをコンセプトに活動する最高にかっこよくて可愛い女の子たち!

闘うをコンセプトに活動している可愛くて最高にかっこいい女の子たちです。闘うというコンセプトなので、やっぱりかっこいい曲が多いのですが、かわいらしい声のメンバーもいるので様々なジャンルの曲を歌いこなせる技巧派グループです。所謂、地下アイドルという括りに入るのですが、キャピキャピした従来のアイドルという概念を覆すかっこよさ!ダンスも本格的でキレキレの動きに見ている側が翻弄されそうです。衣装もとってもかっこよくて、毎回衣装がかわる度にチェキが欲しくなりますよ。メンバーが全員で出ていてそれぞれの濃いキャラを堪能できる「ネオジャポ道場」という番組がネットで配信されていますし、楽曲もYouTubeに公式が配信をしているので、まずはそちらを見てほしいです。個人でゲーム配信をしているメンバー、料理配信をしているメンバー、カラオケ配信やうたってみた配信をしているメンバーなどもいるので、好みの配信を見つけてほしいです。どっぷり沼にハマってしまうこと間違いなし!元々歌唱力の高いメンバーが多いのですが、歌だけでなくダンスもどんどんレベルアップしているので、耳や目が肥えた方々にも自信を持っておススメできます。日々闘っているのは皆同じ!闘うことをコンセプトとした彼女たちのHPも見てください!

脳漿炸裂ガール / NOU SHOU SAKURETSU GIRL
7

人気楽曲で映画ができる日が来るなんて…!

大人気のVOCALOIDの曲が原案、同名のコミックスが原作の「脳漿炸裂ガール」の実写映画です。
こういった曲が主役の映画を鑑賞するのははじめてです。
楽曲が漫画になり、映画にもなる時代が来るとは…!と見る前に既にそこでちょっと感動しました。
主演は私立恵比寿中学で活躍されている柏木ひなたさんです。
柏木ひなたさんの演技を初めて見たのですが、バリバリのお嬢様学校へ憧れて入学したものの、
周りとの明らかな違いを実感する一般家庭の女の子・市位ハナの普通っぽさをとても良く演技されていると思いました。
そんなハナはある日、学校内の優秀な生徒のみを集めて開催されるはずだった「黄金の就職活動」と呼ばれるサバイバルゲームに巻き込まれてしまいます。
生き残った最後のひとりだけが「真の大人」の仲間入りができますが、負ければ即アウト!脳漿炸裂!という命をかけたゲームです。
ハナは生き残ることができるのか、激しい携帯電話戦争を使ったサバイバルゲームが始まります。
何度か繰り返し鑑賞しましたが、原案は3分少々の音楽で、歌詞もかなり複雑で難解なもので、
正直どんな映画の内容になるのか予想がつかず、最後まで気の抜けない展開でとても楽しめました。
「まさか、続編がある!?」と思ってしまうようなラストシーンはとてもかっこよく、本当に続編の発表があるのではないかと今でも待っているくらいです。

バイオハザード RE:2 / Biohazard RE:2 / Resident Evil 2 (2019 video game)
9

昔遊んだ人も遊んだことが無い人もドキドキできるホラーゲームの金字塔

『biohazard RE:2』は、1998年にカプコンよりリリースされた『biohazard2』のフルリメイク作品です。

20年以上の時を経て、最新技術で生まれ変わった『biohazard RE:2』はストーリーもオリジナル版とはやや若干異なります。
失恋によるヤケ酒で大遅刻した主人公のレオンも、今回は自宅待機命令中に連絡が途絶えてしまった警察署に、様子を見に行く話になっているなど大筋のストーリーは変わらないものの、細かい部分で調整が入っていてオリジナル版をやり込んだプレイヤーも「おっ、ここは昔と違うな」と新鮮さを感じる部分がふんだんに盛り込まれています。
もちろんオリジナル版を知らないユーザーにも、違和感の無い作りになっているので、新旧どちらのユーザーもストーリーに入り込むことができます。

システム面でも大きく改修が加えられており、オリジナル版では視点が固定されていたカメラも、今作では主人公の背後を覗き込むような視点に変更されています。ゾンビをはじめとした敵キャラクターが、より迫力のある視点でプレイヤーに迫ってきます。
その他にも、過去のbiohazardシリーズに登場した、ガンパウダーを使用して弾薬を作成するシステムや、木材を使用してゾンビが侵入できないように
バリケードを作成できるなど、新しいシステムやステージがあなたを待っています。

新しくプレイする人も、原作をプレイした人も新しくなった恐怖の世界にあっという間に引きずり込まれる。今作は、シリーズを通しても非常に完成度が高く、過去のナンバリング作品を全てプレイしてきた私も、何度もプレイするほどのめり込んだ作品です。
もちろん今回も、たくさんのやり込みが搭載されているので、是非プレイしてラクーンシティで起きた惨事を体験してみてはいかがでしょうか。

バカとテストと召喚獣 / バカテス / Baka and Test
10

素晴らしいギャグアニメ。キャラクター一人一人が生き生きしています。

この作品は、私立文月学園は試験的に試験召喚システムを採用し、生徒の学力によってAからFクラスまで振り分けられます。
最高ランクAクラスは最高峰のクラス設備が整っているのですが、最低ランクFクラスはボロボロの校舎と隙間風が寒い教室に古い机に穴だらけの座布団のクラスです。
そんな文月学園には試験召喚システムを使い、召喚獣同士戦わせる試召戦争というものができ、他のクラスと戦うことができます。
そして勝てばクラスの設備が交換することができます。
そんな私立文月学園の振り分け試験に最低レベルの学力でFクラスの最低クラスに振り分けられてしまった主人公・吉井明久が友人の坂本 雄二とともにFクラス最低のクラス設備を試召戦争でAクラスを打ち負かしAクラスのクラス設備に変えてしまおうというストーリーです。
まず、登場するキャラクターが生き生きして、まるで実在するキャラクターのようです。
ギャグも面白くところどころクスッとくるシーンがちらほらあります。
さらに、頭脳戦もしたりするので驚きとワクワクする展開があります。
主人公は2人のヒロイン姫路瑞希と島田美波に好かれていて純愛がとてもいいです。
どちらと結ばれるのかという恋愛要素もあり、とても楽しめます。お勧めです。

コララインとボタンの魔女 / Coraline
8

現実世界と別世界のドキドキとハラハラ

この映画はストップモーションムービーであるため、人形ひとつひとつの動き、写りがリアルで可愛らしい。
全体的に暗めな映画であるが、なんとも言えない恐怖をライトの加減や、映画全体の濃淡で表していた。また、ストーリにおいても、現実世界と、別世界の2世界を対照的に描くこと、さらに、ところどころでコラライン視点の映像に切り替わることで、見ている側も感情移入しやすく、コララインの感情を明確に表している。さまざまな問題を解決していく、世界から脱出していく様子は、視聴者をドキドキ、ハラハラさせ、結果を最後まで見ていたくなるようだった。
特に、コララインが別のママと取っ組み合い、なんとか逃げきるも、魔の手がさらに迫っているという展開は、予想外の転換であり、おもしろいと感じた。最初はなんの繋がりもない主人公以外の登場人物が脱出に向けて、ヒントをくれたり、脱出を助けてくれるなど、物語が最終的に繋がる部分などがとても興味深く、コラライン自身が他人からの助けや、自己解決能力を使って勇敢に別のママと戦うシーンはかっこいいものであった。
ストーリ性を持ちながら、人形による映像でポップに表現している部分が、子供から大人まで、一緒に楽しめる映画であると感じた。

レオン / Leon / The Professional
8

悪役がたまらない

親からないがしろにされている少女と孤独な殺し屋の恋の話です。
ナタリー・ポートマンが若干12、3歳のときの主演作でとてもかわいらしいです。格好もおしゃれでセクシーでもあるんだけど、子どもっぽくもあるみたいな感じで素敵でした。
最初に少女と殺し屋の恋と書きましたが、厳密にいうと、2人の間にあったのが恋なのか友情なのか親子みたいな感情なのかはわかりませんが、孤独な2人が惹かれあったことに間違いはなく、そこが見ていて切なくていいです。弟を含め、家族を殺された少女の恨みとか、ジャン・レノ演じる殺し屋の不器用な感じとか見所はたくさんです。
なかでも、目を引いてしまうのはゲイリー・オールドマン演じる悪役です。麻薬中毒の麻薬取締役官の役なのですが、上を向いて麻薬の入ったカプセルを噛み砕いて悦に入るところとか、その後の銃ぶっ放しシーンとか、もう最高です。少女への凄みもすごいし、怖すぎます。この映画で彼を知り、彼のファンになりました。一つ一つのシーンのセリフも覚えてしまうほど、ゲイリーの出ているシーンを見返しました。すごく怖いし、警察の人間なのに関係ない人も殺すし、仲間も怖くて意見できないし、と本当にザ・悪役なのですが、彼がジャン・レノに倒された後は、ちょっと、ああ、もう彼は出てこないんだと悲しい気さえします。
一度、見ると忘れられなくなると思うので、見てほしいです。

当て屋の椿
8

当て屋の椿

大江戸吉原を舞台にしたミステリー。
絵柄は美麗でむちむち肉感的な女体はエロスでたまらないが、エログロ描写がどギツいので容赦なくふるいにかけられる。エロに関しては幼女の凌辱シーンもあるので苦手なら勧めない。
人捜しから物捜しまでなんでも探し物を引き受ける当て屋の椿が、春画師の鳳仙と組んで複雑怪奇な事件を解決していくのだが、トリックよりはむしろどうして惨劇に手を染めてしまったかの動機や愛憎縺れた心情面に比重が割かれている。
エピソード毎のゲストキャラも魅力的で読んでいると自然に情が移ってしまうのだが、死亡率が高いので割とトラウマになる。そういうものだと割り切って読めばダメージが少ないが……椿たちが住む長屋の面々も人間臭くていい味出している。
好きなキャラクターはロリ可愛い孔雀。美女から美幼女まで、女性陣の魅力を最大限引き出している。鳳仙はいわゆるヘタレで押しに弱い性格なのだが、彼の優しさが生き地獄に苦しむ人々を救うこともままあって、理屈屋の椿と好対照。
体内に取り込んだ植物や蜂が短期間で急成長したり、人体構造的にさすがにないだろうという描写も結構あるが、数奇な運命に翻弄された人々の悲喜劇が主体で整合性はおまけだと思えば面白い。