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naokinawal9のレビュー・評価・感想

純烈
10

距離が近いアイドル

『紅白歌合戦』や『日本レコード大賞』などにも出演している「純烈」ですが、スーパー銭湯やショッピングモール、キャバレーなどで地道な営業をデビューしてから継続していたのもあり、ファンの方やお客様との距離感が近いのが魅力です。
彼らの平均身長は183センチであり、メンバー4人のうち3人が東映の特撮ヒーローものの出身者です。リーダーの酒井、リードボーカルの白川、コーラスの小田井が『仮面ライダー』や戦隊モノに出演していました。

彼らの歌のジャンルは昭和歌謡、ムード歌謡であり、メインターゲット層は40歳以上の奥様方や高齢者の方々。往年のアーティストの方々が受け継いできた昭和のムード歌謡を、イケメンで高身長の彼らがしっとりと爽やかに、そして色気のある歌声で歌い上げてくれます。
コンサートやライブ、イベントなどが活躍の主な場所ですが、映画や舞台、ラジオやCM、各企業とのコラボや雑誌・新聞のコラム等幅広く活躍しており、目が離せません。

彼らの面白いところは、MCの台本なしのアドリブやイベント後の写真撮影会。ライブやコンサート中のラウンドなど、独特な世界観を作り上げたところにあります。個性的なファンの方との交流や、スタッフやマネージャーなどの裏方職を巻き込む彼らの日常は、観ていても面白いこと間違いなしです。

UNISON SQUARE GARDEN / ユニゾン・スクエア・ガーデン
9

ユニゾン・スクエア・ガーデンは絶対おすすめ!

ユニゾン・スクエア・ガーデンは日本のスリーピースロックバンド。結成は2004年、メジャーデビューは2008年。
ベースの田淵が作曲を手掛け、曲調はおしゃれかつスリリングなロック。聞いていて最高に気持ちいいバンドである。

世間で人気といわれているバンドの印象は、オシャレに聞こえる難解でテクニカルな曲調が多いが、私としては理解しづらい印象がある。
ユニゾン・スクエア・ガーデンは難解でテクニカルであるが、ストレートかつスリリングな曲調、スリーピースだとは信じられない重厚なバンドサウンド、安定感のあるリズム隊と魅力的なギターボーカルと、おすすめしたい要素が沢山ある。聞いていて最高に心地良く、イージーリスニングとしてもおすすめできるのだ。

代表曲で特に秀逸なのが、「カオスが極まる」と「オリオンをなぞる」である。まさに上記した特徴を体現した曲と言える。
「カオスが極まる」はスピーディーでスリリングで、何回聞いてもいろんな発見がある1曲。
「オリオンをなぞる」はポップかつオシャレ、メロディーもキャッチーで最初に聞く1曲としておすすめできる。

ユニゾン・スクエア・ガーデンを聞いているが、ライブはまだ行ったことないという人は是非ライブにも足を運んでほしい。
MCを最低限しかしないライブは圧倒される迫力がある。
曲を純粋に楽しみに行きたい人には最高のライブ体験になると約束できる。

とにかくおすすめのバンドであり、聞いたことない人は必聴である。
まずは「カオスが極まる」と「オリオンをなぞる」から聴いてみて欲しい。

ONE OK ROCK / ワンオク / ワンオクロック
8

ONE OK ROCK(ワンオクロック)をざっくり解説

スタジオの料金プランが生んだバンド名

当時、ONE OK ROCKが練習していたスタジオには深夜パックという

料金が安くなるプランがありスタジオにメンバーが入る時間が毎週週末の深夜1時であった

そのため、午前1時の英語表記【one o`clock】から【ok`rock】置き換えて
ひとるの良いロックと言葉をかけて命名された

海外においては、発音の関係で【one okay rock】ワンオーケーロックと発音することが
公式で統一している

ボーカルは、元アイドル・音楽一家

ボーカルのTAKAは、ジャニーズ事務所【NEWS】の元メンバーだったが、

学業に専念するために、退所し脱退した

父親は、歌手の、森 進一(もり しんいち)さん

母親は、元歌手の森 昌子(もり まさこ)さん

家では、常に父親の楽曲が流れる環境で育った

高校を一年で中退し、父親から勘当されたというエピソードもある

グループとしてのONE OK ROCKは、日本そしてアジア圏から世界へ駆け上がる

2005年にバンドを結成し翌年の

2006年には、初のワンマンライブにて新宿のLOFTで500人を動員する

2007年には、メジャーレビュー

飛んで7年後の2014年には、ロサンゼルスニューヨークの公演を実現し

同年、南米5か国とヨーロッパ10か国でも公演を実現した

メンバーの一人が、スターの妹と国際結婚

2017年ベース担当のRyotaが、

カナダ出身のシンガーソングライター【アヴリル・ラヴィーン】の妹

【ミシェル】と国際結婚した

同年に、第一子女児に恵まれた

2021年には、【るろうに剣心 最終章 The Final】の主題歌「Renegades」レネゲイズが、
ストリーミング配信された。

オープン・ウォーター
7

体感できる大海原の恐怖

ダイビング中に置いてきぼりにされたカップルを描いたサスペンス映画です。安っぽいビデオ画像で低予算の完全なインディーズ映画ながら、広大過ぎる大海原の恐怖をたっぷりと味わえる一作になっています。
特に中盤以降はカップルが海の真っ只中で浮いている場面だけ、といってもよいほどの展開を迎えます。果てしなく広がる海、足元に地面がない不安、周囲をさまようサメによる恐怖、やがて日が沈んで海の中で夜を迎える恐怖などが、これでもかと展開します。見ているうちに嫌でも、「もし自分が海の真っ只中に放置されたらどうしよう」と想像させられる仕上がりになっています。内容も狙いもこれ以上ないほどシンプルで、それ故にブレない力強さと、観客を海の恐怖に引き摺り込む吸引力のある作品です。
この作品は完成していくつかの映画祭で好評を得た後に、アメリカの大手映画製作会社ライオンズ・ゲートに購入されて、全米および全世界で公開されてかなりの収益を上げたそうですが、それも納得のキャッチさを持った作品です。バカ受けした低予算自主映画には、コロンブスの卵的な一見すぐ思い付きそうで、実はそれまで作られてこなかった秀逸なアイデアと、それを描くことに徹した独特のスタイルを持っていること、などの共通点が多く見受けられますが、本作もありそうでなかった海の怖さに特化した独特の狙いのある作品になっています。
手に汗握り、かなり絶望の色濃い作品ですので、緊迫した映画がお好きな方には、掘り出し物の一本としてお薦めできるのでは、と思います。

Mrs. GREEN APPLE / ミセスグリーンアップル
9

Mrs. Green Appleのエンタメ力

ミュージシャンのライブと聞いて何を想像するでしょうか。
ハンドマイクで勝負する姿、スタンドマイクに楽器を鳴らしながら勝負する姿など様々かと思います。
今回、Mrs. Green Appleというバンドのライブにおけるエンターテイナー力について述べていきたいと思います。

こちらのバンドはライブごとにコンセプトがハッキリしていることが多く、それにより衣装やステージセットなどがしっかりと作りこまれていて観客に耳からだけでなく視覚からも没入感を与えてくれます。
また、バンドの定番としてボーカルがスタンドマイクに楽器を構えて曲とMCで魅せてくるかと思いきや、ときにはハンドマイクを持ち華やかに動き回りながら躍動感のあるステージを作り上げてくることも特徴です。

もちろん、これらは発声・表現などの歌唱力という下地があってこそでもありますが、ミュージシャンのライブとは歌や演奏がメインとはいえそれら以外の要素も没入感を手助けする大切な要素であり、ステージ作りも含めた総合的なエンターテイメントなのだなということを彼らのライブでは理解させられます。

心を動かし、人に新たな気づきを得てもらうこともエンターテイナーとしての実力と言えるので、Mrs. Green Appleのライブステージでのエンターテイメント力はかなり高いのではないかと考えます。

グランディアII / Grandia II
7

RPGゲームソフト感想

2000年にセガよりドリームキャスト用ソフトとして発売された(2002年にエニックスからPS2用としても発売されました)RPGソフトで、セガサターン最高のRPGとして高評価を得た「グランディア」の第2作となります。
世界観は前作との繋がりはなく、魔法と一部の敵モンスターの名称が共通しているくらいで、本作独自の世界観で進行されます。
本作は1作目以上にドラマ性が強化され、ストーリーは序盤からテンポよく進んでいき、また、前作は冒険活劇要素があり、全体的に明るめの作風だったものから一転、「光と闇の戦い」を巡り、人の暗部にも踏み込んだかなりハードなストーリーが展開され、(特にこのシリーズでは珍しく仲間を始め死者が出る流れになっていて本作のハードさを物語っています)この良くも悪くも前作と大きく作風が変わったことに多くのファンが困惑し、中には拒絶してしまったファンもいたぐらいでした(ストーリー面でもシナリオがトントン拍子で進む分、唐突な描写も少なくなかったため、それらも物議をかもす要因となりました)。
とはいえ後に練りこみ不足ながらも手堅くまとまった作品として再評価され、前作との比較を置いておけば、ぶっきらぼうだった主人公のリュードが仲間たちに心を開き始める流れなどは見ごたえがあり、ときおり難解なテーマを扱ったイベントが登場した際も回答を投げっぱなしにしないなどストーリー面で気合いを入れようとしている制作スタッフの努力が伺えます。

ジョゼと虎と魚たち
9

映像美に感動し人物の感情の機敏がうまく表現されていて良かった

2020年冬に劇場公開された「ジョゼと虎と魚たち」。原作は、1985年に発表された同名の小説です。「おおかみこどもの雨と雪」で助監督を務めた、タムラコータローが「ジョゼ」の監督を務めています。劇場版の舞台は現代。主人公の恒夫は、ある日道を歩いていると、車いすに乗った女の子「ジョゼ」に突撃されてしまいます。急な坂道で、自分で止まることが出来なかったジョゼは、恒夫のお陰で止まることが出来ました。それをきっかけに、恒夫はジョゼとジョゼの祖母の住む家に度々おもむき、少しずつジョゼと距離をつめていきます。「外は怖い」と祖母から教わっていたジョゼは今まであまり外出したことがなく、恒夫と電車に乗った時には瞳を輝かせます。二人で砂浜に行きましたが、ジョゼの車いすは砂に埋もれて倒れてしまい、砂浜を這うジョゼを恒夫は抱きかかえ、そのまま海に入ります。水しぶきが舞うシーンはとても美しく、これぞまさに「青春」といった感じです。しかし、幸せなシーンは長く続かず、ある日ジョゼの祖母が心臓発作で亡くなります。自宅に民生委員や町内会の人間が来て、ジョゼと話をします。絵を描きたいと望むジョゼに町内会の人間は「夢は夢。現実を見なさい」と諭され、ジョゼは自立することを決め、恒夫に最後の依頼をします。二人で一緒に行った海に再度訪問し、砂浜で話をします。今まで、ジョゼの祖母が恒夫に時給を支払っていましたが「もう恒夫にお金を払えないから」と告げるジョゼ。恒夫から離れ、横断歩道を渡っている時に電動の車いすが動かなくなり、走ってきた車とぶつかりそうになります。恒夫は彼女を守ろうと駆け寄りますが、スピード超過の車が恒夫が跳ね飛ばし、恒夫は緊急搬送されます。命に別状はなかったものの、足を解放骨折した恒夫。3月に留学する予定だったがそれも取りやめになり、自暴自棄になってしまいます。そんな状況を打破したのは、ジョゼでした。祖母に頼り、恒夫に頼りきりだったジョゼはたった一人で、図書館で仲良くなった受付の女性や恒夫の友人に声をかけ、恒夫のために物語を描き、図書館で子供たちを含め読み聞かせを行いました。恒夫は希望を取り戻し、辛いリハビリを終え、松葉杖で歩けるようになったタイミングで退院となりました。しかし、約束していたジョゼは迎えに来てくれず、電話をかけてもジョゼにはつながりません。心配した恒夫はジョゼの自宅にも向かいますが、そこにも誰もいませんでした。雪が降っているにも関わらず恒夫はジョゼに会いたい一心で町中をかけ周っていた所、出会った時と同じように急な坂道を転がるジョゼと再会、今度はジョゼを受け止め二人はようやく再会することができました。恒夫は無事に怪我を直し、留学の夢を叶えてハッピーエンドとなりました。途中恒夫が心配になりましたが、とても心が温かくなる良いお話でした。