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miiko-muumon3のレビュー・評価・感想

未来のミライ / Mirai
4

世代によっては好みが分かれる作品

細田守監督によるアニメーション映画だが、過去の作品と比べてどこの口コミでも評価が低めの作品である。
ごくごく普通の共働きの家庭で過ごす甘えん坊の主人公くんちゃん。
突然現れた『妹』という存在に最初は興味深々だったが、もともと甘えん坊だったくんちゃんは、
両親の愛情を取られたと思いワガママっぷりをこれでもかと発揮する。
そんな中、未来から来たという妹との不思議な体験を通して、少しずつくんちゃんは成長していくといった物語だ。
細田守監督作品らしく、今回もキャラクター達の表情がとても豊かで、特に4歳のくんちゃんの動きや表情はとてもリアルに作り込まれている。
あまりのリアルさに子育て世代は、クスッと笑ってしまう場面もあるのではないだろうか。
ただ残念なのが、全体的に伝えたいことがはっきりせずに、くんちゃんが唐突に未来や過去を体験しながら話が進んでいくので、
今までの作品のようなワクワク感は感じられない作品だ。
そして子育てを実際に経験しているか否かで、くんちゃんが可愛く見えるか、ただただワガママな男の子と不快感を感じるかは賛否両論となりそうだ。
しかし共働きでの子育てが普通になってきた現代では、この映画で色々な事を考えさせられた親も多いのかもしれない。
そういった意味では一度は見ておきたい映画の一つと言えるだろう。

劇場版 NARUTO -ナルト- ブラッド・プリズン
5

ナルトが無実の罪で牢獄に入ってしまう。

・当時は注目があり、ミステリー作家が脚本で書いたお話でいつものナルトとは一味も二味も違います。

・意外性はあります。これだけは言いたいです。ナルトの意外性ナンバーワンはいつものことですが、その他の視点も意外な最後でしたり、ヒロインの竜舌も出て来るけど、意外と登場回数が少ない気がします。

・この映画の中で、初めて仙術が出てきてナルトの大活躍します。大きなカエルは使いこなしていて、口は相変わらず悪いが、ナルトを手助けしているところは成長しているなと思います。

・ミステリーがあって展開が読めないです。ナルトが久々に孤独感があり、前向きに何度も脱獄を目指すところは一貫していると思います。

・親子の関係をとても考えさせられます。親とは、子供とは、過去が繋がっているから現在があるだなと思います。

・全体的に暗い印象です。脱獄とか牢獄とかをテーマにしていますから。

・脱獄とか牢獄とか囚人といったお話が好きな方には向いていると思います。大人も子供も関係なく、初心者向けストーリーだと思います。何故なら、アニメなので入っていきやすいと思います。

・作画は素晴らしいと思います。風景も人物も素晴らしいです。絵は綺麗だなと思います。

最後まで、ありがとうございました。

ROU(歌手) / 菊池卓也
9

透明感ある美しい歌声のシンガーソングライター「ROU」

熊本県出身、男性シンガーソングライターのROUさんは元々「菊池卓也」名義で役者として活躍していましたが、その歌唱力には定評があり、シンガーソングライターに転身しました。ROUさんは過去「菊池卓也」名義で「テニスの王子様」「ヘタリア」など、2.5次元舞台のミュージカルに出演し、その歌唱力の高さ故、カンパニー全体の歌唱力の底上げに尽力したという実力を持っています。
アーティストへの転身当初はインディーズで「夜にだけ咲く花」「0」などのCDをリリースしながらライブ等で活動していましたが、2018年にシングル「Today」でCDデビューを果たしました。2019年にはアルバム「EP」をリリースする傍ら、舞台「文豪とアルケミスト〜余計者ノ挽歌〜」の主題歌を担当、また舞台「五右衛門マジック」では舞台音楽全般を担当するなど、音楽面での活躍の場を広げています。
ROUさん自身の声は伸びやかで透明感のある雰囲気なのですが、彼の作った歌は熱い雰囲気のロックも多く、ミュージカルでROUさんを知ったファンはそのギャップに驚いた人も多かったそうです。2020年にもアルバムを発売し、これから活躍がますます期待されるアーティストの一人です。

花束みたいな恋をした / はな恋
6

リアルな恋愛を描いたラブストーリー

大学生の麦くんと絹ちゃんが終電を逃した明大前駅で出会い、恋愛をする5年間の物語です。麦くんはただの大学生。イラストを少しずつ書いて、バイトをする一人暮らしの男の子です。本が好きで、お笑い芸人の天竺鼠が好きです。絹ちゃんも、普通の女の子です。実家暮らしで、読書が好きで本をたくさん読んでいます。そんな2人は、終電を逃した後に朝まで居酒屋で過ごしました。この展開も、普通の学生でありそうなパターンですよね。そこがリアルでした。特殊に演出するわけでなく、ただ男女が出会い恋に落ちていく模様が淡々と描かれています。特に日常の細かい部分まで演じられている菅田将暉さんと有村架純さんが、お似合いでした。2人は付き合うことになり、同棲も始めます。この映画の特筆すべき点は、タイトルの後に「5年間のラブストーリー」とあるところです。永遠に続く恋愛ではなく、この2人は5年で終わってしまうのだ、ということがあらかじめ見る側に認識されています。だからこそ、付き合いたての日常が愛おしくなりました。でも、麦くんの就職を機に2人の溝が深まり、生活習慣が変わり、すれ違っていきます。喧嘩をするところも、自然な言葉で喧嘩していて、本当にリアルな物語でした。