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lion-hairのレビュー・評価・感想

海街diary / Umimachi Diary / Our Little Sister
10

「家族」の在り方

父親の死をきっかけとした、3姉妹と腹違いの妹との同居生活を描いたヒューマンストーリー。綾瀬はるか演じる長女、長澤まさみが演じる次女、夏帆が演じる三女、そして広瀬すずが演じる四女のかけ合いが自然で、見ていて本当の姉妹のように感じます。長澤まさみがすずちゃんにマニキュアを塗ってあげるシーンがあるのですが、そこは休憩時間にしていたことを監督が使える!と思ってカメラを回したそうです。見逃してしまいそうなシーンですが、ぜひ見ていただきたいです。また、すずちゃんに自然な演技をしてもらうため、台本を事前に渡さず撮影時に演技指導した、という裏話もあります。何といっても樹木希林さんの演技力は必見です。舞台は鎌倉であり、東京のような忙しなさがないため、ゆったり時間が過ぎていく感覚を味わうことができます。桜や浴衣など、四季を感じさせる場面が入るのも魅力の1つと言えるかもしれません。また、父親が亡くなったり母親が異なったり、扱うテーマには重さがあります。ただ、そこではなくあくまで姉妹の日常にフォーカスしているので、観た後にはズシっとくる重さではなく、軽さが残ります。家族の形はそれぞれであることを提起してくれて、心を押してくれる作品でもあるのではないでしょうか。

ハイキュー!! / Haikyu!!
8

かなり詳しく書かれたバレーボール漫画

ハイキュー!!はジャンプで連載されていたスポーツ漫画で、名前の通りバレーボールについての漫画です。
出だしは主人公が無名の中学校で最後の大会に出場することから始まります。環境・体格に恵まれなかった主人公のチームと最初に戦うのは、後の相棒でもある影山が所属するチームでした。結果は惨敗となりましたが、主人公の日向と影山はお互い覚え合い、のちに烏野高校で再び出会うのでした。
ハイキューの見所としては、主人公の一心不乱なところや相棒の影山の絶対的な実力がまずあります。そして周りにいる先輩や同学年のキャラクターたちもそれぞれ皆良さがあり、読む人によって一押しのキャラクターは違うと言えるほどです。また、徐々に他校とも試合をして次々と新キャラが出てきますが、皆それぞれ個性があって読んでいて非常に面白いです。
この漫画の良いところは他にもあり、バレーボールのルールや再現度が非常に高いことです。バレーボールをやっている人、やっていた人は非常に見入ってしまいます。中にはこれはわかるというネタもあり、より楽しみながら読むことができます。そしてコマ割りもわかりやすく、バレーボール経験者じゃなくてもわかりやすいように解説が丁寧にされていて、多くの人にオススメできる漫画・アニメになっています。

ジョーカー / Joker
10

悪に共感する自分に出会える

主人公は40代の男性で、ピエロの格好をして広告の宣伝をしている最中にストリートギャングの子供たちから袋叩きにあいます。会社にもどると預かり物の宣伝看板も破壊されてしまったことから、会社からは仕事放棄の疑いをかけられてしまいます。
主人公のアーサーは幼少期から脳と神経の損傷が原因で、緊張すると笑いの発作に襲われる病気を患っていました。薬で何とか日々を凌いできましたが、街の福祉予算の削減でソーシャルワーカーのカウンセリングと向精神薬の打ち切りを告げられます。アーサーはしょうがないことだと思いながら電車に乗りました。電車ではサラリーマン2人が女性を誘うも断られている場面に遭遇します。女性はしつこい誘いに対してアーサーに助けを求める様子ですが、じっと座ったままのアーサー。見て見ぬふりをしていましたが、緊張のあまり笑う発作がでてしまいます。その症状は決してあなた方を笑ったわけではないと男2人に伝えるが、笑う発作が収まらずだんだんひどくなっていきます。その笑い方に腹を立てた男2人はアーサーに殴る蹴るの暴行を繰り返します。誰も助けてくれない状況で、同僚から訳も分からず預かったピストルが蹴られた拍子にアーサーの目の前に落ちます。その瞬間、アーサーはピストルを手に取り二人の男を射殺しました。
初めて人を殺したアーサーは動揺しながらもその場から立ち去ります。事件はニュ―スに取り上げられ、アーサーはビクビクしている様子ですが、同時に開放された気分でした。このあとから、現実や自分の理想を描いた妄想が交じり合って、ジョーカーにならざるをえなくなった理由などが明らかになっていきます。

名探偵コナン / Detective Conan / Case Closed
8

名探偵コナンについて

25年以上、連載が続く探偵作品です。時代の変化も楽しめます。昔は、イヤリング型携帯電話という発明品がでてくるのですが、携帯が普及してくると出てこなくなり、今ではスマホ持ちです。推理物ではあるのですが、犯罪組織との対決もあります。というかメインかな?というのも主人公で探偵である工藤新一が、組織の取引現場を目撃して口封じに飲まされた毒薬で体が小さくなったため、連絡が取れずに心配して様子を見に来た幼馴染の毛利蘭に、ごまかすために(正体を隠すために)名乗ったのが、タイトルにもなっている江戸川コナンです。元の体に戻るために組織の情報を得るために推理力で、毛利蘭の父であり探偵である毛利小五郎を助けて、名声を得させ、探偵の依頼を得やすくしています。
犯罪組織のボスは、未だに明かされていません。ファンの間でも議論になっています。ボスを探す楽しみもあります。時事ネタですが、毛利と名乗ると宇宙飛行士の?というボケがあります。その犯罪組織は、FBIとCIAや公安にも追われていたり、スパイとして潜入している人もいます。FBIやCIAや公安を交えての犯罪組織との対決では、アクションもあります。推理物とアクションと二つのジャンルで楽しめるのも魅力です。

オーバーウォッチ / Overwatch
8

アラサーが出会ったFPS

毎日ゲーム実況を見ていたら2016年7月頃にこんな話題が。
"「オーバーウォッチ」ベータ版やったけど面白かった!"
結構そんな事を耳にしたので当時ハマっていたゲームがなかったアラサーの私は「オーバーウォッチ」を買うことを決めた。
「オーバーウォッチ」とは対人形式で6人のチーム同士で戦うゲームだ。
6人の中でロールという役回りがあり、おおよそ2人が攻撃、2人が守備、2人が回復とそれぞれにきっちり役割がある。(例外もある。)
16VS16とかであれば1人の力の差で試合に大きく影響することはないが、6VS6の場合、全員が味方の為に働かなければならない。
自分が必要とされてる気がして嬉しかった。
FPSというゲームはやったことなかったが、キャラクターがアニメチックになっていたりかわいい女の子のキャラがいたりと私好みだった。
何より一番いいなと思った点は、発売日から始めても1年後に始めても全員が同じ条件で戦えるということ。
私の中では後から始めたらレベルも低いし高レベルの人相手に敵うわけないという思い込みがあったのだが、このゲームはレベルが高くても戦う条件は全く同じなのだ。
では何のためにレベルを上げるのかというと、キャラクターの見た目を変えるスキンやキャラクターのボイスが手に入る。これは戦う点において何のパワーアップにもならないのだが欲しくて欲しくてたまらない。
しかも季節のイベントなんかもやってくる。その時にはそのイベント時にしか手に入らないアイテムも出てきて、そのアイテムを手に入れる喜びも感じられる最高のイベントである。
これがハロウィンやクリスマス、お正月に発売1周年など年6回ほどある。
発売されてからしばらく経ってもこのゲームの人気は衰えることがない。
その後は順調にFPSにハマり他のFPSもできるようになった。
アラサーになってFPSにハマらせてくれた最高のゲームだ!

エキサイトバイク / EXCITEBIKE
7

1984年発売、ステージ作成可能なレースゲーム

モトクロスバイクを操り、CPUとレースを行うレースゲームです。
ステージのギミックにより、加速や減速、ジャンプ台や高台、山形の起伏、ウイリーしないと転倒する出っ張り、加速しすぎるとオーバーヒートしてしまうなど、2010年代になってもレースゲームでも見られる多彩なギミックがすでに搭載されています。

相手の前輪へ自分の後輪を当てると転倒させることができます。これは相手の後輪に自分の前輪が当たってしまった場合も同様で、かなりのタイムロスを強いられます。また、運転中にウイリーをしすぎたり、着地に失敗した場合もそれと同様に転倒し、タイムロスをしてしまいます。

本作の大きな特徴でもあるステージエディットは、デフォルトで用意されているギミックを自在に設置することができ、全て減速する残念ステージや、連続でジャンプし続ける爽快なステージ、簡単で気軽にプレイできるものから高難度のステージを制作することも可能で、一人用ゲームでありながら友人にプレイさせるということもできます。

FC版では特別な機器がなければステージの保存はできませんでしたが、バーチャルコンソール版などでは保存ができます。

シンプルに見えかつここまで自由度の高い作品を1980年代に制作していたという、任天堂の技術力には驚かされます。